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2020/02/28 16:42
「最近いつも身体がだるくて・・・」
「最近あんまり意欲も湧かないし、元気がなくて・・・」
「最近やけに物忘れがひどくて・・・」
「なぜか頭がすっきりしないし、ずっとモヤモヤしている」
「すぐにイライラしてしまう」
「以前にも増して髪の毛が抜ける」
「ここ最近、白髪がどんどん増えてきた」
「常に眠い」
他にも寒がりで、むくみ、便秘、弱々しい声になっているなど
最近、「ん?」と思い当たるふしはありませんか?
ひょっとしたら、それ甲状腺が悲鳴をあげているのかも。
これらの症状は他の病気の症状とも似ていることもあり
なかなか確信をついて発見することが難しく、
初見でも見間違われることも多く、
メンタル科を勧められたり、色々な科で診てもらっても
特段問題なかったりなどがあります。
かかりつけ医で甲状腺ホルモンを測ってもらえば、
甲状腺の病気であるかどうか意外と早くわかります。
甲状腺は、のど仏のすぐ下にある蝶が羽を広げたような形をした腺です。
ここから甲状腺ホルモンというホルモンを分泌します。
甲状腺は身体が新陳代謝を行うための動力源のように機能し、
体温や脈拍、エネルギー、胃腸の健康、自律神経、
ホルモンのバランスを調整します。
甲状腺の働きが低下して、血液中の甲状腺ホルモンが不足すると、
様々な症状が出てきます。
それが前述した症状として現れてきます。
また例えば、甲状腺ホルモンの不均衡によって
ミクログリアと呼ばれるこれらの免疫細胞が脳にはありますが、
これは中枢神経系において、脳の免疫担当細胞として、
殺菌・細胞傷害性を示し,死細胞の除去や異物や残骸の除去を行い、
また細胞として脳組織を修復する役割があります。
このミクログリア細胞が、食事やライフスタイルによって
甲状腺が不均衡になって炎症が起こることで、
脳にかなり強力な攻撃を仕掛け、脳にモヤモヤした感覚、
物忘れ、イライラを作り出します。
これは、パーキンソン病、アルツハイマー病、その他の炎症状態などの
障害に関連する同じプロセスです。
こういったことが甲状腺の低下によって起こってしまいます。
これらは遺伝的な側面もありますが、食事、ライフスタイルで
改善できるこも多くあり、また予防や進行を最小限に食い止めることも可能です。
そこで甲状腺サポートしてくれる強力な植物をまとめてみました。
1)ショウガ
ショウガにはジンゲロールという強い殺菌力があり、
また血管を拡張させてくれ血流促進し深部を解熱し、
強い熱をとりさり、身体を保温させて
免疫力向上効果、抗炎症作用があります。
またこれらは甲状腺を安定させ、甲状腺機能低下症(橋本病)や
過活動状態(グレーブ病)のリスクも軽減してくれます。
2)ターメリック
インドでは「聖なる粉」「生命の香辛料」として
知られているこの健康増進の根は、
主にクルクミンというポリフェノール(微量栄養素)は、
抗酸化作用や抗炎症作用、肝臓を保護する作用、美肌など
これらは炎症を低下させるのに役立ち、
甲状腺の免疫系の攻撃を減らします。
3)甘草
さまざまな漢方薬の原料として最も広範に用いられている。
グリチルリチン、ブドウ糖、ショ糖などが含まれる。
甲状腺を酸化的損傷から保護するのを助け、
コルチゾールのレベルを下げてくれます。
4)アシュワガンダ
アーユルヴェーダに使われる伝統的なハーブ。
アダプトゲンに分類されている植物です。
下記は以前に書いた記事で
アダプトゲンについての理解がすすむと思います。
■アダプトゲンという言葉を聞いたことがありますか?
ストレスに対する身体の反応を静めることにより、
ホルモンのバランスを整えます。
炎症と闘い、免疫力を高めるのに役立ちます。
アルカノイド、サポニン、鉄、ミネラルなども豊富に含まれています。
5)ググル
開花するムクルミルラの木の樹脂から作られたアーユルヴェーダのハーブ。
ホルモンのバランスを整え、甲状腺機能を刺激し、
促進する植物ステロールが含まれています。
6)高麗人参
高麗人参に含まれるサポニンは、ストレスに敏感な脳の
視床下部を鎮静してくれます。
ホルモンのバランスをとり、アドレナリンとコルチゾールの過剰な
レベルが体に影響を与えるのを防ぎます。
ホルモンバランスがよく安定すると
甲状腺機能の安定化にも役立ちます。
7)マザーワート
マザーワートは甲状腺の問題や過剰分泌された甲状腺ホルモンによる
不安や過剰刺激を軽減するのに役立つ「神経強壮剤」です。
8)レモンバーム
レモンバームがストレスホルモンであるコルチゾールの
レベルを下げることが示されています。
また神経伝達物質である脳内化学物質である
GABA(ガンマアミノ酪酸)を増加させ、
リラクゼーションを促進し、緊張感や不安感に対抗します。