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2020/03/18 11:08
女性にとって月経前に起こるあらゆるネガティブ症状。
月経前症候群(PMS)。また精神的な面の不調が
非常に強いのが特徴な、
月経前不快気分障害(PMDD)。
これら気分の変動、不安、怒り、体調不良、
鈍痛、ニキビなどの肌荒れなど。
女性ホルモンのバランスが乱れて
ほんとに辛いですよね。
しかもなかなか周囲の理解を得ずらく
生理だからって毎月そう仕事も休めない。
中には日常生活に影響が出てきてしまうほど
症状がきつい人もいます。
そんな女性にとって強い味方になるかもしれないのが
ジインドリルメタン(DIM)と呼ばれる成分です。
最近、アメリカを中心にヘルスケア業界ではこのDIMを摂れ、
DIMを摂れとしきりに叫ばれています。
DIMとは、アブラナ科の野菜(ブロッコリー、キャベツ、ケール、
カリフラワー、芽キャベツ、カブ、クレソンなど)に含まれている
インドール-3-カルビノール(I3C)という成分。
これが胃酸に当たると、化学反応により
ジインドリルメタン(DIM)に変換されるのです。
I3CはDIMの前駆体。
DIMは、腸でI3Cが消化されて代謝されると、
体内で自然に形成されます。
これが女性ホルモンにとても良い影響を与えてくれ
バランスをとってくれる作用があるんです。
・ホルモンバランスの乱れからのにきび、気分の変化
・テストステロン(男性ホルモン)過剰による悪影響
・エストロゲン(女性ホルモン)のバランスをとってくれる
・減量にも役立つ
・潜在的ながん治療
・甲状腺障害
エストロゲン(女性ホルモン)には2種類あります。
・【良いエストロゲン】
2-ヒドロキシエストロン(2-OHE1)
・【悪いエストロゲン】
16-Α-ヒドロキシエストロン、4-ヒドロキシエストロン
悪いエストロゲンが過剰になってしまうと発がん性があり
乳がん、子宮がん、結腸直腸がんの予防、前立腺癌、
またホルモンに関連する病気、
またPMS、にきび、性欲の低下などにも関連しています。
良いエストロゲンである2-OHE1は、
強力な抗酸化物質としても作用し、
フリーラジカルの損傷から身体を保護します。
アブラナ科野菜の活性化合物である
インドール-3-カルビノール(I3C)とDIMが、
エストロゲンを良いエストロゲンである2-OHE1を
産生するように誘導してくれるんです。
またこのエストロゲン代謝産物の比率を調整してくれ、
下記のような方法で身体を保護してくれます。
2011年ジインドリルメタンDIMは甲状腺増殖性疾患患者の
エストロゲン代謝を調節するという研究
発がん性4-OHE1の阻害
癌腫瘍細胞をアポトーシス(自然死)させるよう誘導させる、
そして腫瘍の拡大と複製を防ぎます
ホルモンバランスの乱れからくるニキビは、
良いエストロゲン、悪いエストロゲン、テストステロンの
3者の不均衡からなります。
この悪いエストロゲン過剰は
皮脂形成の増加に影響を及ぼします。
DIMを補うと、悪いエストロゲンになる経路を遮断し
良いエストロゲンとテストステロンを強化してくれ、
これらすべてのバランスを調整してくれます。
またDIMとその前駆体I3Cは、
新しい脂肪細胞の形成である脂肪生成を抑制し、
脂肪の燃焼を刺激してくれます。
2012年The Journal of Nutritional Biochemistryによると
I3Cが肥満や代謝障害、I3Cに対する作用を予防する潜在的な
利点があることを示唆しています。
2017年の研究ではDIMは、USP2活性を標的とすることにより、
前脂肪細胞の脂肪生成を阻害することで高脂肪食による肥満を抑制します
DIMの副作用として
・頭痛
・倦怠感
・物忘れ
・暗い尿(オレンジ色から茶色がかった色)
DIMがエストロゲン代謝産物を中和するために肝臓で働いていて
これらは一般的に体内で溜まっている毒素を出す
デトックス症状にも近いものみたいです。
ジインドリルメタンの使用後に、
皮膚発疹が報告されました。
特に腰と膝の筋肉と関節の痛みが報告されています。
安全性の懸念を考えると、ジインドリルメタンは、
サプリメントとして摂取でき、海外から個人輸入で
仕入れられますが、使用する前に婦人科系のトラブルのケア中である
場合は医者からアドバイスを求めることが重要です。
妊娠中または授乳中の女性は、ジインドリルメタンサプリメントを
服用しないでください。