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2020/04/06 10:32
「テストの日までもう少しだ・・・」
「大事な日までもう少しだ・・・」
このように追い込まれた日々を過ごしたことはありますか?
その時、体調はどうでしたか?
悔いのないようにと多少の無理をしてでも
やろうとしませんでしか?
そう、避けようがない大事な日の為に準備している時期というのは、
刻一刻と迫りくる当日への不安や心配事、プレッシャーを感じた時に
メンタルに大きな負荷がかかっています。
その期間、うまくストレスケアしてあげて、
生活習慣を規則正しく管理しないと、
ストレスはどんどん増大し、日々のメンタルバランスが乱れしまい
思うように自分の本来持っているパフォーマンスが発揮できない状況に
なってしまいます。
大事な日の為の準備中の期間中というのは、
過度なプレッシャーによる神経系の乱れは
メンタルバランスもしかりお肌にも高負荷がかかっています。
にきび、乾癬、湿疹、髪が痩せて細くなってしまうなど、
様々な状態を引き起こす原因となります。
例えばカテコールアミンというホルモンがあるのですが、
これは感情的ストレスが発生すると、身体へ
「おい、ストレスがくるぞ、反応しろ」と放出、伝達されるホルモンです。
研究は、これらのシグナル分子がにきび重症度の増加の原因であることを示しました。
皮脂腺を間接的に悪化させ、皮脂分泌を過剰に、
にきびや吹き出物をもたらすことが示唆されています。
またストレスがかかると脳の視床下部というところからCRHという
ホルモンが分泌されるのですが、このホルモンのシグナルによって
副腎が刺激されます。刺激されたら副腎がどうなるかというと、
ストレスホルモンという名もつくコルチゾールが分泌され、また
男性ホルモンの分泌も多くなってしまうんです。
男性ホルモンが活発になると、皮脂が過剰に分泌し、
毛穴の詰まりや開き、ニキビの原因になってしまいますよね。
またCRHというホルモンが生産されるシステムが
ヒト皮脂腺細胞にも存在していることが分かったとのこと。
つまり、心理的、身体的ストレスは勿論のこと、
皮膚局所におけるストレスがニキビに影響するということが
言われています。
他にも、2017年サウジアラビアでの22歳から24歳までの144人の学生を
対象にした研究では、ストレスレベルの増加はにきびの重症度の増加と
強く相関しており、統計的に有意であることが示されています。
また大事な日の為の準備時期によるストレスは、
簡単に生活習慣を乱してくる。
不眠になったり、食生活が乱れて暴飲暴食してしまったり、
アルコールやたばこ。体内時計がバラバラになったり。
これらもニキビの一因です。
また無意識に行っている癖。
例えば、枝毛を過度に気にしたり、毛を抜いてしまったりなどよくありますが、
お肌の場合、常に鏡でお肌の細かい部分を見て気になり、
皮脂、角栓、コメドなどを必要以上に気にして、
ついつい潰したり、引っ張ったり、過剰にパックしたり。
逆に皮脂バランスやターンオーバーが乱れて
お肌環境を悪化させ、皮膚の出血、毛穴拡張、ニキビ
などの結果をもたらす可能性があります。
またお肌がニキビや吹き出物、肌トラブルが多いと
あまり面と向かって目を合わせて話しをすることも気が引け、
話しの内容が頭に入ってこない、また人目を避けるようになり、
引きこもりがちになるなど対人コミュニケーションにおいて支障が出て、
生活の質(QOL)が下がり、負の感情になりストレスが溜まります。
そしてそのストレスがまたニキビの原因となってしまうなど
負のループ。
これらの根源は退屈、不満、怒り、イライラなどの
ストレスが原因でメンタルの状態としてはネガティブな状態。
実際にニキビのある患者と不安障害の間には重要な関連があり、
ニキビのある人の方が、ない人と比べて
不安感をより感じることが多い。
実際に下記の166人のニキビ患者のメンタルは研究でも
31%がうつ病としてニキビとうつとの心理関係が分かっている。
これほどまでにニキビは心理状態に大きな影響を及ぼします。
にきびをケアする時って、どうしても外用のスキンケアや薬を
すぐに思いつきがちだけど、精神衛生の状態、特に不安について
ケアや管理をすることが非常に大事です。
ストレス管理をうまくして、自分自身の
可能性やパフォーマンスを充分に発揮したい。
ストレスを効果的に逃がす方法としては下記に
まとめています。
よかったら参考にしてみてください。
■無用なストレスを溜めないようにする8つのリスト
頻繁に勉強休憩を取り、定期的に運動するようにしてください。
また繁忙期や重要な日にさしかかってきているなど
ストレスが多くなりそうな場合、落ち着いた気分にさせてくれる予定を
スケジューリングするように時間をかけていくなどして
上手にストレスを管理していきましょう。