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2020/05/12 14:00
あなたは咳(せき)に悩まされたことはありますか?
空気の乾燥、アレルギー、季節の変わり目、ハウスダスト、
ペット、アレルギー、ストレス、風邪、喉の炎症など。
寝る前に、突発的に、いきなり咳が出たりむせたりする時、
あれは本当にびっくりしますよね。
呼吸器系が弱い方は風邪をひくと、
夜通し咳が出て、止まらなくなり、
睡眠にも影響が出てきて免役力も低下し、ストレスも
蓄積されメンタルバランスにも悪影響。
いずれにしても、咳が出るということは、身体が
刺激に対して防御している反応ではあるけど、
身体で炎症を起こしているということでもあります。
そこで、下記に咳や炎症を抑えてくれるものをまとめてみた。
1)クルクミン
アダプトゲンに分類されているウコン。
そのウコンに含まれる主成分で黄色いスパイスの
クルクミンという成分。強力な抗酸化物質で、
抗炎症力、抗菌力が非常に高い成分です。
アダプトゲンとはについては下記にまとめています。
アダプトゲンって何?
風邪や喉の痛み、咳に効果的で、
体内で起こっている炎症しかり関節の炎症など
様々な炎症部位を鎮静化してくれます。
気管支の刺激を抑え、咳の鎮静化を促進してくれます。
また殺菌力も高いのでウイルスや細菌を除去してくれます。
更に粘液の産生を増やしてくれる作用は、
気道や喉に付着している微生物やウイルスを溶かし、
綺麗に洗い流してくれます。
小さじ1/2 のウコンと小さじ1/2の塩を1カップのお湯に混ぜてうがいします
2)生姜
アダプトゲンに分類されている生姜。
抗菌作用、抗炎症作用が高く、のどの痛みや、
乾いた咳や喘息の咳を和らげてくれます。
生姜の抗炎症作用は何世紀にもわたって知られています。
生姜の成分の多くが炎症性サイトカインの産生と
炎症を促進してしまう酵素の活性を
制限することが分かっています。
3)オリーブオイル
オリーブオイルに含まれるヒドロキシチロソールは、
ビタミンCの10倍の抗酸化作用があると言われていて、
美白作用としても有名です。
このヒドロキシチロソールは、抗炎症作用、抗菌作用も高く
咳や喉の炎症を抑えてくれるのにも役立ちます。
家庭にあるもので咳を止める飲み物として、
蜂蜜+すりおろし生姜+ウコン+オリーブオイルを1滴、
ブラックシードオイル1-2敵加え、お湯に混ぜてみましょう。
気道の膜を弛緩させ、喉の痛み、咳を軽減してくれます。
4)緑茶
緑茶にはカテキンが含まれていて、様々なカテキンが
ある中、緑茶にしか含まれていないEGCGという
カテキン界のTOPに君臨する抗酸化作用があり、これは
ビタミンCのビタミンCの約90倍、ビタミンEの約23倍含まれている。
喉の痛み、咳の鎮静に効果的で
イガイガした喉、気道を落ち着かせてくれ、
身体全体の免疫力も高めてくれます。
2014年8月にFrontiers in Microbiologyに掲載された論文では、
抗酸化物質が豊富な緑茶がインフルエンザなどの
ウイルスや細菌の感染から、身体を保護するのにも
役立つ可能性があると結論付けました。
5)ケルセチン
タマネギの苦味成分ケルセチンは抗酸化作用が高く、
(特に皮には白身部分の約7~10倍もの栄養価が含まれていて
皮を良く洗って約10分煮出すだけでいい)
咳、気管支炎、百日咳の他、風邪や喉の痛みを治し、
免疫力を高めます。
2007年の研究では気道の炎症反応を減少させる、マウスのアレルギーによる
呼吸器系の副作用をさらに減少させることがわかりました。
タマネギを細かくみじん切りor
皮で煮出し汁を作ってハチミツとお湯を混ぜた
オニオン&ハチミツドリンクは、
咳や淡、喉の痛み時に効果的な飲み物です。
6)ハチミツ
喉の痛みを和らげ、咳を静めるその力は
古代ギリシャや古代エジプトから使われ、
遥か昔から使われている伝統的な治療法です。
ハチミツの粘りは、喉を滑らかにし、刺激を減らします。
炎症を起こした粘膜を落ち着かせ、
それにより咳反射を促進している刺激を取り除いてくれます。
デキストロメトルファンという(市販の風邪薬)で
見つかった咳抑制剤よりも、夜間の咳や睡眠障害をよりよく
緩和できることがわかりました。
7)プロバイオティックス
腸内の細菌のバランスをとり免疫システムを高め
花粉に対するアレルギーを減らし、
風邪やインフルエンザにかかりにくい抵抗力を高めてくれます。
上気道(鼻、副鼻腔、咽頭、喉頭)の急性感染に
よって引き起こされる炎症に効果的だと示されています
・ヨーグルト
・みそ汁
・キムチ
・納豆
8)ブロッコリー スルフォラフアン
どの野菜よりも非常に多くのビタミンと
ミネラルが含まれています。
ビタミンA、C、E、および他の多くの抗酸化物質と
繊維が詰め込まれています。
ブロッコリーはオレンジよりも
ビタミンCのレベルが約2倍多く、抗菌、抗炎症、
抗酸化作用が優れています。
ブロッコリーに含まれるスルフォラフアンという成分は
気管支拡張を助ける作用があることが分かっており
咳のつらさを和らげるのに効果的とされています。
9)ローズマリー
喉の痛みに効く古典的なハーブ。
どちらも抗菌性と抗ウイルス性で知られています
ローズマリーに含まれるシネオールが粘液を分解し、
炎症を軽減するのに役立つ可能性があることが分かっています。
2013年ドイツの研究「急性気管支炎に苦しむ患者におけるシネオールの有効性」
10)フランキンセンス
昔から炎症性疾患の治療薬として古くから使用されてきました。
咳、気管支充血、喉の痛みを軽減するので、風邪に効果的。
11)カモミール
フラボノイドやテルペノイドと呼ばれる抗酸化物質が含まれていて
抗炎症作用と抗酸化作用の両方を備えており、
穏やかな鎮静剤としても働きます。
睡眠を促進し、細菌や感染症と戦い、
喉の痛み、咳を和らげてくれます。
12)カレンデュラ
強い防腐性と抗菌性があり、
頭痛、喉の痛み、咳、鼻水、鼻づまり、
副鼻腔の痛み、疲労感に効果的。
いかがでしたか?
吸って、吐いてを行う呼吸器系は生きていく上で
非常に大切な器官です。
咳が長引く時は、かかりつけの病院へ診断を
仰ぎましょう。
呼吸器系は普段なるべく通りをよくしておき、
ばい菌を寄せ付けないように、清潔にして、
免疫力を落とさないようにしていきましょう。