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2020/07/13 14:00



人生の目的。あなたは持っていますか?

早期に見つかった人、幸せですね。

自分の人生を充実させるには他人でも、
今いる環境でもなく、自分次第。

人生の目的ってそんな簡単に見つからないし、
別にそんなこと見つける必要もないと言う人もいる。

でももしあれば、それが目標や目的にもなり、
それに邁進していくだけなので、何もないよりかは幾分かは
ラクにはなる。

人生の目的とまではいかなくても、
自分の気持ちに正直になり、
興味のあるもの、好きなものを見つけ、はまっていく。
そこから自分の人生の目的や目標が生まれる。

今の変化の速い時代、「自分はこの為に生まれてきたんだ」と、
そこまで固執することもなく、柔軟に、状況に
応じて変わっていくことも大事かとも思う。

普段、自分の人生の目的とはって考えて
過ごすことはあまりない。

今やっている仕事や取り組んでいる事が
つまらなかったり、うまくいっていない時とかは、
つくづく

「本当にこれが自分のやりたいことなのか?」
「自分は何に向いているんだ?」
「自分は何をやりたいんだろうか?」
「自分の思い描く未来は、ここにいることじゃないんじゃないか?」

このように自問自答する。

こういうことがきっかけで自分の人生や
目的を今一度考えてみて、天職に出会えたり、
新しい自分を発見するヒントになって、
実際に動いてみたら、人生においてかけがえのない人と
出会ったり、思い出ができたり、体験したりするって時が
ありますよね。

だから人生について考えろと
言いたいわけではなく、なければないでそれはそれ。
目的探しありきじゃ逆に見つからない。
なくても別に誰も困らない。
全て自分次第。


でも、こんな研究もある。

2017年、アメリカのノースウェスタン大学ファインバーグ医科大学の
研究によると、825人の非認知症の
高齢者(アフリカ系アメリカ人、白人)の
人生の目的と睡眠の質との関連についての研究を行った。


睡眠の質と睡眠時無呼吸、むずむず脚症候群(RLS)、
レム行動障害(RBD)の症状を評価する32項目の
アンケートに回答しました。

結果
生きる目的のレベルが高いほど、睡眠の質が向上し、
睡眠時無呼吸のリスクが低くなり、RLSの症状が軽減されました。


これらの調査結果は、高齢者の生きる意味と
目的のレベルが高いほど睡眠の質が向上し、
睡眠時無呼吸とRLSの症状を予防するという
仮説を支持しています。


結論
人生に目的を持つということが、
睡眠障害を含むメンタルバランスを
保護できることを示しています。

「過去に何をしたか、将来何をしたいかを考えることは気分が良い」、
「人生をボーっと過ごしフラフラする人もいるけど、私はそれらの1人ではない」
などの項目を1から5段階のスコアで得点化し、
これらスコアが高いほど人生の目的が高いことを示している。

人生の目的は、ポジティブな心理的幸福の
主な要因の1つであり、幸福度や生活の質にも
影響しているとの結果が出ている。

2017年ノースウェスタン大学ファインバーグ医学部神経学科
アーレナー・D・ターナー氏による
「高齢者の人生の目的は睡眠障害の減少に関連しているか」の研究より


他にも、2014年のユニバーシティカレッジ・ロンドンの
アンドリュー・ステップト教授による研究では

目的意識と物事や自分自身の人生を自分で
コントロールしているという感覚であるコントロール感、
そしてやりがいのある価値感を伴う幸福感が最も高い人々は、
8年半の追跡期間中に、死亡する可能性が30%低くなった。

ユニバーシティカレッジ・ロンドン
アンドリューステップトー氏による
「主観的な幸福、健康、老化」の研究より



Journal of Research in Personalityに掲載された
2016年のパトリック氏による研究では、

目的意識を感じた人は、自分の人生に意味が
ないように感じる人よりも、多くの富を
蓄積している(収入と純資産が大きいこと)ことが
わかりました。

カナダのカールトン大学 パトリック・L・ ヒル氏
「目的意識がより大きな収入と純資産になる」という研究



これらにあるように、人生の目的と意味を見つけることは
時間の無駄には決してならないということも理解できる。


もし人生の目的や意味について、ちょっと
考えてもいいかなって思ったならば、
このまま読み進めてくださいね。


1)時間、お金、またはスキルを寄付する




他の人の為に、利他の精神、見返りを求めず、
何か親切なことをすることで、人の役に立ち、
自己肯定感が上がり、自分の人生への意味が
ふと現れてくることがある。

ボランティア活動まではいかなくても、
週末、身近な人へマッサージをしてあげたり、
両親へディナーを作ってあげたりなど、小さなことでいい。



2)フィードバックをもらう



自分のことは自分が一番良く
分かっていると思っていると大間違い。

近すぎるから見えないことだって
山のようにある。

友人、恋人、両親、家族など自分に
近しい人へ聞いてみよう。

意外にも、人生の目的ってもう自分が
既に持っていたもの、やっていたことの中に
あったってこともあるから。

自分では気づかなったこと、無意識にやっていたこと、
性格なども含めて、他人は気づいていたし
知っていたってこと。
「ほんとに?へぇー気付かなかった。自分ってそんなことあるんだね」
よくありますよね。何かひらめくかも。



3)目的を持っている人と付き合う




ネガティブ、不平不満、愚痴、目的意識がない人、
道徳観が歪んでいる人、良心が欠如している人など
自分の人生にとって有害となる可能性があるので
でできれば避けること。

ポジティブな人の集まりというと、
どうも意識高い系のネットワークビジネスも
暑苦しいし、しんどい。

静かな闘志や思いでも、内側に持っているものに
秘めたるものに何か感じるものを持っている人や
そういう人と絡んでいれば、自分にも良い刺激になったり、
何か新しい自分を発見したり、人生の目的に、
インスピレーションを得られる可能性も高い。



4)新しいコミュニティーへ



新しいコミュニティーに飛び込んでみること。
普段の自分の近しいコミュニティーで当たり前のように使い、
飛び交っている用語や暗黙知、共通知が全く通じないような場所へ。

普段の言語が通じないからぎこちなくもなるけど
そのぎこちなさを感じることこそが、
非常に刺激になっているということ。

知らなかった場所へ行くことで、
入ってくる情報も新鮮だし、今まで行かなかった
場所へ行く訳だから、当然今まで出会えなかった人とも
出会うことになる。こういうことが人生の目的を
見つける為の重要なキーとなることだってある。



5)情報発信をしてみる



自分の興味のあること、人と対面でお話しする時に
興味深く話していること、現在取り組んでいることなど
なんでもいい。

インスタ、フェイスブック、LINEのタイムライン投稿、
ブログなど、なんでもいいのでとにかく
発信することを習慣にしてみること。

相手からいいね!などなくてもいい。
そして投稿を振り返り、投稿の傾向を知ることで、
「あっ、自分ってこんかことに興味があるのか」
「こういうのばっかアップしてる」ってのが分かる。

意外とそういうところに
目的や意味があったりする。

いいね!などつけばより分かりやすい。
「意外にこういうのって反応するんだ」とか分かるから
それを深く掘っていくことで、色々と見えてきたりする。



6)好きなことから




人生の目的や意味は、興味のあること、
人よりもうまくこなせること、
努力と思わず、自分なりにコツコツできること、
ライフワークに組み込んでいけるものなど、
自分の好きな範囲、興味のある範囲から見つかることが多い
自分を棚卸ししてみる。音楽、映画、漫画、舞台、
芸術、スポーツなんでもいい。
自分の存在意義が、足元に転がっているかも。




いかがでしたか?

目的ってそう簡単に見つからないし、
目的を探すこと自体が目的になっても、別に構わない。
だって、それでかけがえのないものが
見つかるかもしれないから。

目的は必ず見つけなきゃと思うこともなければ
焦る必要なんて論外。

目的のために人は人生を生きているわけじゃない。
でもたまには、目的の為に生きてみても、
それはそれで構わない。

全ては自分次第。
結局は、自分に正直に、自分らしくいること。


今、日常が退屈で、人生に充実感やハリがなく、
何かが不足している、このままじゃつまらないと
感じているならばいい機会。

少し立ち止まってみて、
ここまで来た道のりを振り返り、
新たな自分を発見することに、1歩踏み出し、
動いてみるのもいいんじゃないでしょうか。

Good virtues グッドバーチューズ