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2020/08/03 14:00
「最近どうも疲労が半端ない・・・」
「スタミナがほんとない・・・」
「心労がひどい。ドッと疲れが来る・・・」
今日はこのような悩みの方へ。
小さな子供って、なんであんなに体力があるんだろう。
ずっとしゃべって、すっと走ってません?(笑)
無尽蔵とはまさにこのこと。
若い時っていうのは、ミトコンドリアが錆び付くのが
保護されているんですが、年齢を重ねるごとにこのミトコンドリアの
保護力っていうのが弱まってきて、劣化、破壊されていく。
ミトコンドリアって何かという、
細胞の中のミトコンドリアがエネルギー、
スタミナを作ってくれる発電所になります。
この発電所で、ATPというエネルギーが作られる。
これがスタミナ=エネルギー=燃料=ガソリンになる。
生命活動の源。
このミトコンドリアという
最新設備の整ったミトコンドリアという名の
”発電所”がしっかりと機能していないと、
一気に人間は省エネモードの身体になる。
ATPは、すべての生活機能を動かす
細胞エネルギーの少なくとも95%を
提供していると言われています。
脳、心臓、筋肉、臓器などあらゆる個所に
このATPという燃料を必要としています。
ミトコンドリアの機能の低下にみられる障害は
エネルギーをたくさん使う個所がもっとも影響を受けやすく、
心臓血管組織、脳ニューロンが最も
影響を受けやすいと言われています。
脳は、ATPの燃料によって思考、記憶、
認知機能を健康に保っています。
脳内でATPが不足すると、
集中力もなくなり、考えることが億劫になり、
疲れてストレスになり、そのうち脳は何も
考えることができなくなってしまいます。
ATP不足によって、神経伝達物質(ドーパミンなど)の量が減少し、
まったくやる気が起きない、モチベ低下など、
うつ状態に。
実際にうつ病患者ではこのATPが健康な人よりも
低下していることも分かっています。
心臓っていうのは1つの塊り、単体であるわけではなく、
細胞が密集しています。これら心臓細胞は
心臓を動かすために、1日に体重と同じくらいの
エネルギー源、ATPを産生、消費していると言われています。
細胞内のミトコンドリアの機能が高ければ高いほど、
ATPもガンガン作れるので、全体的に非常に調子の良い、
若くて、心身共に健康な状態です。
しかし年齢とともに、ミトコンドリアの数と機能は
大幅に減少していきます。
その結果として、加齢が加速し、認知機能、
代謝、お肌、免疫力、神経、生殖、
心臓血管など、これらの健康がどんどん低下していきます。
なので、「これは自然な老化現象だから」と放置していては
ますます悪化の一途をたどり、未来はない。
しっかりとミトコンドリアやエネルギー生成経路を
サポートする栄養素を体に積極的に供給することが
大事になってきます。
このミトコンドリアは、フリーラジカルに非常に弱い性質を
持っています。このフリーラジカルや活性酸素というは細胞を
錆び付かせ、劣化させていきます。
このフリーラジカル、活性酸素は「老化」の原因とされ、
抗酸化作用やアンチエイジングとは元々、
このようにフリーラジカル、活性酸素による
細胞の錆び付きから守ることを主に意味しています。
ミトコンドリア自体には、この錆び付きから守る
特性を持っていない。だから攻撃を受けやすい。
防御する武器を持ちあわせていないから、野ざらし状態。
どんどん劣化していきます。劣化するとATPの生産量が減るから
全ての生命活動の機能が低速化していきます。
だからこのミトコンドリアはなんとか錆び付かないよう、
他の様々な栄養素により、守ってもらっています。
しかし高脂肪高カロリー食、不規則な生活習慣、
運動不足、栄養を鑑みない食事、慢性ストレスなどが原因で
どんどんミトコンドリアは傷つき、破壊されていきます。
■ピロロキノリンキノン(PQQ)とは
近年のコロナウィルスによって、免疫力や
メンタルヘルス、ストレス分野は
どんどんニーズが高まってきており、
そんな中、ピロロキノリンキノン(PQQ)という強力な
抗酸化物質もどんどん注目されてきています。
なぜならこの強力なアンチエイジング成分というのは、
強力なフリーラジカル消去能力を持っていることはもちろん、
新しいミトコンドリアの成長をサポートしたり、
新しいミトコンドリアの成長を誘導する遺伝子を
活性化するなど、ミトコンドリアという絶対的に
死守しないといけない動力源にアプローチしているから。
2012年の大規模な研究の進歩により、
ピロロキノリンキノン(PQQ)が、ミトコンドリアの生合成を
誘導する遺伝子を活性化することが明らかになりました。
PQQってミトコンドリアという大規模な発電所を
盾のように守り、古い発電所は、内部の錆びた
機械や配線やらを綺麗にしてアップデートしてくれ、
内装外装をピッカピカにしてフルメンテしてくれる。
そしてまた再び稼働できるようにサポートしてくれる。
ボロボロの古びた一軒家をリフォームしてくれる感じ。
更に、発電所も新しく建設してくれる。
そして更に、これまで以前から発電所の建設にも絡んでいた
遺伝子、まー言えば強力会社とでも言おうか、
この建設に携わる建設作業員の士気も更に
高めてくれるという。
PQQはミトコンドリアの保護、生産、修復し、
ミトコンドリア生産に関係する他の遺伝子も活性化してくれる。
それによって、ATPという燃料を
ガンガン作り出せるようになり、酸化ストレスから体を守る。
PQQってフリーラジカルでも特に強力といわれている2つ、
スーパーオキシドと、ヒドロキシラジカル。
この2つを見事に中和してくれることに、
特に効果的であることが証明されています。
1997年の三菱ガス化学株式会社による研究
またカリフォルニア大学デイビス校で実施された研究によると、
PQQはミトコンドリアのエネルギー生産を維持するのに、
ビタミンCなどの他の抗酸化化合物よりも
30〜5,000倍効果的と言われています。
またPQQと同等のミトコンドリア保護効果を得るには、
これらの他の化合物の100万倍以上の時間がかかります。
PQQによって
・脳機能、注意力、作業記憶力の低下を防ぐ。
実際に2016年慶応大学の研究では、前頭前野の脳血流が増加し、
PQQが高齢者の脳機能、特に注意力とワーキングメモリの
低下を防止できることを下記研究でも示唆しています。
・炎症の低下
2016年カリフォルニア大学の研究では、
全身性炎症のマーカーであるCRP(C反応性タンパク質)を
低下させることで、身体の炎症を低下させることが分かったと示唆
他にも中国の南通大学では関節リウマチの
進行を遅らせることも示されています。
身体からPQQが減少してしまうと、
体の免疫機能に複数の欠陥が生じます。
脳の認知機能、健康な心臓、神経、糖尿病、お肌の水分保持、
心不全、血管など、ほとんどすべての
老化現象に影響しています。
さて、ここで、このPQQはどんなものから摂取できるのか
というと、幸いなことに食品やサプリから摂取できます。
どんな食品かというと、
下記100mgに含有のPQQ量として
Science Directピロロキノリンキノンより引用
また他にもPQQはコエンザイムQ10という
抗酸化成分との組み合わせが、
特に最強タッグらしく、コエンザイムQ10はミトコンドリアの
老化をブロックしてくれます。
この2つの連携によってミトコンドリアを
フリーラジカルの攻撃から保護し、発電所をなるべく
老朽化させないように頑丈に守ってくれ、
新しいミトコンドリアを作成してくれるということです。
コエンザイムQ10が摂取できるものとしては下記、
・レバー
・豚肉、牛肉、鶏肉
・魚:マス、ニシン、サバ、イワシ
・野菜:ほうれん草、カリフラワー、ブロッコリー
・果物:オレンジとイチゴ
・マメ科植物:大豆、レンズ豆、ピーナッツ
・ナッツと種子:ゴマ、ピスタチオ
・油:大豆油とキャノーラ油
いかがでしたか?
これら知り、少しづつ実際に食生活に落とし込んで
いければ、効率的に若さを取り戻せますし、スタミナも
向上し、疲労の蓄積も軽減され、メンタルも安定し、
集中力も向上し、モチベも高まり、新しいことに
挑戦する勇気も出てきます。
今は少しでも、エネルギーである動力源:発電所に
気を配る生活を心がければ、
長い目でみれば大きな差となって現れ、
いつまでも若々しく、美しく、健康で、
いられるようになります。