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2020/09/09 14:00
今年はコロナもあり遠出もできない。
暑いわ、コロナだわ、台風はでかいわ・・・
予定がないとずっと家に籠っている人も多いのでは。
そうなるとクーラーの部屋でずっと過ごすことになるので
外の気温に一向に慣れません。
暑さに対応できる身体を(暑熱順化(しょねつじゅんか)と言って、
効率よく身体に溜まった熱を放熱することができ、
暑さに順応していない人と比べて、同じ温度でも
出る汗の量が変わり、多くの汗がかけるようになります。
これは外で運動をするとか、暑いお風呂に入るとか、
冷房を消すなどで、外の温度にできるだけ近くなるようにします。
(もちろん水分補給は基本です)
またクーラーの部屋で籠っていると、外との気温差があり、
より一層暑く感じる。この気温差で、
自律神経が「?」と混乱してしまいます。
それによりイライラや些細な事でブチ切れやすく、
また気分が落ち込んだりのアップダウンが激しくなり、
更に倦怠感とモチベも低下し、メンタルバランス、
ホルモンバランスがどんどん乱れてきます。
あなたは外へ出ています?
外の新鮮な空気を吸ってます?
しっかりと太陽を浴びてますか?
外にちなんで、今日は「自然」について。
あなたは最近「自然」を感じてますか?
自然がストレスの多い脳を癒すことができることは
ご存じかと思います。
身体的、精神的に健康になることは、
様々な研究で実証されています。
自然が体と心のバランスを整えてくれ、
不安や緊張、ストレスなど神経の高ぶりを
鎮静化させ、健康に、シャープに
回復させてくれるという考えを海外では
「ビタミンN」と呼ばれています。NはNatureのNですね。
1)気分を改善しストレスを打ち消す
1.全米科学アカデミーの議事録で発表された研究によると、
自然環境の中を90分間歩くと、自然ではなく
都市を90分間歩いたグループと比較して、
不安や強迫的な心配のレベルが劇的に
低くなると示唆しております。
亜前頭前野皮質という脳の部分がある。
ここは悲しみ、心配、不安、うつ病など全てと関係していて、
脳のこの部分への血流が増加しているんだって。
でも自然の中を歩くことで、それを不活性化
することを発見したんだって。
2.上記とは全く別の研究になるのですが、
木、芝生、森林、植物などは緑の空間と定義し、
青い空間(水、海、湖、海岸、川沿い)の可視性の
レベルが高いことは、不安などの心理的苦痛の
レベルが低いことと関連していることを発見しました。
たくさんの水を見ることができる人ほど、
精神的な健康問題が減少することがわかりました。
3.またアメリカのアラバマ大学の研究によると
公園でわずか20分間過ごすだけで生活満足度のスコアが
64%も向上し、これは幸福感にも繋がると推奨されています。
4.また別の研究では、2019年エクセター大学の2万人のイギリス人を
対象にした研究で、1週間に120分以上自然の中で
過ごした人は、自然に行かない人と比べて、
健康でより幸福感が強いことがわかった。
5.2019年の調査 ミシガン州アナーバーの近くに住む
アメリカ人に対する20分間の自然によるストレスの
影響を調べました。研究者たちは、自然環境でわずか20分後、
参加者のコルチゾール(コルチゾールは別名ストレスホルモンと呼ばれていて
ストレスを感じた際に副腎から分泌されるホルモン)レベルが
低下したことを示しました。
6.2016年のオーストラリアの研究では、
1,500人を超えるオーストラリア人が、
緑地の時間とうつ病、高血圧の割合を比較しました。
毎週30分以上屋外の緑地を訪れた場合、
うつ病の人口率を7%、高血圧率を9%
下げることができると結論付けました。
つまり自然で遊ぶだけで、30分で高血圧と
うつ病のリスクを下げられるのに役に立つってこと。
7.2015年のスタンフォード大学の研究では、
自然を90分間の歩行するグループと都市を
90分間歩行するグループに分けて、
思考と脳の状態を調べた。
スタンフォード大学周辺の緑地を90分間歩くか、
近くの都市の賑やかな通りを歩いた実験。
散歩を終えた後、緑地を90分間歩いたグループは
反芻思考(同じ悩みをグルグルさせる思考)のレベルが
大幅に低下したと示唆した。
2)創造性を刺激
2012年のアメリカのカンザス大学で行われた研究によると、
テクノロジーを利用できない4日間の荒野でのハイキングの後、
参加者は創造性と問題解決のテストで
50%高いスコアを記録したとのこと。
問題解決スキルは、目の前のことにとりかかる集中力と、
脅威や危機察知する時に使用する脳と同じ領域に
由来すると考えられています。
これらの科学者は、創造的に考える私たちの能力が、
デジタルと屋内の生活の絶え間ない刺激によって
圧倒されている可能性があることを懸念しています。
3)免疫システムを改善する
自然の中を歩くと、ナチュラルキラー細胞の
活動が高まる形で免疫機能が改善されることがわかっています。
ナチュラルキラー細胞は、細菌やウイルスの侵入に
対する私たちの体の武器です。
2010年の日本医科大学での研究では、
ナチュラルキラーセルの活動は、
3日間の森への旅行の後、最大30日間増加しました。
いかがでしたか?
暑くて、コロナで自宅に引きこもりがちですが、
休みの日はたまには近くの公園、緑の多い場所、
川沿い、海や海岸線などに出かけてみては。
20分間外に出て、リラックスし、ただ歩くこと。
特に何か考えこんだり、現在の悩みを考える
必要はありません。ただただ呼吸を合わせて、
腕をしっかりと前後にふり、大地を踏みしめて歩くこと。
時間の余裕があれば20分から30分、
40分と徐々に上げていき
120分を目安にしてください。
続けるコツは「1%の改善」を意識して行うことで
継続する力である継続筋がついてきます。
どうやって継続筋を付けていくのかという
具体的な継続筋の付け方は、下記に詳細を記しております。
■自分を改善するのに必要な4つのこと