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2020/10/06 14:00
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あなたが持っている「恥」という感情は、
どのような時に現れますか?
今日はこの恥について。
何を恥るかという感情は、もちろん個人差があります。
この恥によって、
自分は能力が足りない、不足している。
自分には価値がないと感じさせる、自己肯定感を
下げたり、自信がなくなったりすることもあり、
ネガティブな独り言で自分を罵倒したり、傷つけたりする。
またこのような感情を隠そうとして何かへの依存症や
摂食障害に走ってしまうリスクも上がります。
この恥じるという感情は、なぜ備わっているのか。
それは、テキサス大学のKristin Neff博士曰く、
人間は、自分の欠陥や弱点を他の人に見えないようにする、
隠そうとして、進化してきました。
他者からこれらの欠陥を知られることで、
グループから追い出されることもあるから。昔の人にとって
グループから追い出されてしまうことは、それは進化的に言えば
死を意味するからとのこと。
進化の過程で形成された感情であり、
DNAに組み込まれるよう設計されていて、
人間にデフォルトで備わっています。
恥というのは、単に恥ずかしいという
気持ちのものではありません。それよりも根が深く、
自尊心、感情が深く傷つけられたような感覚で
トラウマやPTSDとなるリスクもはらんでいます。
プライドをズタズタにされるような感じ、
悲しみや怒り、無力感にも繋がります。
自分自身について非常に否定的になり、
見る世界がどんどん小さくなっていきます。
この恥という感情をまったくゼロに
することはできませんが、少なくすることはできるし
対策はある。
1)恥の起源を理解する
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「この恥はどこから来たのか?」
「どのように始まったのか?」
「なぜこの恥は自分に永続しているのか?」
「今の自分の考えにどのように影響を与えている?」
「どういう考えをしている時に現れるか?」
恥がどこからきたのかを理解するために自問してみること。
恥の引き金を認識する。
痛みを伴うけど、表面化するあらゆる感情を
自分で感じるようにする必要がある。
それらを避けようとしたり、隠したり、それらについて
考えないようにすると、感情を閉じ込めて、
行き詰まりを感じ、回避対処(■回避行動がストレスを生む)をとるように
なってしまう。
恥という嫌な感情に没頭するということではなく、
客観視する。
恥という感情と心理的な距離をとること。
自分の経験を観察し、研究し、どうやってこの恥という
感情に至ったのか、調査する。
2)ビジョンの作成
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自分が見ているビジョンを明確にすること。
このビジョンに毎日焦点を合わせる。
自分のビジョンを紙に書いて定期的に見る癖をつける。
ビジョンボードを作成することで、
ビジョンに毎日焦点を合わせ、考えや行動も
そのビジョンに合わせることができる。
このエクササイズは、より良い自己を発見し、
それに向けて取り組むのに役立ちます。
カリフォルニア州ドミニカン大学の
心理学教授であるゲイルマシューズ博士は、267人の参加者とともに
目標設定に関する研究を行いました。目標を書き留めるだけで
目標を達成する可能性が42%高いことが研究で発見されました。
3)自分を思いやる
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自分を愛して、自分に優しく(甘くなれという意味ではない)、
思いやりを構築する演習の1つは、恥を感じる感覚が、
体のどこに現れるかを見つけることです。
胃、あるいは全身のしびれや痛みなど
人によってそれぞれ。次に、その個所または
心臓の上に手を置き、エネルギーを確認しながら、
自分に慰めを向けます。
怪しくバカらしく感じるかもしれませんが、
これには科学的な根拠があります。
自己批判や恥というのは、身体が脅威や不安を
感じてしまい、ストレスを負った際に
分泌されるホルモンで、コルチゾールという
ストレスホルモンが上昇してしまいます。
心に手を置いて、優しいことをやさしい声で
自分にかけてあげることで、
コルチゾール値が下がり、オキシトシンやオピオイドという
リラックス、緩和、鎮痛ホルモンが分泌されるから。
「傷つけてごめんね」、
「自分が思っているよりひどくないから大丈夫だよ」、
「人間だもの。間違いを犯すことあるよ」、
「何を感じても、自分は自分だから大丈夫だよ」
4)決定をくだす
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2)のビジョンを作成に通じますが、
現在地を把握し、何があってもビジョンに
向かって移動することを決定し、決断し、誓うこと。
そして移動中は常にスムーズに進むとは限らないため、
紆余曲折あるもんだと認識しておき、
何でも処理できる、いつでも方向転換が
可能であるということを認識しておくこと。
恥と恐怖はしばしば密接に関係しています。
恥は何も怖いものではなく、自信や尊厳を
傷つけるものではない。
恥を理解すると、潜んでいるかもしれないさまざまな
恐怖に気づきます。
恐れていることについて正直になること。
恐れをひたすら書きとどめ、それを破って粉々して燃やすなり、
ゴミ箱に捨てるなりしてもいい。リリースする。
自分のこの恐れは真実ではなく、
心の断片にすぎず、勝手に想像したものだ
ということに気づく。
5)高い目的を見つける
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志を大きく、おそらくは愛する人に影響を与えるような
高い目的を見つけます。より高い目的を見つけたら、
前進し、それを実現するための行動を起こしてください。
6)心を開く
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恥というのは、隠し、自己否定、ネガティブな
独り言、自信やモチベ、自己肯定感を下げたり、また
他人との交流を断ち、内側へとこもり、他人を批判したりする。
閉鎖的になる。
恥に抗うことなく、恥を受け入れ、承認し、
心を開き始める勇気をもつこと。
恥によるネガティブな思考にどっぷりとハマる、
閉鎖的である自分に気づいた場合は、心を開く、
オープンマインド、オープンハートに。
いかがでしたか?
恥によるネガティブな感情や思考習慣が
増幅する前に、これらを少し頭の片隅に入れて
置いてください。