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2020/11/25 14:00




あなたは自分の思い描く未来、理想の姿、
描けているでしょうか。

単なる願望や理想をぼんやりと想像し、
思い浮かべること、それはそれで
心地が良いものです。

ただ単なる願望、夢をそのまま叶わぬものとして
深層でブロックされているなら問題です。

思い描く未来の姿を単に儚い想像や夢で
終わらせるのではなく、

しっかりと実現するための燃料として利用すれば、
少しは理想に近づける可能性が高くなるのでは。


そこで、燃料として利用するためのステップとして



1)理想と現実の比較



1:実現したい願望、夢、未来の理想の姿
2:その夢に関連するあなたが今いる場所の現実

自分が行きたい場所と現在地を比較し
ギャップを認識する。

当たり前だけど、行動を起こさない限り、
行きたい場所にたどり着くことはないから。

そのギャップを認識し、理解することは
次の行動の必要性を促進する。

ここで重要になってくることとして、

・実現可能であるということ

自分の思い描いた未来は、達成可能であると
感じられなければ、現れる障害物、停滞時、壁を
ブレイクスルーできず、離脱するリスクが高まるだけだから。

・この現在値との比較をすること、
ギャップを理解することが、モチベーションとなって
行動を後押し、促進してくれる源になってくれているということ。



2)障害のシュミレーション



理想の未来の自分へスムーズに進むことはほとんどなく、
途中で障害が立ちはだかります。

その障害である事実に怒り、悲しみ、
冷静な判断ができなくなってしまうということが
起こらないようにするためにも、

その目の前の障害である事実を把握し、
それを受け入れて、それをどのように
突破するか、扱うかを理解しておく。

障害にぶつかった場合の振る舞い方、
対応の仕方、実行することについて、

具体的なアクションプランを練っておく。
事前のシュミレーション。

・道中、目的地を拒む障害物は何?棚卸し。ブレストする。

・障害物に邪魔された場合どうするか、何をするかについての計画を作成する

プロセスを考えておき、実際に遭遇した時に、
何をすべきかを「事前に決定」しておく。

どう考えても、その障害物と出くわすと
道が閉ざされてしまったり、ブレイクスルーできないような
絶対絶命の障害物については把握はしておくけど、
不安や心配、恐怖で押しつぶされないこと。

それらが自分のコントロール外にあり、
コントロール不可なことなら、

余計な心配をすることが、
エネルギーを無駄に消耗するだけであり、
まったく価値がないということを、
自分自身に言い聞かせる。


行動する前に、最悪の状況で深く思い悩み、
不安に陥り、メンタルがブロックされずに
動けないという状態になってしまうから。


人生の目標は、恐れなしに生きることではなく、
その恐れを認め、それでも自分の夢を追求すること。


ここまでの一連の流れは、
理想や夢を現実にするための科学的に検証された演習として
WOOPという思考のフレームワークの
理解を促進してくれます。

WOOPフレームワークには、次の4つの頭文字です。

1:Wish(願望)
2:Outcome(成果=得られるもの)
3:Obstacles(障害=妨げるもの)
4:Plans(計画)




1)Wish:ウィッシュを作成する

・人生の理想の姿は?どうなっていたい?
何ができるようになっていたい?
エキサイティングで、やりがいがあり、
”実現可能だと感じるもの”を考えてください。

・簡潔に説明してください。


2)結果を想像する

この願いを叶えた結果、あなたが体験できる最大のメリットは何ですか?
明確かつ具体的に。


3)障害物を特定する

・理想の実現を妨げる要因、障害物は何ですか?

外的な要因、内的な要因がある。
外的要因は、目の前を立ちはだかる障害物や壁。
内的要因とは、やりたくない、
やるのがだるい、やれないと思う要因、心理的ブロックの要因や
トリガー(引き金)。

・思いつく限り、書いていき、どんどん棚卸していく。

・そして起こる可能性であったり、障害物の重要性、危険性など、
自分の中で優先順位を付けていきます。


4)アクションプランの作成

進路を妨害された時、あなたは何をする?
各障害物について、具体的な行動計画を立てる。

「Aという障害物には、こういう行動をする」
「Bという障害物には、こういう行動をする」

各障害物に対して「最も効果的な経路」を考えおく。

いずれにしても想定外のことは得てして起こるもの。
その時はその時になって考えるしかないという行動をとる。


5)行動を起こす

実際に行動を起こす。挑戦する。



このWOOPというフレームワークは、
人生のあらゆる分野の目標に適用でき、
目標の大小問わずに使える。

フィットネス習慣の構築

理想:週3回運動する
結果:健康的な身体とメンタル。自信と前向きな思考。
障害:仕事で疲れているから行きたくない。
計画:夕方頃に軽食を食べる。また、ジムに服を持って仕事に行くと、
家に帰らずにジムに直行できる。


休暇の過ごし方

理想:休暇を楽しみつつも回復に努める
結果:エネルギーが充電され、活力、モチベ、やる気、集中力が高まる
障害:スマホで仕事のメールをチェック、SNSやネットニュースをスクロール
計画:時間を決めてスマホをオフにし、デジタルデトックスをする



これで思い描く理想の未来に向けて
進みやすくなったことが分かっとしても

やはり肝心なのは、
目標や理想を実現する為には、
「継続力」と「始めの一歩」というのが
とても重要になってくる。

この2つがうまく稼働しないと、
いくらフレームワークを理解したところで
離脱していく。

ではどうやってこれらを高めていけばいいのか。



継続力は筋肉と同じ。
鍛えれば鍛えるほど付いてくる。
まずは1%だけでいいから問題に取り組むための
アクションを踏み出しみること。

その時に一気に大きなことを
解決するアクションをしようと思わないこと。
まずは立ち上がりが大事だから1%だけでいい。

すぐに、短期間で、大きく変えようと思っても
それは不可能です。そんな魔法はありません。

1%のカイゼンで小さな1歩を踏み出し
大きな1歩へと弾みをつけること。

■自分を改善するのに必要な4つのこと(過去記事)
(別のウィンドウで開きます)



次に「始めの一歩」です。


以外と見落とされているのが、
「最初の1歩」の重要性。


本当に猛烈なエネルギーが必要とされる、
難しい最初の1歩、開始を疎かにしないこと。

■モチベーションをつ維持させる方法(過去記事)
(別のウィンドウで開きます)



簡単に1歩が出る環境を
作ることを意識すること。

どうやって1歩出やすくするか。


例えば、朝起きたら寝床のすぐ隣にラン用の
トレーニーングウェアを置いておいたり、
ラン用のTシャツを着て寝る、

他にも語学の勉強なら本は閉じずに、
開いたままにして、いつでも座ると
それが見えるようにしておいたり、

オンライン英会話レッスンなら、
終了した直後、その場で
次の予約を即座に入れるようにするなど。

実際に開始する前の動作が多ければ多いほど
その間に「今日はやっぱ、やーめた」ってなる。

だから開始前行動を減らしておく。

事前にその芽を摘んでおく。
開始する前の小さな段取りを省略しておくと、

意思やモチベが挟む余地のない
1歩を簡単に踏み出せるような環境を整備しておくこと。


その方法は
下記の過去記事に記載しています。

■小さな報酬で習慣化させる方法(過去記事)
(別のウィンドウで開きます)




いかがでしたか?

人生はそう思い通りにはいかないし、
完璧な計画なんてありえません。

だからこそ難しいし、挑戦しがいや
やりがいがあります。

トライし続けることで
きっとまた何かが見えてくるはず。




おあとがよろしいようで。
今日はここまで。
おしまい。

















Good virtues グッドバーチューズ