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2020/12/16 14:00
あなたは、自己敗北した行動を
とっていませんか?
それによってメンタルを悪化させていませんか?
どういうことか?
自己敗北的な行動とは、
自分で設定した目標から、自己破壊的に、
あなたをそらす行動をとってしまうことを言います。
簡単にいうと、自己妨害行為。
・薬物やアルコールの乱用
・過食
・過剰支出
・健康なこと、運動を避ける
・怠慢
・先延ばし
・社会的撤退/疎外
・自分と他人を比較する
・完璧主義
・ネガティブセルフトーク、自己批判
・助けを求めることができない、または拒否する
・自己罪悪感と自分を無価値に感じる
どうして、目標が遠ざかってしまうこと、
自分でも望まないことを衝動的にやってしまうのか。
なぜ自分を妨害してしまうのか。
不適応な行動をとってしまうのか。
自己妨害とは、人生で最も望むものから
私達を遠ざける行動や思考。
自己妨害の根源にあるのは、
低い自尊心、否定的な自己批判、
否定的な感情にあり、
それらによって、生じる失敗によって
また更に自分を卑下、批判するサイクルで、
継続的に強化されていきます。
つらいことや大事なことから
逃げてしまう行動をとる。
その辛さや悲惨さを紛らわし、
和らげようと、慰めを求めて行動する
誤った対処戦略。
いつからこのような
自己防衛の方法を覚えたのかは定かではなく、
いえることは過去にそうすることで
眼前の辛さや苦しみから逃れてきた経験があり、
それがあなたの思考習慣としてこびりつき、
残っているから。
この自己敗北行動は、
自信と自尊心を低下に大きく関わっていると
されていて、
やりたいことをやろうとして失敗するたびに、
あなたは「それができない」、
または「もうすべきではない」と
自分自身に証明していることにつながる。
否定的な習慣で自分の努力が
弱体化させられているとき、
これら自己敗北的な行動は、
心理的な自傷行為と見なされています。
目標達成の成功の可能性を
閉ざしてしまう否定的な行動。
新しい挑戦をする代わりに、
立ち往生し躊躇します。
自己敗北の考えは、自分が深く「不足」を感じ、
ふさわしくないと納得させられます。
失敗することを過剰に恐れ、
失敗するとその後が辛いだけで、
試してはいけないと確信させられます。
やろうとすると妨げ、努力を
妨害しようと足をひっぱってくる
批判的で「やめとけ」というもうひとりの自分。
内なる批評家。
いつしか夢と目標を忘れます。
自身の設定した目標に
達していないこと不足感、不満感、満たされない、
つまらない日々。
まだ理由がわからないでいます。
失敗と失望、さらなる罪悪感を生み出し、
そして、時間が経つにつれて、
自分を恥じる思いも蓄積し、
自尊心の更なる低下を招く。
自分自身を妨害するのをやめるには
1)自己妨害を理解する
えてして、自分が自滅的な行動をとっていることで、
目標が遠ざかっているということすら
気付いていない可能性がある。
自己妨害とは、私たちの意図、または私たちのより
大きな夢や目標の邪魔になる何かをするときです。
目標を妨害する行為をしてしまう。
何をしているのか。どういう行動をとっているのか。
その行動に気づくこと。
行動パターンを理解すること。
自分自身の自己妨害行動を認識すること。
どのような自己破壊的な習慣、パターン、
考え方があなたを妨げていますか?
自己妨害する習慣の例として、
・先延ばし
自分自身を妨害してしまうこととして、
先延ばしというのが一番よい例。
先延ばしにしたり避けたりすると、
避けているものに対する不安が高まる傾向があります。
重要なことから目を背けてしまう。
問題を先送りにしてしまう。
重要な仕事、身体や健康の事、病院、歯のメンテなど。
意思決定を延期している特定の分野はありますか?
目標を大きすぎたり、難しすぎると、
横道にそれてしまい、すぐに自己妨害する
リスクが高まる。
目標をあきらめて危険な行動(先延ばし、食べ過ぎ、アルコール)をする
可能性が高くなるため、
失敗について気分を害し続けてしまう。
目標に向けて作業し完了させるため、
目標を小さく分解して、達成可能なタスクにして
期限の設定を守ることを誓うこと。
・ネガティブなセルフトーク/ネガティブな思考
あなたは過去の後悔で、自分を責めていますか?
あなたは常に自分自身を厳しく批判していますか?
他人に言わないような汚い言葉を使って
自分自身の心へ罵詈雑言を吐いていない?
一番可愛がってあげなきゃないけないのは
自分自身のはず。
自己非難の代わりに
うまくいっていること、よくなっていることに
しっかりとフォーカスし、認識する。
結果だけではなく、
0か100か白か黒かではなく、
プロセスをしっかり見て、自分を
労うとことやしっかり賞賛できる個所を探して、
認識して、噛みしめるようにする。
自分をもっと大切にし、親切にし、
愛情をかけてあげ、労ってあげ、
思いやってあげること。
自己肯定感や自尊心を下げないこと。
自己妨害のサイクルを断ち切り、
何をするにしても前向きな
変化を促進させてくれる。
・完璧主義(完璧主義を止める6つのこと)
完璧に大丈夫になるまで
行動を起こすことができない、
または前進する前にスキルを磨く必要があると
自分に言い聞かせ動けない。
「これが完璧になるまで、どこにも行かない」と執着し
強迫性行動に駆り立てます。
自分自身を止めています。
意思決定をためらう傾向があります。
柔軟性のない基準を持ち、
漸進的な利益を否定する傾向があります。
例え問題が1、10パーセント改善する
解決策であったとしても、変えない。
時間の経過とともに、
わずかな改善でさえ大幅に
向上するということを理解しなければ
がんじがらめで、完璧に変わる保証が担保されるまで
動けなくなる。行動が制御される。
「これを1%改善するにはどうすればよいですか?」と
自問すること。
例えば、
「どうすればこの妨害行為を完全に
排除できますか?」の代わりに
「食べ過ぎの問題を1%改善するには
どうすればよいか?」と自問する。
下記は、1%ルールの詳細を具体的に
過去記事に記載しています。
理解が深まりますので
参考にしてみてください。
■自分を改善するのに必要な4つのこと
完璧主義は、
肯定的に見られがちですが、心理学的に言えば、
よくない部類にカテゴライズされています。
自己妨害の形とみなされています。
完璧は前進するのを妨げる。
2)トリガーを認識する
トリガーとは引き金です。
つまり原因です。
いったい何が自滅的な反応を
引き起こすのかを知る必要がある。
妨害パターンの引き金を知る。
自己敗北の習慣の日記やリストをつけること。
時間をかけて自分の選択、
決定、行動について考える。
状況の主な特徴、その時の感情、
妨害した行動の説明。
どのような状況や人間関係で誘発するのかを
理解するのと同時に、
逆に人生で、誰と、何をすることを許すのかも
理解し、自分でコントロールできる
ということを理解する。
これらで、自分自身を妨害する可能性が
最も高い時期、状況、イベント、
感情を理解するのに役立ち、
妨害行動のシグナルとしても役に立つ。
何が自分を妨害しているのかを
特定し、認める。受け入れることに取り組むこと。
3)コアバリューを探す
自分にとって最も重要なこと(コアバリュー)を
理解していますか?
自分の信念や理念、考え、
価値観を探り、把握する。
その本当の自分、真の自分のコアバリューと、
立てる目標を一致させることで
自己一致する。心からくる本当のモチベが沸いてくる。
これは自分は大事だって思える
その価値観や信念は、コンパスのようなもの。
■自分のコアバリューに沿って歩んでいく
不快な事や、困難な状況、立ちふさがる
大きな壁をも、乗り越える為のモチベーションに
なったりもする。
コアバリューを探し、目標を
自己一致させることで、意味のない目標を
立てるメリットがなくなる。
自分を満たす人生を
どのように作り始めるか。
自分のニーズに優先順位を付け、集中する。
それ以外は手放す。
4)自己敗北的な習慣を置き換える
自分自身を妨害するのをやめるには、
否定的な行動を変えることが基本です
自己妨害の行動が、自分の理想の姿や考え、
信念、思い描く幸せと、どのように矛盾し、
ズレているのかを認識する。
自己妨害を引き起こす否定的な感情、
行動、思考に気づいたら、それらにあえて
挑戦し始めること。
また古い思考パターン習慣を、目標の達成に役立つ
新しいパターンに置き換える方法を探します。
新しいスキルを練習し、
過去の行動を変えるには時間がかかります。
忍耐が必要です。
習慣化のコツは上記の”1%ルール”と
”報酬”と”開始”ということにポイントになってくる。
■小さな報酬で習慣化させる方法
人間はすべて間違いを犯します。
完璧にはなりません。
誰もが間違いを犯すことを心に
留めておく。
挫折や間違いは、
耐えられないことではなく、
学ぶための教訓であり、
継続できずに、目標に中々到達しなくても、
がっかりしないこと。
これまでの歩みを振り返り、自分の進歩具合の
履歴を確認(下向きの比較)をして、
確認することを学ぶこと。
いかがでしたか?
これらをいっきにやるのは大変だけど、
少しづつできる範囲内で
やっていくことで、
少しは自己破壊的な行動を
防ぐことができ、
人生に対してより前向きな見通しを
立てることに、
ちょっとは役に立つんじゃないかな。ってことで。
おあとがよろしいようで。
今日はここまで。
おしまい。