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2020/12/22 14:00
「ついついこれやっちゃうんだよな・・・」
「あー続けられないなー・・・」
自分にとって悪い習慣をやめ、
良い習慣を続けることって
大事なことだというのは痛いほど分かっている。
でもなかなか続かないし、
いつもやめてしまう。
高脂肪高カロリーな食事の過食、ジャンクフード、
スイーツやお菓子、過剰なアルコールや
ジュースの飲酒、喫煙、
ギャンブル、買い物・・・
USNews &World Reportによると
新年の目標を立てても80%は2月までに
失敗するとの研究結果も出ているほど。
良い習慣の構築の根源は自分の
アイデンティティと言われています。
自分の理念や信念。コアバリュー。
指針やコンパスのように機能する。
「マイナス10キロ痩せたい」などの
結果ベースの目標に、焦点を当てる
ことから始めてしまうと、
これらは表面レベルのことでしかないから、
中々長期的に習慣化して、定着せずに、続かないし
離脱してしまう。
自分のコアバリューに沿っている行動というのは
自己一致していて、
内側からくる本物のモチベーション。
Facebookの過去記事でも書いているけど、
心理学での自己一致というのは、
お金の為、恥、世間の評判や
他人の顔色などの外部の影響ではなく、
自分の信念、理念、価値観に
沿ったことを目標に設定する。
それによって、本物のモチベーションが沸く。
本物の自分、コアバリューと
一致する行動であり、
真の自分と立てている目標が
一致しているので、
より多くの満足感を得ることができる。
キャリアや人生において、より良い結果を生み出し、
人生の満足度が高くなるとも言われています。
・自分自身において本当に重要なことだと信じているから
・その経験は自分は楽しいと思うから
・その目標が、自分の存在意義や人生で最も
大切にしていることを反映しているから
自分の根源的なアイデンティー、
自分の理念、信念、価値観を見つめなおさないと、
表面レベルの目標では長期固定しづらくなる。
なぜそれをするのか?
なぜそれをしたいと思うのか?
その目標の奥底には自分のどういう理念や信念、
価値観、倫理観があるからそれをするのか?
ではどうやってコアバリューを
見つけるのか。その見つけ方の具体的な方法として
過去記事に記載していますので
良かったら参考にしてみてください。
きっとより理解が深まると思います。
■自分のコアバリューに沿って歩んでいく
そんなの難しいし、わからないって方。
気付いていなくても大丈夫。
アイデンティティは
習慣から生まれるということ。
すべての信念は、経験を通して学び、
条件付けられていく。
繰り返す行動によって、
自分のアイデンティティが形作られていくから。
毎日何かしらの運動をする
→健康的な人、運動選手のようなアイデンティティ
毎日早起きする
→時間を大切にするアイデンティティ
毎日ベッドメイクする
→計画的で誠実な人のアイデンティー
アイデンティティが、今わからなくても、
立てた目標に向けて、小さく、小さく、
行動を毎日繰り返していけば、
事実となり証拠となり、
その証拠が積もっていく。
証拠が積もっていけば、
自分自信を信じさせ、納得して、
ふにおちる。
それが、徐々に信念や理念も形作られていく。
自己イメージが変化し始める。
行動の繰り返しがたくさんなされれば
なされるほど、イメージも強化されていく。
自分の信念、理念、価値観、倫理観は
一夜にしてハッと生まれるものじゃなく、
行動の繰り返しの蓄積で構築されるってこと。
日々の行動の繰り返しというのは、
絶えず自己が微小、微弱、極小に
進化を経験しているということ。
自分が今、既にもうやっている行動というのは、
自分がこうなりたい、こうしたいと思うタイプ、
そこにプライオリティー、興味、関心、
価値を感じている人であるということ。
あなたが本を読んでいるのなら、
おそらくあなたは読書が好きなタイプの人です。
ジムに行っているなら、おそらくあなたは
運動が好きなタイプの人です。
楽器を練習をしているなら、
おそらくあなたは音楽が好きなタイプの人です。
日記をつけているなら
おそらく物を書くのが好きなタイプの人です。
それぞれの習慣というのは、
自分への提案のようなものです。
「ねえ、多分これが私だよね?」
自分のコアバリュー、理念、価値観、
それをやる深い理由や自分の信念がまだ
見当たっていなくても、
まずは興味のある分野で目標をたてて、
それを小さく毎日繰り返して、積み上げて、
習慣化できれば、
それを証拠とみなし、その延長で、その道中で、
コアバリューも自然と形づくられ、
見つかっていく。
そしてそれが日々の満足度や
幸福感の向上にもつながっていく。
繰り返しする行動、つまり習慣化が
自分のアイデンティティーを作り、
アイデンティティを変える道でもあるということ。
・日記を書くたびに、あなたは作家です。
・バイオリンを練習するたびに、あなたはミュージシャンです。
・トレーニングを始めるたびに、あなたはアスリートです。
これら習慣で得られるのは結果だけじゃなく
自分への信頼。自信。
「自分の力を信じる」ことに繋がる。
これらのことを成し遂げることが
できると信じ始める。
自分への信頼残高が積みあがっていく。
ここで注意しなきゃいけないのが、
自分に厳しくなりすぎること。
ヨガの先生でさえ、ヨガをするのを
忘れる日があるくらいです。
禅のお坊さんでさえ、瞑想をする日を
忘れることがあるくらいです。
書家の達人でさえ、スマホで終わらせて
筆を持つことを忘れてしまう日があるくらいです。
そうなった場合、これら
エキスパートはどうしているのか。
罪悪感を抱かぬよう、ただただあきらめて、
認めて、その状況を受け入れます。
そして翌日ただ座り、黙々といつも通りの
ルーチンに戻っていきます。
マイルールに厳格になりすぎない
ようにすること。
アイデンティティは流動的であり、
いつでも変更できるし、
意識的に、必要に応じてシフトできるという
感情の余白を作っておくこと。
できなかった日、やらなかった日が
出てくるのはまったく問題なく、仕方のないこと。
人間そう完璧な人間はいないということを
理解しておく。
結果的にトータルでやらなかった日よりも
やっている方に時間を多く使えていれば
OKというゲームだということ。
また、コアバリューが見つかる前の目標、行動は、
普通にやっていても行動を継続させるのが
難しいしい、習慣化するのが難しい。
だからこそ、事前に予想できる障害物は
予め折り込み済みにしておくこと。
理想:運動を習慣化したい
結果:健康的な身体とメンタル。自信と前向きな思考。
障害:仕事で疲れているから行きたくない。
計画:夕方頃にサラダチキン、バナナなど軽食を食べておく。
ジムで着用するウェアを持って仕事に行くと、
家に帰らずにジムに直行できる。
他にも物凄く小さい行動に焦点をあてること。
1%ルール。
大きくて迅速な改善を求めないこと。
1日、1回、小さな改善1%に取り組み、
固執すること。
■自分を改善するのに必要な4つのこと
まずは、夕食後の決まった曜日の、
決まった時間に近所をゆっくりと
散歩することから始めてみる。
毎週水曜の夜8時ぴったりに、
ウェアに袖を通し、靴を履き、玄関を出る。
曜日と時間を定時定刻にすることで
習慣化しやすくなる。
前日の木曜日には、
ウェアをリビングの目立つところや
導線、玄関に置いておく。
水曜だけから、週に2回になり、
いつもより5分長く歩けるようになる。
それが週3回にまでなり、続けていくと、定着してくる。
毎都度1%の改善にこだわる。
1%だけ。
そして1%ルールと同レベル、
もしくはそれ以上に重要なことが、
はじめの1歩。
これがないとそもそも
行動すらできない、スタート地点にたってないから。
1%ルールと、はじめの1歩は
車の両輪であり、セット。
自動化させるには、
とにかく最初の1歩が出やすいように、
環境を整備することに専念することが重要。
行動をしばらく続けていると、
どんどん腰が重くなりがち。
だるい、やりたくない、つらい・・・・
猛烈なエネルギーが必要とされる最初の1歩、
行動を開始する【はじめの1歩】について、
絶対に疎かにしないこと。
■モチベーションをつ維持させる方法
こんなんで本当に大丈夫なの?と
不安になりそうなほど小さく、小さく、はじめていく。
大丈夫。継続力というのは、筋肉と同じ。
小さくやれば裏切らずに
必ず付いてくるようになっている。
遺伝や能力は関係ない。
誰も最初からいきなりフルマラソンは走れない。
誰も最初からいきなり100kgのベンチプレスは持ち上げられない。
習慣化させ、行動を続かせるには
継続力という「筋肉」が足りていないから。
一貫性を構築する。
少しづつ増やしていく。
そしてその小さな行動の繰り返しは、
自分を信じる力となり、
新しいアイデンティティが芽生えることになる。
いかがでしたか?
いずれにしてもやみくもに表面的な目標や
結果だけを求めて行動を起こしても、
結果的には、離脱してしまい、
自己肯定感を下げてしまうリスクが高まるから、
自己の対話や内省する時間を
しっかりと確保する。
日常に忙殺されてという言い訳をしない。
行動する理由や達成後どうなりたいか、
それをなぜしなきゃいけないのか、
その目標や行動は自分の信念、理念、
コアバリューに沿えているかを
できるかぎり探求し、棚卸し、チェックすること、
とっても大事ねってことで。
おあとがよろしいようで。
今日はここまで。
おしまい。