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2021/02/04 14:02
人は望む結果が得られない時、
いらだち、不安になり、自分を責めがちになります。
もちろん結果は非常に大事なことですが、
その結果と達成だけに焦点を合わせて、
囚われて、見るのではなく、
目標達成につながるプロセス、
行動に焦点をあてるということも
非常に大切であるということ。
結果が全て善であり、それ未満はダメで、
0か100か、白か黒かのような完璧主義は
心理学やメンタルヘルスの界隈では
良しとされていない概念であることは
あらゆる研究で既知の事実。
目標達成する、勝つことに重点が
置かれているため、
強烈なプレッシャーがストレスとなるため、
離脱リスクが上がり、
プロセスを信頼したり、小さな達成や成長を
楽しんだりする時間はありません。
最終結果のみに焦点を当てると
失敗する可能性が高まってしまう。
もちろんそういう中で伸びる人もいるし、
結果を求めるなと言っているわけではなく、
もちろん結果は誰しも求めている。
でも全員が全員、最終結果のみの焦点を
合わせて、うまくいくとは限らないわけで。
結果が例え伴わなかったとしても、
これまでのプロセスは全く意味がなかったと
挫折感が高まり、自分を責めたて、
メンタルを乱し、モチベや自信を失い、
自己肯定感が下がってしまっては、
次の手をうつこと、
中々リカバリーできない状態へと陥りかねない。
うまくいっている部分や教訓は
少なからず、どこかにあるはずだから。
そのプロセスをないがしろにし、
意味がないと決めつけてしまうのは
もったいない。
自分の小さな成果は常に振り返るようにし
「こういう部分はうまくできてるね」ときちんと
自分自身を祝福してあげること、それを
味わい、噛みしめること。
人は9割うまくいっている場合でも、
残り1割のうまくいっていないことがあると、
そこに過剰に反応してしまう、過剰にフォーカスしてしまう
ネガティビティーバイアスという
人間の脳のシステムが発動されることも
意識しておく。
プロセスを信頼すること。
自分が想像していた場所にちゃんと
今いるわけではないけど、
今はそこにたどり着くまでの道を
進んでいるプロセスだと信頼すること。
変なプレッシャーや不安やイライラ、
焦ったりすることなく、
目的の場所にたどり着くことができる。
現時点が思いのほか悪く見えてしまっていても
それは最終目的地ではないことを意味している。
【プロセス】を信頼し、
過去や未来の不安、緊張、罪悪感など
感じさせる【結果】を手放してみること。
自分が望むように物事は
うまくいくと信じ始めること。
プロセスを信頼し、最終的な
結果について心配するのをやめる。
プロセスを信頼することで
挫折は単に成長の機会で、
より多くを学ぶ機会としても認識できるから。
そこで、プロセスを信頼するためには
1)制御を手放す
自分の力ではコントロールできないものについて
フォーカスしても時間とエネルギーが無駄なだけ。
1週間に契約件数10件を目標に
すると立てたしても、
契約するかどうかを決めるのは、
最終的にクライアントであり、お客様であるということ。
こちらには決定権はない。
コントロールできるものにフォーカスするというのは
例えば、1日テレアポ50件することや、
月に10件クライアントへ挨拶に回るなど。
ブログで出版したい、芥川賞をとりたいという
目標を立てるということは不確定な要素が多すぎる。
こちらにはコントロールしようがない結果であって、
そうではなく、(もちろんそういう気持ちも大事ですが)
記事を1日1記事書き、最低2000語書こうという
自分次第で変えられる、コントロール可な
プロセスに焦点を合わせるなど。
自分がやること、動くことで
未来の結果をうまく前進させる、
どうにでも変えられる
プロセスやアクションのこと。
そこにフォーカスする。
自分のコントロール下にあるもの、
自分がコントロールできるものにだけ、
フォーカスすれば、
不可抗力、自分ではどうすることも
できないような結果に焦点を合わせて、
挫折感や不安感やプレッシャーを感じる
必要もなくなる。
全ての結果をコントロールしようと
することをあきらめること。
すべての結果を自分でコントロールできると
信じているなら、そんなはずはないから。
自分ではどうすることも
できないような結果にこだわり
やきもきするのではなく、
自分でコントロール可能なプロセスに
焦点を合わせること。
2)未知なるものを受け入れる
未来の結果は全て不確実であるということ。
不確実な物事に対して、恐怖心や不安が出るのは
人間の生存本能のシグナル。
結果に執着しすぎると不安になり、
失敗への恐れが出る。
また結果と目標達成への過剰なフォーカスは
その道中、プロセス、大切な時間を
不足感、不満感でいっぱいになる。
未来を見すぎて足元を見ず。
日々つまらなく感じるってこと。
今、この瞬間のことに注意を払えず、
大事な時間、楽しい時間、幸せな時間を
十分に味わえなくなり、見えなくなる。
不確実な結果、不確実な恐れを
受け入れること。
全ての未来の結果をコントロールしようとするのを
手放すこと。
また過去の経験(良い、悪い、etc)は
未来においても必ず起こるという保証はない。
恐れないで、一歩踏み出してみる。
これもプロセス。自分を信じ、【今】目の前の、
プロセスに集中する。
未来のために、目標のためにと
未来志向になることはとても大事。
でもそれで現実が盲目的に疎かになっていいという
意味ではないから。
未来の結果を意識して不安がるのではなく、
今、瞬間にいることに集中する。
不確実という人生の旅の途中であるということ。
例え、どれだけ完璧に準備しても結果を
制御することはできない。
結果から離れてみて、
未知の世界に足を踏み入れたときの
保証はどこにもない。でも、踏み入れた時の
不快な時期というのが、
実は人生で最も重要な何かに気付き、
教訓を学ぶ、きっかけに繋がる可能性があるから。
3)自分を信頼する
最終目標、結果だけに集中し、執着していると、
足元である大事なプロセスのすべてを
見逃してしまうことにも繋がり、
人生がつまらなくなる。
プロセスを信頼するということは、
たとえ未来がはっきりと見えなくても、
すべてが適切に進んでいるという信念を
持つことを意味している。
プロセスの信頼は自分への信頼でもある。
だから自分のことを信頼すること。
自分への信頼する簡単なコツとして
先延ばしにしてきた小さな仕事に
今すぐに取り組み始めることから始めてみる。
そして小さく分解して、小さく達成することにより、
勢いがつき、達成していく中で、
自分への信頼を高めていく。
小さな達成を積み重ねていくことは、
自尊心や深い自信を生んでくれる。
より大きな目標を達成することが
できると信じられるようになるから。
他にもどうやって自分への信頼度を高めていけるのかを
知りたい時のために具体的な方法を下記に
まとめています。参考にしてみてください。
より理解が深まります。
■自分自身を信頼すること
(過去記事:別ウィンドウで開きます)
プロセスという旅の道中は楽しいもの。
楽しむには、例えどんな小さなことでも、
できなかった頃と比較し(下向きの比較)、
できるようなったことをしっかりと把握し、
自分が自分自身で祝福してあげ、労い、
褒めてあげ、
どれだけ小さな進歩でもバカにせず、
祝福を味わい、噛みしめ、
自分の成長の進捗を常に確認すること。
まずは、すごく小さな1歩から
取り掛かってみること。
4)自分のレースだということ
他人の成功という結果だけを見て、
あなたは失敗していると感じるのはナンセンス。
自分の人生であり、自分のレースに集中すること。
自分自身に焦点を合わせる。
他人との競争を心配したり、
回りから見られる自分の評価ばかりを
気にしても不満とストレスが増すだけ。
他人が何をしているのか、何をしていないのか、
他人は自分をどのように評価しているのかを
心配することなど、自分のレースには
まったく関係がないということ。
自分のしていることの重要性を
見失はないようにする。
物事がうまく上達していくプロセスでは、
失敗はつきものであり、
むしろする必要があるということを
知っているからこそ
経験を積もうとトライしていく。
目標を十分に達成できなかったり、
目標をあきらめたりすると、
人はついつい失敗したように感じてしまう。
でもそれはまだまだ終わっていない。
次の成功確率が上がったにすぎない
それはただのプロセスだということ。
うまくいっていた人は、一夜にして目標を
達成できるとは思っていません。
それまでに何度も転倒しては、失敗を受け入れ、
理解し、再度起き上がるという習慣、
何よりも、信念を信じきり、プロセスを
信頼しなければいけませんでした。
自分のレースである成長と学習に
焦点を合わせれば、成長志向の思考、
新しい考え方が育くまれ、他人の評価や競争の
思考回路の線が断絶される。
新しいチャンスをつかみ、新しい人々と出会い、
新しいスキルを学び、伸ばすことができ、
自分の望む方向へとどんどん進むことができる。
いかがでしたか?
人生は旅と同じで、まだまだ旅の途中。
旅の途中には色々なことに遭遇するし、
それも旅のだいご味でもある。
つい早く最終目的地にたどり着きたいと
焦る思いから、旅のことをしばしば忘れがち。
結果に集中しすぎるあまり、
旅の道中には、かけがえのないものが
たくさん落ちているということを
忘れてしまっては、非常にもったいないってことで。
おあとがよろしいようで。
今日はここまで。
おしまい。