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2021/03/22 17:00
ついつい頑張っちゃう、そこのあなた。
ちょっといつもより自分を追い込んで
頑張りすぎていませんか?
自分を押し殺していませんか?
本当の気持ちはどうですか?
辛くないですか?
ついつい回りから「大丈夫?」と聞かれても、
「うん、大丈夫」と万事がうまくいっている”ふり”を
していませんか?
フェイクアホリックという言葉が
心理学であります。
これは、仕事にとても一生懸命で、
高い意欲を持ち、熱心に、
取り組んでいるような”ふり”をします。
回りからもやっているように見え、
むしろ仕事愛好家のようにさえ思われます。
でも、当の本人の内部では、
つまらなく、面白みがなく、やりがいがなく、
いつも過剰なストレスを抱えている。
すべてが順調であるかのように
”振る舞う”ことに長けており、
回りに気付かれないように”ふり”をするのがうまい。
例え、自己内部で非常に
ネガティブな心理状況であったとしても。
このような人は深層心理では、
本当の自分を知られたくない・・・
知られたらどうしよう・・・
倦怠感をひた隠し、笑顔で取り繕う。
それは「今の自分」を偽り、押し殺し、
否定していることにもなるので、
自分で、自分を否定し、
自分で自分の首を絞めている状況で、
それによって更にストレスも蓄積される。
行きつく先は、惨めに思う感情、罪悪感、
心身ともに消耗、倦怠感、うつ、燃え尽き症候群、
メンタルバランスの不安定化に繋がってしまう。
このように”ふり”をしてしまう理由、
原因というのは色々な要素があるのだけど、
大丈夫なふりをすることのほうが、
本当の自分を出すことよりもラクで、
簡単なことと、もしこのスタイルが
慣れてしまえば、
それがその人の性格、言動にまで
根付いてしまう傾向があり、
つまり、あらゆることに
”ふり”をすることになんの違和感もなくなり、
でも根底、心の片隅では
”嘘をついている”という自覚と気持ちは
常に残っている状態。
感じたい感情を、そのまま素直に感じられないという
すごくストレスの溜まる状況になっている。
これは幸福感とも密接に絡んでおり、
感じたい感情を、正しく感じることは、
より大きな人生の満足と、
より少ない抑うつ症状になると、
エルサレムのヘブライ大学の
心理学教授である主執筆者のマヤ・タミール氏による
研究でも示唆されてるから。
フェイクアホリック状態の慣れ、
クセによって感情のコントロール、
操作感が難しくなってしまう。
自分で嘘をついているという深層では
あるものの、このクセを変更しようにも、
クセ付いてしまっているため、怖くなってしまい、
もうどうしようもないという
状況に陥ちってしまう。だからまたやる。
他にもフェイクアホリック状態は、
他人の目、顔色を過剰に気にするので、
他人との比較を常にしています。
うまくやっている人、うまくやれていない人と
自分を常に比較してしまいます。
比較によって、本当の弱い自分を発見される、
見つかる恐怖や不安感が、より増していってしまう。
このようなフェイクアホリック状態を
解決できる方法として、
1)達成したことを記録する
フェイクアホリックの原因は1つの要素として
自分は不十分である、能力がないと
他人に認識されることへの恐れや不安を過剰に
背負い込んでしまっている状態です。
これらを他人にさとられたくない不安や恐怖に
常に深層では怯え、抱えこんでしまっている状態。
自分の能力に自信を持てず、
自尊心が低下してしまっている状態。
そこで、このような恐れや不安を
静める方法として、どれだけ小さな、些細なことでも、
達成したこと、成功したことを書き留め、
それをリスト化していくこと。
仕事の終わりに、
「今日は何を達成したのか」と自問すること。
これを習慣化し、隙間時間に見返すこと。
下記質問では、
一見、見過ごされがちな小さなこと。
でも、できていたら、できたことを
書き留めておくこと。
・同僚に感謝の気持ちを表しましたか?
・間違いをしっかり認めましたか?
・賢明な決断できた?
・新しいソフトウェアの使い方を理解した?
仕事だけではなく、プライベートの時間でもOK。
勝利のリストを作っていく。
・起床後、ベッドメイクをしっかりやった
・間食はチョコからドライフルーツに代用した
・入浴前に腹筋を5回した
小さな達成を積み上げていき、
自分に自信を少しづつつけ、自己肯定感を
高めていく仕組み化を構築していくこと。
2)他人と比較をしない
簡単なこと、小さなことでもいい。
「こんなの誰でもできるよ」と大したことないと
セルフトークする必要はない。
できたこをしっかりと
祝福してあげ、労い、それを味わい、
噛みしめること。
できたことを振り返る習慣をつけること。
自分の心に水をあげること。
他人と比較せず、競争しているわけではない。
全て自分とのレースであるということ。
他人は他人。
自分の人生というレースには全く
関係がないということ。
それよりも、過去の自分と比較をすること。
できなかった過去の自分と比較する。
前にできなかったけど、
今はできるようになったこと。
自分の成長度合いを評価する。
過去の自分よりうまく、
早く、綺麗に、ミスなく
できるようになったことは何ですか?
これらを棚卸しする。
自分に自信をつけ、自己肯定感を
高める1つ策でもあります。
3)頼ること
自分がこういうことで不安で悩んでいる時、
他人に弱さを見せるのは難しいかもしれないですが、
信頼できる人に、オープンになること。
素直に頼ること。
信頼のおける人に弱さを見せること、
何も恥じることはない。
家族、同僚、友人・・・
もし自分がぼっちなら、
ネットで探す、SNSでコミュニティーに参加する、
など、なんでもいい。
自分1人だけではないんだということを理解し、
悩みを共感してくれる場所に
アクセスしてみること。
4)休憩
いくら隠して、ふりをするのに長けていても、
自己内部はネガティブな状態。でも
頼まれるとノーと言えない、大丈夫と言ってしまう。
メンタルが消耗し、いずれ十分なパフォーマンスが
発揮できなくなる時がくる。
特に不安を感じているときは、
一歩下がり、一時停止し、
納期期限を交渉してみたり、
タスクの一部を他のチームメンバーに
委任したりできますか?
どのような要因があなたに過度な
ストレスをかけているのか。
立ち往生するのか。
それを考え、自分がコントロールできる部分だけに
集中すること。
もしチーム内にフェイクアホリックな人がいたとして
あなたに心を開いたとき、
思いやりを持って、理解し、
その人の声にしっかりと耳を
傾けてあげること。
そして、その恐れや不安は悪いことではなく
誰しもが通過するものであるということを伝え、
相手を安心させてあげること。
また頑張りすぎていないか、
過剰な労働を無理に強いていないかも
チェックし、振り返る仕組み化も。
助けが必要で、負担が軽減できるよう
業務の簡略化、やり方を変えたり、
割り振りを変える。
この変更で、相手が過剰に気の毒になったり、
申し訳ない気持ちでいっぱいになり、
「なんて自分は力がないんだと」と、
相手にネガティブな感情、自尊心の低下、自信の低下へと
繋がってしまはないよう、
「あなたに能力がないから変更しているわけではない。
だから否定的に捉える必要はない」ということを
先に伝えて、安心させておくこと。
フェイクアホリックな状態は、
能力不足、自信のなさ、自尊心の低下を
相手に伝わるのが怖い、不安ということから
きているものが多いので、
あなたがいることでこの部分の仕事は
うまく進行しているということも伝えてあげたり、
フォローし、賞賛してあげたり、
励ましてあげるなどして、
信じてあげること、相手を安心させることが
非常に重要だということ。
自分に自信がなく、本当の自分を
知られたらどうしようという恐怖や不安・・・
できない自分を知られたらどうしようという恥・・・
びくびく不安になり、おびえることはなく、
自分の気持ちを正しく感じ、正直に
自分を承認してあげる。
自己受容。そして少しづつ
自分を信じることができる、
小さな達成、小さな自信を積み上げて
進めていけばいい。
どうしてもパフォーマンスが発揮できないと
それがイコール、自分の自尊心と絡んでいて、
低下してしまうトリガーになりやすいけど、
パフォーマンスと自尊心は
密接にリンクしておらず、無関係なんだから。
トライしたパフォーマンスや結果の良し悪しと
自尊心はリンクされるべきではないということ。
人間、ついつい回りから頭よく見られたい、
出来る奴に見られたい、かっこよく見られたい、
など他人の顔や空気を目を気にし、
他人から良く見れたいという気持ちになりがち。
また全ては結果主義であり、
プロセスは無意味で0か100か
白か黒かの偏った完璧主義的思想を持ちがち。
しかし人間としてのあなたの真の価値と
パフォーマンス、スキルの上手い、
下手などの能力とは何の関係もないということ。
自分がしてきた努力を
他人によって自尊心を低下させられることは
決してできないということ。
また最善を尽くせないから、
期待した結果を出せなかったらといって
自分を卑下したり能力不足を嘆く必要はないということ。
私達に大切とされている自尊心というのは、
良い成績、他人から賞賛、
パフォーマンスの成功とはなんら依存して
いるものではないということ。
自尊心は独立しているものだということ。
転んだらすぐに起き上がるという
クセをつけて、小さく、大きな怪我を負わないように
まずはひと口サイズのトライを繰り返していくこと。
いかがでしたか?
おあとがよろしいようで。
今日はこのあたりで。
バイバイ。