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2021/04/09 14:00
私たちは日々決断をしています。
食べるもの、着るもの、毎朝のルーチン、
スーパーに入れば、色々な種類の食べ物、
ヨーグルトを買うだけでも
いくもの種類が豊富にあります。
飲食店ではさまざまなメニュー・・・
何をするにも、全てにおいて決断をしています。
時にあまりの情報の多さの中からの選択に
重大な決断事ではなく、
小さく単純な意思決定でさえも
非常に困惑する時があります。
そして刻一刻と時間は経過していきます。
優柔不断な人であれば、迅速な意思決定が
更に難しくなります。
意思決定に自信がない、
または自分の能力に不安を感じてしまう。
決断を先送りにしてしまう。
回避してしまう。
そして立ち往生してしまう。
決断する不快感から逃げたほうがラクに、
気分がよく感じるように思考の回路が作られ
クセづいてしまう。
回避からくる快楽。それは束の間。
そのうち自分を卑下し、
気分が悪く、敗北感、劣等感、自己否定、
不安がこみ上げてくる。
意思決定に苦しみ、睡眠不足に陥る。
堂々巡りの反芻思考・・・
自分への自信がないので、
決断力が低下している。
そして意思決定を他人に決断を委ね、
責任を放棄することもしばしば。
それは自分の人生の
大事なことでさえもです・・・
他人によって意思決定され、
それで物事がうまくいかなかったとしても、
それを他人のせいにし、他人に責任を負わせる。
また自分への自信が低いため、自分の能力や、
選択肢を制限し、新しいことにトライする勇気、
自分の能力を高めて、育んでいこうとするモチベを
持つことが難しくなります。
そこで自信を持って決定を下すコツとして、
1)その恐れは正常である
どんな人でも、決断には不安を伴い、
怖さも伴うものであるということ。
それを認識する。
恐れは正常であること。
ただ恐れで自分が支配されるのではなく、
それらはコントロール可であり、
自分はそれらを克服できるということを理解する。
自信を持っている人でさえも、
決して恐れないのではなく、
最初はみな、恐れと不安の感情を抱きます。
できることならやりたくないなーって。
でも、そこに力を与え、
自信というエネルギーを注ぎ込み、
決定するための一歩を踏み出す。
扉を開けて外へ出て行く。
自信は自分の心の状態であり、
それは訓練次第で高めることができるということ、
取り組み可なことであることを理解すること。
自信のない不安や恐怖に直面した場合、
それは恐ろしいものではなく、単にチャンスという
シグナルであり、情報にすぎないということ。
小さくてもいい。
毎日怖がらせる何かを自分に課すこと。
その恐怖と不安との対峙、
決断による自信の積み重ねは、
やがて大きな意思決定が必要とする場面で、
きっと大きく役に立つ時がくるから。
2)些細な事にとらわれすぎない
キャリアプランや生命にかかわることなど
長期的に影響する大きな決断ではなく、
レストランを選ぶ、誕生日プレゼントを選ぶなどの
小さな決断事についてあれこれ悩み心配するのは
もったいない。貴重な時間を無駄にしない
スティーブジョブズ氏やフェイスブックの創始者
マークザッカーバーグ氏らともに、
小さなことに、その日に限りある大切な意思決定能力を
使ってしまうというのが、非常にもったいなく感じ、
それらを最高のサービス構築に全力を注ぐべきだと
いつも同じ服を着ていたのは有名な話し。
その決定の結果によって、
大きな影響や損害を与える可能性が低いことに
とらわれ、心配する価値はないから。
社会心理学者プリンストン大学の
ロイ・バウマイスター博士によると
「自制心、選択、意思決定をする精神的エネルギーというのは
その日1日に限りがあり有限である」と
結論づけています。
3)自動化する
ジョブズ氏やザッカーバーグ氏らによれば、
意思決定力の温存はもちろん、
毎日の小さなことをなるべくルーチン化、
自動化して、
意思決定能力の挟み込む余地のない、
不要となるよう、またはできるだけ
使わないようにしているとのこと。
その日に必要な決定の量を減らすこと。
毎日、決まった時間に起きる。
コーヒーやお茶を淹れ、同じ朝食を食べる。
就寝前には読書をし、ルームスプレーを3回プッシュし、
ベッドでは呼吸を整えるなどの入眠ルーチン。
定期的なトレーニングスケジュール。
前の夜には、ベッド横やリビングの導線に
ウェアを用意しておき、ランニングできるように
工夫しておくなど。
私達は毎日、数々の新しい決断に迫られている。
最善で、最速の意思決定ができるように、
そういう時のために温存するためにも、
小さなことは、自動化しておき、
脳のスペースを確保につとめる。
4)制限的な信念と恐れを取り除く
「自分は十分な能力がない」
「いつも、何をやっても、なぜかできない」
「何をやっても人よりも劣っている」
それは本当か?
それが正しいとなぜ言い切れるのか?本当に正しいのか?
自問すること。
「能力がない」という考えで自分の
信念や思考を制限している時、
考えには色々な選択肢があり、
考えは変えることができるんだということを
認識すること。
自分自身についての否定的な信念が
必ずしも真実ではないということを理解する。
人は、自分の過去の傷、失敗、間違いという
データーベースを元にして、参考にして、
未来の自分ができる可能性を検索する。
過去は過去で、それが常に
うまくいかない結果になると思う必要はない。
未来のことは誰にもわからないから。
すべてが新たな始まりであり、何度でもトライでき、
もう一度始めても何ら問題のないことで
あることを忘れないこと。
大事な事は、
過去の間違いから学び、将来の問題を
くぐり抜けるためには、どのような手順を
実行できるかを自問すること。
なぜ、どうしてそれが起こったのか、
自分は何をすることができるのかという
解決策を探すことにフォーカスすること。
「次は、最良なことを、1ステップずつ、実行する」こと。
自分のエネルギーを集約させ、
一度に1つのことに集中させる。
繰り返し考えている能力不足な出来事、
心配していることや恐怖、
不安に思っている事、注意や思考が散漫になっている
思考パターンを一時停止させてくれる。
人生でなりたいと思っている場所に
現状いないのなら、そこに辿り着けるよう、
自分のために目標を設定すること。
考えすぎによる不安や恐怖などで、
人生が自分のコントロール下にはないような感覚に
なっている時は、
人生のハンドルを握っているのは、
自分自身であり、
人生の主人公は、
自分自身であるということを
強く決心して、
自分の現実をコントロール
できるのは他の誰でもなく、自分自身だということ。
どうせ自分なんてと自分を責めたり、
自己否定、自己肯定感が低下させる代わりに、
状況から学ぶこと。
そうすれば、次回はより良い
意思決定を行うことができ、
意思決定に対する自信の欠如を
克服することができる。
5)リストの作成
問題と考えられる解決策を書き留める。
決定の長所と短所、発生するコスト、得られる利点や
リターンを書くことで、
モヤモヤした考えをいったん
脳からノートに移動させ、全体像を俯瞰して把握でき、
自分にとって、最良となる結果を
明確に確認できるようになるから。
そして、その決定の根拠は一体何か?
決定の背景にある根本的な理由、目的、
大事に優先していること、ここは譲れない
というものは何かを。予め明確にしておく。
今の仕事を辞めて、転職しようかと考える時、
・自由な時間を優先する
・好きな業種を選ぶ
・給料が高い
・場所が通いやすい
自分の価値観、欲求。
その裏付けとなる理由。
これらに沿った決断の連続が
自分の人生を思い通りに、望む方向へ舵をきり、
目的地へ導いてくれるコンパスとなり、
未来、人生を作っていってくれるから。
2013年のテキサスA&M大学の
意思決定の満足度の研究でも
「真の自己」に導かれて主要な決定を下した人は、
自らの意思決定の結果に非常に満足していると感じるという研究。
6)起こりうる最悪の事態は何ですか?
もしかすると悪い、間違った選択を
してしまうかもしれない。
でもそれって本当にそんなに悪いことですか?
もちろん大きな決断、長期的に影響の出るものや
他人に大きな損害、迷惑をかけてしまうものなら別ですが、
意外と大したことじゃなかったりすることも
あります。少し不快になる程度なら
それを乗り越えることはできるということ。
最悪のシナリオ計画を立てる。
その最悪のシナリオがどのようなものである可能性があり、
どの程度、その可能性があるかを決定します。
その決定によって最悪の問題が発生する
可能性が高いと判断した場合は、別の選択を行うか、
緊急時の対応の計画を立てておく。
10/10/10ルールというのがある。
投資の神様、ウォーレン・バフェットの
株を購入する自分ルールは、日常生活でも応用がきく。
短期、中期、および長期の結果を考慮することができます。
質問は下記3つ。
1. 10分後の自分の決定についてどう思いますか?
2. 10か月後の自分の決定についてどう思いますか?
3. 10年後の自分の決断についてどう思いますか?
例えばダイエット中なのに、
甘い物を食べたい欲が出てきている状況。
それを食べようか、
食べないかという場合
1.10分後の自分の決定についてどう思いますか?
食べたらすっきりする。ストレスがなくなる。
美味しい。至福の時。
2.10か月後の自分の決定についてどう思いますか?
その時に一瞬すっきりするだけ。
食べたい欲はまたすぐに眼前に現れるだけ。
食べたい欲をうまくコントロールする
習慣をつけないと「今日くらいいいか」という日が
増えてしまい、目標体重の達成により時間が
かかってしまう。
自責の念に駆られ、自己肯定感が下がる。
ダイエットから離脱する確率が上がってしまう。
3.10年後の自分の決断についてどう思いますか?
あの時、食べなくてよかった。
ダイエットすることは自分を愛する行動、
セルフケアの一環。心身ともに健康的で
生活の質も上がる。パフォーマンスが上がる。
目先のほしいものの為に、
最終的に手に入れたい、欲しい
大きくて大切なものを犠牲してしまはないこと。
この方法ですべての時間(短期、中期、および長期)を考慮したため、
迅速な意思決定に自信が持てるようになる。
7)決定を下し、次に進む
自分の能力への不信が
長年習慣付いてしまっている場合、
それを一夜にして解ける魔法は残念ながらない。
恐れを取り除くことに取り組み、
自信を築き続けること。
小さなリスクで済む、ひと口サイズの
新しいことに挑戦することで、小さくテストする。
大胆で大きな成功には、大きなリスクと大きな賭けが
必要だけど、
いきなりそれをするには怖すぎるって時、
小さなかすり傷程度で済む、
小さな冒険をしてみること。
自分のコンフォートゾーンから抜け出し、
何か新しいことを試すこと。
例え失敗しても、いつだって
やり直しもきくし、
別のやり方でやってみることもできる。
貴重な時間、お金、またはリソースを
浪費するほど大きくはない。
大損害がない。
この小さな、ひと口サイズの冒険を
繰り返すことで、徐々に恐怖を超えていける。
自転車や自動車で同じ。
繰り返していくことで、自分にも自信がつき、
「私ってこんな才能あるのか!」
「私、これ以外とできんじゃん!」
など、新しい可能性を
信じられるようにもなり、
熱意や熱量が
少しづづ点火してくることにもつながるから。
8)小さな決断で直感をテスト
生きるか死ぬかのギリギリの状態を競う
ファイターやコンマ何秒を競うアスリートは、
瞬時の決断を迫られる。
その瞬時の決断は直感を必要とし、
ゾーン状態、フロー状態に入ると、
この直感的な判断がさえわたると言われている。
集中力。ゾーンに入ることの大切さ。
■寝食忘れて没頭するフロー状態
自分の直感の正確さを、
自分自身で信頼する必要があります。
たとえば、旅行中、想定していた道とは違う、
別の細い道をたどってみようと思い、
予定外の道に行ってみたら、とても素敵なお店があったり、
よく行く飲食店でいつもとは違うメニューを頼んでみると
美味しかったり、それらは行動しやすく、
私たちの直感の声が何であるかについて、
より良い洞察を与えてくれます。
そういう小さな決断をして
うまくいった積み重ねは、
自分たちにとって、あらゆる行動への
自信に繋がります。
合理的な説明の前に、
直感を研ぎ澄まし、無意識の心を利用する。
心を鎮めてクリアにして、ノイズをキャンセルし、
体とつながり、恐れを特定する。
どんな人生の状況でも直感にアクセスしやすくなります。
自分の直感を信頼すると、
それは自分の生活の質を向上させるツールとなります。
おあとがよろしいようで。
今日はここまで。
おしまい。