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2021/07/28 14:00
あなたは、相手と会話をしている時に、
何かを指摘された場合、
その会話から逃げてしまう人ですか?
ストーンウォール。
心理学でこのように呼ばれており、
大事な議論を避け、逃げ、コミニケーションを
拒否したり、妨害する行為です。
あなたの周りにいませんか?
もしくはやっていませんか?
恋人に、きまずい状況に
追い込まれそうな時や詰められている時、
話をはぐらかし、論点をずらしたり、
もしくは無言でその場を立ち去る行為。
対立を無視して怒りを避けようとすると、
ストーンウォールが発生します。
大事な話しをしている最中に、
さも忙しそうな素振りを開始したり、
いきなり無関係なことをやりだしたり
大事な議論を避けようと、逃げて、妨害する。
「大事な話しを正面から、
向き合ってしたいのに・・・」
「辛いけど、この論点について
時間を確保してしっかりと取り組んで
話し合いたいのに・・・」
相手との関係が親密な間柄であればあるほど、
コミュニケーションの拒否と
問題解決の先延ばしは
深刻な人間関係のトラブルを生み出し、
男女関係の場合は、
別れや結婚生活の破綻に繋がるリスクが
非常に高まります。
大事な局面について話し合いたいのに、
妨害され続けるその行動により、
怒りが蓄積し、苦痛とストレスを
いつも与えられて、
時には解決不可能で絶望感や、
自分を責めさえしてしまう。
もはや当初の議論どころではなく、
ストレスが蓄積しすぎて、
自分のメンタルヘルスが
崩れていってしまう状況。
え?でも口論や喧嘩に発展しないような
対策なんじゃないの?という考えもあるんだけど、
ストーンウォールは、
例えば、議論中に立ち去るという行為など、
時間を置いて、クールダウンしてから
議論に戻ることや、
冷静になってから、改めて大事な
話に向かい合うなどの、
「時間が必要」という性質は持っていなくて、
単に逃げて、避ける、聞かない、
無視するという妨害行為。
下記のような妨害行為をとっていたり、
とられていたりしていない?
・議論になると静かになる。
質問に応答しない、無言になる、または簡潔な一言の応答で応答する
・目を閉じる。または聞こえていない、聞いていないふりをする
・話しかけると背を向ける
・その場から離れていなくなる
・忙しく常に移動している、または会話するにはあまりにも忙しい行動をとる
・批判されると、普通の会話でも、途中で話題を無関係なものに変える
・論点を相手の欠点や弱点に変更する
・激しい議論になった時、スマホをチェックしだす
上記の他にも、
もし、本当に忙しい生活をしているとして
(仕事、家事、育児など多くの
しなければいけないことがある)
”時間がない”という理由だけで、
感情について話し合わない習慣に
入ることはできる。
つまり、意外と自分が長年持っている習慣によって、
無意識にストーンウォールを
築いてしまっているという場合もあるから
大事な話しをする時、
無意識に相手に不快な思いを
させていないか
もしくは無意識に議論を遠ざけるような
習慣を自分で作っていないか
自分の行動を改めて棚卸し、
チェックしてみることも重要です。
でも、なぜ私たちは人間関係において
ストーンウォールを作ってしまうのか?
大きな理由として3つある。
①自己防衛のため
・自分の気持ち、感情をうまく言葉で表現できない
・議論して喧嘩に発展するかもしれない不安や恐怖
・大事な話しはエネルギーを消耗させ、疲弊してしまう
②妨害して心理操作するため
意図的、操作的にストーンウォールを築き、
相手の自尊心やメンタルを傷つけようという意図を
持っている。
③その他の妨害する理由
・男女関係の場合(浮気、犯罪など)大事なことを隠している場合がある
・ニコチン、ゲーム、アルコールなど中毒行動の管理の失敗
ストーンウォールを築く、
その裏側を覗いてみると、
自己防衛のための人もいれば、
これを意図的にして、
あなたをコントロールしようとしている人もいる。
マインドコントロールですね。
ストーンウォールを使う意図が
妨害を試み、相手をわざと疲弊させ、
操作的だと、
これは立派な精神的虐待、
メンタル虐待の部類に入ってきます。
そこで、
1)怒りで妨害に反応しない
議論が議論を呼び、
感情的になって、ムキになって、
応戦し、舌戦し、お互い噛みつき合っている時、
相手を追い込み、立ち往生させて
緊張させていると感じた時は、
単にそれは、感情をうまく表現できないか、
結果を心配しているだけなのかもしれない。
防御的になり始めた時は、
口撃ラッシュして追い込まない。
1歩下がってあげること。
ガードが下がったところを
たたみかけるように猛追し、
強制的に開放させたりしないこと。
耳を傾ける時間をとること。
しっかりとあなたが言いたいことを
聞く準備はできているよ、
解決していきたいということを
敵対的ではなく、伝えること。
2)クールダウンタイムを設ける
会話が衝突する時、議論に突入しそうな時、
妨害が発生した場合は、
合理的な会話をすることは不可能です。
また激しい感情の時に相手に
思いやりを持つことはとても難しい。
休憩し、離れ、クールダウンタイムを
とるようにします。
例えば、事前に熱くなってしまう時は、
双方でルール決めとして
「20分後に戻ってくるね」と妨害者へ伝えることを
ルールで決めておく。
他にも「感情を整理するのに数日、時間をくれる?」と伝えるなど。
あなたの感情が乱れている時、
心の余白、余裕、スペースを
必要としている。
そのことを相手に伝える方法です。
妨害者へ「また戻る」というニュアンスを伝えることで
相手にも安心感を与えられ、
冷静になる時間を双方持てる。
「今、相手はストレスを感じて
イライラしているな」と理解します。
勝手に立ち去る妨害者へは、
事前に、
自分が感じていることを伝えておきます。
「あなたが立ち去る時、それは私を傷つける行動よ」と。
また妨害者へ
「気分が良くなったときに話してもらえる?」と伝える。
妨害者のそばにいるし、
寄り添って解決していこうよ
という前向きな気持ちがあることを
知らせることもできる。
3)自己鎮静
クールダウン時は、相手に対して、
「とても意地悪な性格だわ」と憤慨し、
否定的に考える可能性が高くなる。
ネガティブな感情によって乱され、
右往左往し、注意が散漫になっている思考を
真ん中に持ってくる。
静かな空間で、目を閉じ、リラックス。
呼吸を整える。瞑想する。
もしくは気晴らしとなるアクションを採用する。
・雑誌や本を読む
・散歩する
・音楽を聴く
・運動をする
・栄養のある食事と十分な睡眠
セルフケアに十分な時間と
エネルギーを費やすこと。
自分自身を落ち着かせること。
その為のアクションを、常日頃、
用意しておくこと。
いかがでしたか?
ストーンウォールを築くこと、
または築かれることは、
人間関係を破綻に導く行為に
なりえるということ。
意図的であろうがなかろうが、
議論から逃避するのではなく、
自分の一方的な主張ばかりを通すのではなく、
共に問題に立ち向かい、
前向きな行動を起こし、
人間関係を前向きに強化すること。
おあとがよろしいようで。
今日はここまで。
おしまい。