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2021/08/02 15:02



考え、感情、行動に影響を及ぼすもの、

それは自尊心。

それは自信やモチベに影響を及ぼし、

新しいことにチャレンジする勇気にも影響し、

折れない心、粘着力にも影響するし、

自己への思いやりや愛情などにも影響を及ぼします。


自尊心は、自分の自己価値や
個人的価値観です。


つまりは自己評価であり、
自分をどれだけ好きかということでもある。

自分をどのように見えるか、どのように感じるか、
どのように評価するか。


自尊心が高い人は、

自分を価値のある存在と承認し、
前向きに感じ、

他人の目や意見、期待に振り回されず、
過度に他人や自分を軽蔑せず、

他人の批判に敏感すぎず、
賞賛に依存しすぎず、

自分の考えを信じて、
自分の価値観に沿って、自分へ正直に行動する。

自分の感じたい気持ちを、
そのまま閉じ込めずに感じる。


コントロール不可なことに執着せず、

自分の考え、感情、意見、興味、
目標を大切に、意味のある人生を創造します。

外的圧力(他人や環境など)は関係なく、
自分のために行っています。



自尊心が低い人は、

外見や表層的なことに重点が置かれ、
常に他人からの承認と賞賛を必要とし、
批判にも過剰に反応します。

成功、人気、銀行口座のお金などの
外部指標に基づいています。

外部からの成功は素晴らしい副産物ですが、

決してそれが人生の最終目標で、
人生の全てではないということ。

そして、自慢と自信過剰という形で現れます。

自分を必要以上に大きくみせるように
相手へ見せつけます。

その根底には、自分への無価値感や
不安感があり、自己を防衛しています。

他人の人気や成功に嫉妬し、
その人に憤慨する。


他人を批判し、悪口を言い、
からかい、自分よりも下に他人を見る。

自分の責任をかえりみず、
自分の正当性を主張する言い訳に注力し、

また自分の能力不足を感じ、
自分に自信がなく、

失敗することは、経験を学ぶ教訓とされず、
無価値とされ、過剰に恐れます。

物事がうまくいかなくなると
すぐに自尊心に疑問を呈し、
不安になり、無力になり、

自分のことを好きになれず、
すぐに落ち込んでしまい、

自分の長所ではなく、欠点ばかりに
集中してしまう。


物事がうまく行かない時、自分自身を
過剰に責めてしまいます。


また自分の人生や状況を、
自分では何もコントロールができないと
諦めて苦労します。

自分を信じることができず、
自分には価値がない、
必要とされていないと感じてしまいます。

無能で助けに値しないと感じ
必要なものを尋ねたり、助けを求めるのが
とても苦手です。



自尊心は、人生のさまざまな分野で、
重要な役割を果たしていて、

幸せで充実した人生の、
ほぼすべての要素にリンクしていて、

人生全体の幸福度に
大きく関わっています。


この自尊心が低いことは、非常に深刻な
問題になる可能性があります。 


そんなことは百も承知で分かってるけど、
やっぱり自信がないの。ってことで、

自信がない、自尊心が低い時、

人は、無理して、自信があるかのように
ふるまいます。

そう教えられます。

自信がない人は、

あるかのようにふるまうことで
自信が出てくるよとアドバイスを
受けたことはないでしょうか。


会議でのプレゼン、お客様への説明、
人前で自分の意見の発言、
就職面接、聴衆の前でのスピーチ。


自信が必要な状況って
色々な場面がありますよね。


希望する結果を達成するために。
恐れや問題を克服するために。


あたかも自分はできますよオーラを出し、
出来る人間風にふるまうことで、
自信を偽り、これを乗り越えます。

もちろんこの疑似自信は、

短期的であり、1回限りという場面、
急場しのぎ的に、

有効に機能することもあり、

疑似であっても、自信が必要な場面では
役に立つことはありますよね。

でも結局は、長期的には機能せず、
持続可能的な戦略ではないとされています。

それは、偽りの自信であり、
本当の自信ではないから。


例え偽造してもそのスキルを
向上させることはできないから。


また、疑似自信は、
相手からは信頼できるように思われ、

誠実に見え、よくできる人、
何でも知っている人のように思われますが、

いざ、ひとたび何か質問されたり、
詳細の説明を求めると、

自信はすぐに消え始め、
化けの皮は剥がれてしまい、
自分自身に自信がなくなるっていうケースもあります。

自分自身をだましていることは
自分が一番理解しています。



ただし、この疑似自信によって、

勢いをつけて、
つまり、エンジンが稼働するきっかけとなり、

前向きにアクションプランを練り、
望む結果や目標を追求するために、

必要な行動を実際にとることができ、

そして、自信がなく進めなかった、
行動を起こさなかった場合では、

得られることができなかったチャンスを得たり、
前進するのを助けてくれるツールとなれば

それが本当の自信が高まるきっかけになる
場合もあるから、

一概に全ての疑似自信が
悪いというわけではないと思う。


でも、みんながみんなそうなるとは限らず、

大くの場合は、
その場しのぎが多くなってしまうのが現実。

その場をうまく取り繕くろえれば、
後はまーいいかとなりがちになる。


自信が必要な場面が多い人、
自信を偽っていることが自分でわかった場合は、

偽造するのではなく、
本当の自信に取り組む必要があるってことで。


本当の自信とは、
自分の実際の能力から生じる自信の感覚で、

偽りの自信とは、
実際には十分な準備ができていないときに、
得意なふりをしていることです。
自分が得意ではないことを上手く装います。





人間、完璧である必要はないということ。


本当の自信とは、
自分の強みを誇示することではなく、
欠点を受け入れること。


完璧である必要はないということ。


そんなパーフェクトヒューマンはいませんし、
そうである必要もありません。


また自信があるからといって、
全てを知っているということではないということ。

自信のある人は、

弱いところや分からないことを
オープンハートにし、
質問し、助けを求めることはいとはない。

これは自分自身の能力を
信じていることを意味している。


また自分の間違いをすぐに認め、
新しいことに挑戦し、間違いや
失敗に対する責任を受け入れ、

間違いを訂正し、
そこから学ぶことをいとわず、
そして先に進みます。

自信のある人は、

自己中心的で、常に自分のエゴを主張し、
自分が正しいんだと、優れているんだと
思っているわけではなく、

間違いを恐れていないということ。


自信を持っているふりをしている人は、
間違いを隠し、過ちを認めず、他人を責め、
助けを求められず、

現実のスキル、知識のギャップの差を
取り繕うことに必死で、

完璧、できる、良い
イメージを維持しようとします。


自信の欠如を隠すことで、

間違いや失敗の経験からの
教訓、学ぶこと、学習すること、
成長するための学習の機会を逃してしまいます。





否定的な自己イメージを
持ってしまっているのは、
内なる批評家のせいかもしれない。


内なる批評家とは、心理学用語で、
行動を起こそうとすると同時に現れる
否定的な意見を言う、もう一人の自分のことです。

これは下記のような考えで、
一貫して私たちの自尊心を損ないにかかります。

「あなたはバカで無能なんだよ」

「何をやっても無駄だって。できっこないって」

「誰もあなたのこと好きじゃないんだよ?」

「それやって意味あんの?リスク犯すことないよ」

「どうせできないし、傷つくだけだよ?」

「あなたは無価値だよ。おとなしくして動かなくていいよ」


これらの否定的な考えに挑戦し、
内なる批評家に立ち向かうことで、
低い自尊心を克服する。

先ずは、このような考えになる時は
どのような時か。

引き金を認識することです。


心の声が、関係構築を拒むセルフトークで
強烈に足を引っ張ってきます。

この声というのは、あくまで
防御を知らせてくれているシグナルであり、
単なる情報に過ぎないということ。

この内なる批評家が敵ではなく、
味方だということ。

おせっかいで心配してくれている親のように。


批評家の言う通りに、
未来の全てが現実的に起こるとは
限らないわけで。


あくまで未来への危機察知のシグナルであり
「気を付けてね!」ということを

遠まわしにし否定的にしか
知らせてくれないシステムだってこと。


反対するためにズバズバ言ってきますが、
それに打ち負かされる必要はなく、
断固として抵抗する必要もない。

聞いて、知って、受け入れて、
「考えてくれてありがとう」と礼を言って、

他へ移るときに、静かに
その声を置いていくこと。

置手紙のように。


内なる批評家に挑戦し、
低い自尊心へのスパイラルを止める。

自分の意見に素直に行動する価値があることを自分で
認識すること。


また、逃げる代わりに
傷つき拒絶される場面に慣れることも重要で、

大抵は痛みを避けようと回避します。
でも、感情の痛みを避けたり抵抗したりすると、

自分自身へ苦しみを余計に
引き起こしてしまうだけだということが
研究でも明らかになっています。


人生では自分へ痛みや困難を与える場面に
遭遇することはあります。

その痛みを受け入れること。

痛みを受け入れれば、
苦しみを救うことができるから。

恐れのシグナルを迎え入れ、利用する。


恐れを、勇気を持って引き込むことで、
負のエネルギーを正の動きのエネルギーに
変えることができるから。




次に、

自尊心が低いと自分を愛し、自分を労わる
配慮に欠けてしまう。

根底にある懸念、不安、
自分の中で低い自尊心を
引き起こしているものに対処する。

どんなに小さくても、
気を配り、自分に優しさを示します。

・許しを練習する

・感謝する

・自分の得意なことを考える

・小さくてもいいから自分への祝福事、
進歩事、成功を考える

・毎日何らかの祈りや瞑想にふける

・他人を助ける

・否定的な考えにあえて挑戦する


■自尊心を向上させる



いかがでしたか?

心理学では、本当の自信は、
筋肉と同じで、訓練次第で大きく、
強く、鍛えられるとされています。

ただし、それを構築するのには
年月もかかり、簡単ではありません。

でも、心からの自信を育むことは、
人生にとって、大きく幸福感にも
影響しているので、

意識して、本当の自信を
構築していくことを目指す価値は
十分にあるのではってことで。



おあとがよろしいようで。
今日はここまで。
おしまい。




Good virtues グッドバーチューズ