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2021/11/05 14:00



あなたは自分の感情を
他人にオープンにすることは
得意な方ですか?

それとも苦手ですか?

自分の感情を表現して、
他人に打ち明けることができたり、

または相手からの打ち明けに
耳を傾けたり、他人と心理的、感情的に
シェアしたり、共感、共鳴したりなど、

オープンハートになって、
相手との距離感を縮めることは
苦手ですか?容易ですか?

オープンハートな人にとって、
感情的につながることって
何ら抵抗がないから(むしろこっちを好む)

感情的な親密さって生まれやすくなりますよね。

神妙に心の内を吐露し、
打ち明けてくれる人には
受け手側も誠実に、心を開く
準備を整えていきます。

・良い時も悪い時も相手と共感、共鳴できる
・困っている時や悩んでいる時、感情的なサポートや励ましを提供する
・本物の愛情を示す
・感情的な反応を受け入れて聞く 
・より深いレベルでの意味のあるつながりのある感覚

しかし、心を開いて感情を表現することが
苦手な人にとって、

自分の気持ちを話し、表現することが
難しく感じたり、相手と感情を
共有したりするのも難しかったり、

相手の感情や心象風景を
覗くことも難しかったり、

感情的な表現を必要とする
大事なお題、場面、状況から

話題をはぐらかしたり、
先送りしたり、無視したり、
目を背けて見ないようにしたりして、

状況から逃げてしまうことが多々あります。


感情同士でがっちり手をつなぐような、
感情的な結びつきを嫌い、
他人と深くつながることを避け、
または望まない。

例え何度も回数を重ねて合って、
お茶をし、食事をし、一緒に出かけ、
過ごす時間が多くとも、

なぜか近いようで、遠く感じられ、
表面的で薄く感じる。

バカでかい超えられない
壁が作られている感じ。


深刻な会話や感情的な会話を避け、
自分の感情について話し合ったり、

共有したりすることに
オープンではなく、

感情的な絆を構築することが
なかなかできません。

そのような状態だから
相手の感情的な話しに耳を傾けて反応したり、
真の愛情を受け取ったり、
与えたりすることにも苦労します。


このような人は、例えば
男女間の恋愛の場合、

初回のデートでは非常にうまく立ち回りますが、

回数を重ねるごとに、
親密になることを恐れるので、

わざと遅刻したり、
わざと連絡を急に途絶えさせたり、
わざと相手に嫌な事を言ったりなどして

これ以上親密な関係にならないよう
わざと断絶しようとしてしまいます。


またあらゆる小さな理由を見つけては、
距離感を保とうとします。

本当は自分のことを知られたくないための
言い訳を見つけているだけにも関わらず・・・


このように、自分の感情ついて
正直に話すことが難しい場合、
次の問題が発生する可能性があります。

・信頼できる人がいない
・信頼されない
・一人で抱えて怒り、ストレス、悩みの爆発
・表面的な繋がりを複数と(1人と深く繋がるのを恐れ)
・深い関係になれない
・孤独
・深い話しができない
・他人からの本当の愛を受け取ることができない
・相手の深い感情を受け取ることができない





何が原因なのだろう。

何が原因で感情的に
オープンになれないのだろう。

自分の感情を表現できない理由、
感情的に繋がれない理由はなぜなのだろう。

うまくオープンハートできない原因は
様々あると思われますが

多くの研究で、
親子関係で、その基盤となるものが
形成されやすいようです。

・両親からの愛情が不足し、本来、
子供の安全基地となるべく存在が
脅かされたり、子供の感情的なサポートが
なされていない

・感情的になって、罵声や怒鳴り声で叱責したり、
暴行、ネグレクト

・要所、要所のしつけは大事なのだけど、
過度で厳格なしつけにより、
子供の自由意志、選択を尊重せずに制限し、
直ぐに否定する。

・両親から見捨てられたり、無視されたり、
嘲笑されたりしてできてしまった心の深い傷


幼少期に自分の感情を素直に表現した時に、
それをことごとく否定された場合、

「もうよそう」
「もうやめよう」
「どうせ否定される」
「言うこと聞かなくて失敗したら叱られる」
「もう怒られたくない。怖い」

幼少期、自分を表現することによるメリットを
感じられないまま育ってしまった場合など

成人後に自分の感情を
うまく表現できない状態に陥り、

感情を表現しなければいけないような
状況をことごとく避けてしまう
リスクが高まります。

感情的に距離をとること=自己防衛で安全だという
思考習慣が強固になり、
無意識化で信念化されてしまう。


他にも、感情的な繋がりを
避けるようになった原因として

・人間関係によるトラウマ
・感情を表現しない方がうまくいった経験
・過去に愛する人の別れによっ深くて悲しみを負った経験
・早期の喪失と拒絶による心の傷


このようなことが原因となり
深く傷を負い、その傷が癒えないまま

「距離を縮めても、ろくなことがなく、
いいことなんて1つもない。傷ついて辛くなるだけだ。」

ということが
教訓化してしまったということにもなる。





この感情的に距離をとる人の兆候として


・親密さを避ける

自分の感情、本心、内心を
悟られたくない人は、自分がそのような人間だと
思われないように、

わざと明るくふるまったり、
装うことに長けていると言われ、

一見すると隠されていて、
分からないことがあります。

ただ、接触頻度が上がり、
共有時間や共有体験を重ねても、

壁を感じたり、背後の考えを深く
理解できなかったり、

神妙な話、深い話しになると
避けたり、はぐらかしたり、
浮ついた返答をしたりと、

感情表現する場面において、
少し疑問に思った場合は

相手は内側の感情や考えを共有するのを嫌がり
親密になるのを避ける人かもしれない。


例えば、身体の関係を先に持った
彼氏になりそうでならない人、
プロポーズや結婚をいつまでも
先送りしている人など。

相手に愛を伝えたり、
2人の未来のついて具体的な深い話しをすると、
不快になるかもしれません。

恋人や結婚など、
関係を正式に定義することを拒否します。

そういう相手は
複数のパートナーとカジュアルな
関係を持つことを好むような人だったり、

物事が深刻になりすぎている場合は
関係を終わらせてしまう人かもしれません。

感情的な親密さよりも
肉体的な親密さを選択することが
よくある傾向もあるので、
恋愛する際には注意が必要になります。


恋人がうまく感情を表現できずに、
深い繋がりを嫌がり、
心底を悟られたくないような人だとした場合、

恋人を感情的にうまく表現しやすいように
自分も学んだり、

相手との関係にどのように影響するかを
思いやりを持って指摘して
相手に懸念を伝えたり、

サポートしたり、励ましたりなど、

安全基地としてのスペースを与え、
恐怖や不安に陥らないような環境を
整えてあげることはできますが、

最終的には、感情的な表現の不能を
克服することは本人の責任であるということ。


相手にもっと感情を表現するように
強く変更を要求して圧力をかけたり、

本人の意思、意欲がないのに
本人に代わって色々と対策や措置を
講じてあげたりするべきではないということ。

サポート沼に落ちてしまい、
サポート者のせいではないにもかかわらず、

自分を責めてしまったり、
自己嫌悪に陥る必要は
まったくないということ。

自分の中で境界線を作っておくこと。


・相手の過去は謎のまま

オープンでない人は、
自分の過去や、自分のライフヒストーリーを
他人に話し、共有することを嫌います。

全ての過去を相手にさらけ出す必要はないけど

オープンに自分を表現すると
相手もオープンになりやすく、

共有し、互いを知れるから、
より深いレベルで強い関係を築きやすくもなる。

恋人が過去の重要な事、大切な事を
伏せる傾向がある場合は、

自分の感情を表現するのを嫌い、
深く繋がることを拒否しているサインでも
あるということ。


・共感しない

感情をうまく表現し、深い繋がりを避ける人は
自分の感情を探求することに抵抗があるので

他人の感情的なニーズ、心象風景を覗くことや
相手の言葉を読む、感情を探求する、
理解する、洞察することが
できないかもしれません。

自分の感情の探求を避けることから
当然、他人がどう思っているか、
何を求めているのかということも
理解に苦しむということ。


もし相手が感情をうまく表現できない、
深い繋がりを避けてしまっている
シグナルに気付いた場合、

このままでいいのか、
関係性を再考する良い時期なのかもしれない。


なぜなら自分の感情的なニーズが
満たされず、心労負担がどんどん大きくなるから。

あなたと付き合う前からそのような
状態なので、それを変更するには、
忍耐と信頼が必要になってくる。

人生において、その相手と一緒にいる価値が
あるかどうかを尋ねる必要がある。


感情をうまく表現し、繋がりを恐れないようにする
ヒントとしては、

・身近な人から少しづつ心を開く練習をする。
最も長く安定した関係(例えば、古くからの友人、家族)で
心を開いてる。

・自分自身に取り組みます。
1つはジャーナリング。

自分と向き合い、
自分の心、内面との関係性に
焦点を合わせます。

恐れや不安、何が人間関係の妨げに
なっているのかを考え、内省する。

自分の気持ちに正直に、素直に、

気持ち、感情に焦点を当てて
書きなぐっていく。


2つめは、今の感情を無視して
シャットダウンとするのではなく、

自分を愛し、自分に優しく、
感情を受け入れ、自分へ思いやりを持って接し、

表現しても大丈夫な存在であるんだと
自分を開放することを学ぶこと。

不快に感じ、否定的な考えや感情を抱いても
大丈夫であることを認識する。

感情と向き合う。そして感情は
一時的なものだと理解する。承認する。

欠陥や不十分さに自己批判的になるのではなく、
寛容的であるということ。

ネガティブセルフトークを自己思いやりに変える(過去記事)

3つ目はマインドフルネス瞑想です。
自分の感情的な自己に根ざし、
不安、心配、トラウマで曇った心をクリアにし、
自己との繋がりを強化し、
自分を信じるのを助けてくれる。




いかがでしたか?

まずはあなたが犠牲者の場合は、

相手にそのような状態だと気付いて
もらうことが何よりも大切になりますよね。

あなたのそれによってどう感じ、
どう悪影響が出てきているのかなど
伝えてあげること。

こちらもサポートはする意思を伝えますが、
いくら伝えても、

その思考習慣を一向に直そうという
意欲がない相手には、

今後も含めて考える必要が
出てくるってことで。


おあとがよろしいよう。
今日はここまで。
おしまい。




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