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2021/12/21 14:00
今年も終盤戦。今年を振り返ったり、
来年のことを色々考える時期ですよね。
「いやいや、こちとら仕事納めに向けて
きつきつで、呑気に考えてる暇なんてないよ」
って感じでしょうか。
もうひと踏ん張りです。
それを超えると、
ようやく充電する時間が作れますね。
冬眠w。
少し時間ができた時、
今日のテーマについて
考えてみるのはどうでしょうか。
それは、”生きがい”について。
あなたは生きがいを持っていますか?
漢字で生き甲斐って書いて、
生き=命、甲斐=価値
生きる価値とでも言うのでしょうか。
自分の人生に、
自分の存在に価値があり、意味があると
感じさせてくれる、思い起こさせてくれるもの。
生きがいは、下記の
4つの円が重なり合う中心個所であるということが
言われています。
・あなたが好きなもの
→人生に喜びをもたらし、
生き生きと充実させていると感じさせること
・あなたが得意なこと
→他人よりも早く、うまく、簡単にできたこと。
才能や能力が含まれる。
・世界が必要としているもの
→ここで言う世界とは世界中や人類という
壮大なことではなく、(それもありだけど)
もっと小さな単位、コミュニティー,
対個人であってもいい。
ようは個人的な喜びや満足をさせるものだけではなく、
他人から必要とされ、役に立ち、ニーズが
あるかどうかってこと。
それは他人の利益にも貢献していること。
・あなたが支払うことができるもの
→それに対して報酬を得ることができること
つまりこの図によると、
4つの円の重なり合う中心個所。
それが生きがいであると。
ようは、「興味があり、好きで、
情熱を注いでいること、そしてそれが得意であり、
世界が今必要としていること、そして誰かが
あなたにお金を支払うこと」
ということになる。
他の円の交わる個所として例えば
・好きなものと得意なものの交差点は”情熱”です。
・好きなものと世界が必要とするものの交差点は
”ミッション:使命”です。
・世界が必要としているものとあなたにお金を
支払ってくれるもの(報酬を得ることができるもの)の交差点は
比類なき”才能、適性”です。
・得意なことと報酬を得ることができるものの交差点では
”職業”があります。
ここまで説明してきてなんですけど、
これらが必ずしも生きがいに必要な
要素かというと、異論もあるとされています。
もちろん、この4つの円の交差点が
生きがいとするのは、説明するには
しやすく、理解も早い。
でもこれが生きがいの絶対条件かというと
そうとは限らないとする意見。
例えば、
・他人が必要とするものを含む必要はないという意見
・必ずしもそれが好きなことでなくてもいいという意見
・必ずしもそれが得意なことでなくてもいいという意見
・お金にならなくてもいいという意見
ようは、世界にニーズがあるかとか、
お金に直結するとか
どうでもよくね?って意見。
もっと個人的で、
もっと小さなことで、
もっと日常のほんの少しの
一コマでもいいねじゃね?って意見。
あと、好きで、得意でって言うけど、
そんなキラキラしたポジティブな
側面だけじゃなくね?って意見。
なんとなく生きがいっていうと
好きで、得意で、楽しくてというイメージが強い。
好きじゃないと、楽しくないし、
得意じゃなきゃつまらないから。
もちろん、これらであった方が、
生きがいへと昇華しやすいのは分かるけど、
例えば、
今悲惨な状況であったり、
現状、本当にやっていることが価値があるのか
わからなかったりしても
未来を楽しみにできるものや、
強く自分が信じている目標や到達点に
向けて走っている時というのは、
それは生きがいにもなるし、
時間を割き、心血注ぐものであれば、
それは何であっても、
そこに生きがいを
見つけることができるって
意見もありますよってこと。
確かに、当初いやだなー、
なんか乗り気じゃないなーってものも、
時間を注いで、経験を積んでいくと、
いつの間にかそれにハマり、
今や生きがいになってるってことは
よくあること。
それが子育てであろうが、
仕事であろうが、趣味であろうが、
自分の時間を捧げることができること。
時間とエネルギーを
フルコミットさせることをいとわずに、
一歩踏み出すことができること、
それは全て生きがいなんだよって意見。
まーどういう意見があれ、
言えることは、
やる気を起こさせる目的、
それを追求する動機を見つけることは、
より大きな充実感と
幸福につながるということ。
これは間違いないと言える。
KBG84という平均年齢84歳の
沖縄のアイドルグループを知っていますか?
その中のおばあちゃんの1人は
生きがいは、「KBG84ダンスグループで
仲間と踊り、歌うこと」と語っています。
人によっては、単に仕事と感じたり
お金のためだけと感じる人も
いるかもしれない。
(別にそれを否定するわけではなく)
そうではなく、グループは手段であり、
仲間とワイワイとにぎやかに踊り、歌い、
時間を共有することに
人生の目的、価値や意味を見出し大切にする。
これが、おばあちゃんのそれをする、
やる気を起こさせる、行動するための動機、
目的、意味、理由ですよね。
それは日々の小さな
楽しみかもしないけど、
興味を持ち、集中し、人生に
満足感を与え、心血を注げる。
自分のしていることに喜びと
満足を見いだすことができる
非常に大きくて重要なこと。
収入とは直結したものではない
プライスレスなものだということ。
生きがいは、自分が生きる目的、
または人生の価値を見つけるための
大切なキーになるってことです。
その瞬間に心身を投じること。
生きがいを感じるのには
多くのメリットがある。
長生きしたり、ストレスが軽減したり。
中でも、自分の人生の価値や意味、
目的を知ることができるってことは、
とても大事なメリットだと思う。
それは自分自身を深く
知れることでもありますよね。
自分をよりよく知るってことが
幸福感を上げるのに役立つ、
とても重要な要素になってくるから。
自分の性格や強み、弱み含めて
よりよく把握することができ、
いわば、自分の取説を明確に理解し、
自分の心身操作はおてのものとなり
人生へのコントロール感を失はず、
他人の評価や顔色を気にせず、
自分が人生の主人となり、
目の前のどんな環境にもフィットしやすくなり
生きやすくなり、それは日々の生活の充実、
満足感や幸福感にも大きく影響してくるから。
生きがいは、外面(長寿、ストレス軽減)と
内面(自分を知る)の両方に多大な
メリットをもたらしてくれる。
またもう1つ大事なメリットとしては
困難な時期であろうと、
生きがいは、やる意味、動機、
それをやることによる自分なりの価値を
理解していれば、
未来を見つめ続けることができるという点。
生きがいは、困難な時期を乗り越えるお手伝いを
してくれる。
生きがいがあるからこそ
目を覚まし、力を与え、
自身の行動を推進してくれ、
暗いトンネルに、ひとすじの光を
灯し導いてくれる。
困難な時期を乗り越えるために
誘導してくれる光になってくれたりもするから。
生きがいは、旅の最終目的地の達成、
最終結果、完成に重きを置くよりかは、
道そのもの、旅の道中と言われているけど
その通りだと思う。
心血注げる道中。
とことん焦点を合せる道中。
道を歩いている道中。
花が咲いていたり、虫がいたり、
凸凹だったり。
それでも歩みつづけるその意味は?理由は?
それを知る作業ってのは、
内面を照らす作業、つまり内省であり、
当然簡単に見つかることはない。
まずは内省する時間の確保が必要になる。
冬期休暇中。時間はたっぷりとある。
シーズンオフ。1年間の疲れを癒し、
いたわり、リラックスも必要。
でもあっという間に時間は過ぎてしまう。
このオフの時期を有効利用するためにも、
少し休息した後は、
生きがいについて考え、
深く自分の内面と繋がる時間を確保するのは
いかがでしょうか。
それだけの価値は大いにあるから。
おあとがよろしいようで。
今日はここまで。
おしまい。