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2022/04/01 14:27
季節の変わり目で発生する肌トラブル。
皮膚は人体最大の臓器と言われていて、
環境にモロに反応します。
この時期、中でも特に気になるのが乾燥肌。
乾燥肌の要因というのは、
加齢による皮脂や水分不足、
バリア機能の低下、季節、湿度、
ライフスタイル、微量栄養素の欠乏など、
様々な要因があり、
どれか1つに限った話しではなく
組み合わさっていることも多々あります。
これら原因を全て排除するのは
物理的に難しいですが、
少なくともビタミンやミネラル、
その他の栄養素の不足ということに関しては、
自分である程度コントロールすることができる。
そこで、乾燥肌にとって
強い味方となってくれる栄養素として
■ビタミンB群
保湿というと意外と見落とされがち。でも
乾燥肌にとって非常に効果的なビタミンB群。
乾燥肌に効果的なことはもちろんのこと、
脳機能、消化機能、エネルギーレベルまで
健康的に機能するように
サポートしくてれる。
ビタミンBが不足すると、
乾燥、にきび、赤み、唇のひび割れ、
発疹、炎症、乾燥した斑点などが発生します。
ビタミンBの貯蔵タンクは比較的小さいため、
毎日補充し続ける必要があります。
ビタミンBには本当に多種多様な皮膚への
悩みをケアしくれる、女性にとって強い味方です。
中でも、最も重要な2つの役割として
”細胞の再生”と”ストレス解消”が挙げられます。
ビタミンB群については、下記の記事が
理解に役立ちます。
■ビタミンD
骨、筋肉、免疫系、皮膚など
人間活動を行う上で、全体的な健康にとって
非常に重要になってくるビタミンD。
サンシャインビタミンと言われているのは
ビタミンDは太陽の光からとることができるから。
炎症を軽減し、細胞の代謝回転速度(細胞の死滅速度)
を遅くしてくれ、乾癬の効果的なケアとしても有名です。
ビタミンEは、ビタミンCと同様に、
乾燥、小じわ、バリアの低下、
肌の老齢化進行に繋がる細胞の錆び付き、
フリーラジカルによる損傷と戦うのに役立つ
強力な抗酸化物質です。
実際に、ビタミンDレベルと
角質層の水分補給とは相関関係にあることが
研究でも示唆されている。
■ビタミンC
肌の構造をサポートするコラーゲンの生成、
皮膚細胞の再生に貢献。
損傷した皮膚細胞を修復し
治癒過程を早めてくれる。
乾燥肌の保護、創傷治癒や炎症の抑制、
シワの軽減、UVからの保護。
ビタミンCは乾燥肌にも効果的であり、
ビタミンCの不足はシワ、水分不足、
肌の老化進行を速めてしまう。
お肌のバリア機能が弱体化している時、
水分喪失レベルが上昇します。
ビタミンCは肌の最上層(表皮)と
より深い層(真皮)にあります。
水分保持、喪失しないように
サポートをしてくれる機能があります。
■ビタミンE
ビタミンB、C、Dと並んで、
肌を乾燥から守ってくれるのがビタミンEです。
皮膚の重要な構成要素であり、
皮膚のバリア機能を強化してくれる。
ビタミンEは、ビタミンCと組み合わされば
それぞれのビタミンの強度を
上げることができるとされています。
ビタミンEは、皮膚科では
50年以上も使用されてきた
重要な脂溶性抗酸化物質です。
また抗酸化剤として機能してくれ、
皮膚を乾燥させる細胞の錆び付き、
フリーラジカルと戦ってくれるので
老化肌への進行を食い止めてくれる。
またビタミンEは、皮脂の生成を促進してくれ、
肌の水分損失を防ぎ、水分補給してくれる。
また日焼けによるダメージを軽減したり、
天然の日焼け止めとしても機能してくれ、
肌の外層にあるので、太陽からの放射を吸収し、
フィルターとして働き、
肌に浸透しないようにしてくれます。
■亜鉛
体が健康であるために必要なミネラルです。
免疫システムをサポートする酵素を
サポートしてくれる。
DNAとRNAの調節を正常におこない、
免疫系を正常に機能させて、
傷の修復を助ける。
亜鉛は抗炎症作用があることが
証明されているミネラルです。
乾燥、乾燥からくるかゆみや発疹、
炎症、ニキビを防ぐ。
また強力な抗菌性と抗酸化性を持ち、
皮膚の慢性炎症を軽減するのに役立ちます。
■コラーゲン
コラーゲンは、体内で最も重要な
タンパク質の1つであり、
皮膚の大部分を占めている、
皮膚の主要な構造成分です。
お肌の乾燥肌に効果的で水分保持力、
弾力性の向上に役立ち、
ハリや潤いに関連しています。
■ヒアルロン酸
スキンケア成分として有名なヒアルロン酸。
乾燥肌に効果的で、水分を補給し、
保持力を高め、喪失を防ぐ。
■セラミド
こちらもスキンケアでは有名な成分。
お肌のバリアの約50%を構成する脂質です。
お肌の水分保持力を高めてくれ、保湿力を高めます。
水分喪失を防ぎ、乾燥肌や
乾燥ニキビ、シワ、かゆみ、炎症を軽減。
■プロバイオティックス
皮膚と腸内に生息する善玉菌、
微生物のこと。ビフィズス菌なんか有名。
これら善玉と悪玉の微生物叢の
アンバランス、善玉菌の破壊や不足は、
皮膚と腸の両方で炎症が起き、
それがトリガーとなって炎症からくる
乾燥、ニキビ、湿疹、皮膚の早期老化へと
繋がるリスクが高まります。
腸のトラブルが起こっているシグナルは
直ぐに皮膚へと表面化します。
またその逆もしかり。これら繋がっています。
被験者にラクトバチルスプランタルム菌を
毎日投与すると、8週間後に皮膚バリア機能と
水分補給が促進されるという研究も出ています。
■オメガ3
私達になくてはならない脂肪酸。
必須脂肪酸。それがオメガ3。
体内では生成できないので
外部から摂取するしかありません。
・コラーゲンの生成を促進してくれる
・お肌へ水分を補給してくれバリア機能を高め水分喪失を防止
・筋タンパク質の合成を増加させるから筋肥大に有効
・皮脂の生成を調節し、オイルコントロール作用
乾燥肌、乾燥からのニキビ、シワ、湿疹、
炎症を軽減してくれる。
お肌は臓器:内臓であるという意識を持つ。
内臓を健康的に稼働させるには
上記の栄養素や成分が必須になってきます。
これらが不足している現代の私達。
お肌がザルのような状態。
いくら高価なハイテク成分を使おうが
そりゃお肌がよくならず、乾燥肌も
進行しちゃうって話。
あらためて基本に立ち返り、
まずは、必要な栄養素を持つってことから
はじめてみること。
あなたはお肌の乾燥で本当にお悩みですか?
そんな私達に足りない栄養を
簡単に補給してくれるのにお勧めなのが
下記になります。
良かったら、乾燥肌対策のスキンケアルーチンに
組み入れてみてください。
おあとがよろしいようで。
今日はここまで。
おしまい。