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2022/05/24 14:00



世の中には色々な植物オイルがありますよね。


健康、美容に良いとされる植物オイルを
日常のルーチンに組み入れるのって割と
しっかり習慣化しないとついつい忘れてしまい、

いざ使おうと思った時には
「ん?なんか臭うぞ?」とオイルが
酸化、腐敗して、使えなくなっていたってことも
チラホラ。

意外とオイルの酸化する速度って
早いですよね。


酸化するとオイルが腐敗し薬効は消え、
かえって身体に害になります。


えごま、亜麻仁油なんかは
ほんと酸化速度が早くて有名です。


できたら酸化安定性があり、且つ
身体に良いオイルを

日々のルーチンに
組み入れていきたいところ。



・酸化しやすいオイル


油はこういう感じで分かれている


■価不飽和脂肪酸:体で作れる。

ーオメガ9 オレイン酸 熱に強い


■多価不飽和脂肪酸:体で作れない(必須脂肪酸)

ーオメガ6 リノール酸 熱にそんな強くない
ーオメガ3 αリノレン酸 熱に弱い


オメガ6って基本、
肉とかサラダ油に入っていて
割と普通に食事していてもとれる。

だから肉食中心の欧米型の食生活なら
結構6に偏っている人が多い。


だから極力3をとってねって言われている。


厚生労働省では
オメガ6系を4~5に対して、
オメガ3系は1の割合がバランス的に
良いんだよって言ってる。


ここではオメガ3の詳細なメリットは
割愛しておきますけど、

脳、神経、メンタル、心臓、
血圧、血流などを健康的に、
正常化するのを、強力にサポートしてくれる
物凄くメリットがある。


それが亜麻仁油やえごま油が
身体に良いと言われる理由です。

オメガ3の含有量が非常に高いから。



必須脂肪酸(オメガ3と6)は基本、
熱にそれほど強くはない。


特にオメガ3の量が多いオイルは
酸化速度が物凄く早い。


だから飲み忘れると、
あっという間に酸化して腐敗してしまうという
難点があります。




・亜麻仁油の脂肪酸組成

<オメガ3> αリノレン酸:55%
オメガ9 オレイン酸:19%
オメガ6 リノール酸:15%
その他

・えごま油の脂肪酸組成

<オメガ3> αリノレン酸:63%
オメガ9 オレイン酸:14%
オメガ6 リノール酸:15%
その他



オメガ3の含有量が多いから
すぐに酸化しちゃいます。


だいたいの目安が

亜麻仁油はだいたい2週間-3週間、
えごま油は1か月以内に使い切って
くださいと大抵の会社は
アナウンスされてますよね。




では、ブラックシードオイルはどうなのか


まずは下記のような実験結果が出ている


2018年3月から2018年4月まで、
イランのバラミンイスラムアザド大学とテヘラン大学との実験で
すぐ酸化する亜麻仁油にブラックシードを添加して
酸化速度落とせるかって実験。

結果ブラックシードオイルが酸化を十分に
遅らせることができることができたんだって。

亜麻仁油の酸化安定性に対する
ブラッククミンシード(Nigella sativa L)油の添加効果



また2012年トルコのベイサル大学での実験では
ブラックシードオイルの揮発性化合物の
熱酸化中の変化について研究されました。


それぞれ60度と100度のオーブンに
サンプルを入れて変化を見ていきます。

両温度ともに、

ブラックシードオイルは
強い酸化安定性を示し、


中でも抗ラジカル活性のある下記の成分

・チモキノン
・4-テルピネオール
・α-ロンギピネン
・カルバクロール
・イソロンギホレン

これら成分が

両温度の2つの保存条件下で、

油中に存在している他の化合物よりも
安定したままであり、

これら成分が酸化安定性に
寄与する可能性があることを示唆した。

ブラックシードオイル(Nigella Sativa L.)の
揮発性化合物の熱酸化中の変化





そもそもブラックシードオイルの
抗菌作用ってのは、
他の植物に比べて非常に高いことで
知られています。


だから酸化速度を抑えたり、
腐敗を防止する効果ってのも納得。



酸化が非常に早い亜麻仁油の
酸化速度遅らせることができたってのは、

お互いのメリットを相互に補えて
相乗効果も発揮できますよね。



ブラックシードオイルって色々調べていると、

腐敗防止レベルが非常に高いので、
鮮魚にオイルを塗って日持ちさせたなんて
研究も出てきたくらい、

実は抗菌作用としてはかなり優秀。



下記にブラックシードオイルには
どんな成分と作用があるかを
具体的に書いてます。

■ブラックシードオイルによるお肌の効果効能


ブラックシードオイルの
脂肪酸組成を見てみると、


・必須脂肪酸であるリノール酸(オメガ6)の含有量は約55%、
・オレイン酸(オメガ9)の含有量は約25%、
・必須脂肪酸であるアルファリノール酸(オメガ3)は約2-3%です。
・他、オメガ7(パルミトレイン酸、アラキドン酸)などです。



脂肪酸組成だけを見ると


亜麻仁油やえごま油のように
オメガ3が多くはない。


だからといって良くないオイルと判断するのは
時期尚早。


植物オイルはビタミン、ミネラル、アミノ酸、
植物化合物、フラボノイドなど多数で
構成されています。


脂肪酸組成というのは、
あくまでパズルの1ピースに
すぎないということ。


オメガ3が良いとテレビで聞いて、
「じゃー3だー、3が多くないとダメだー」と
直ぐに飛びついてしまうのは
表面上しかすくえておらず、
それほど甘くないってこと。



むしろ脂肪酸組成以外の部分で
どのくらい人間にメリットを
与えてくれる栄養素が含まれているのかってのが
非常に大事なキーになってくる。


ブラックシードオイルは
アンチエイジング成分として
他にもビタミン、ミネラル、アミノ酸、
このオイルしか持っていない強力な
エイジング成分チモキノンなど
総勢100種以上の栄養素が含まれていて、

これら植物天然由来の栄養素を
一気に、同時多発的に
摂取できるというメリットがある。



今日はあくまで酸化速度について述べているので
脂肪酸組成に焦点を当てているってこと。



話しを戻すと、亜麻仁油やえごま油のように
オメガ3が多くはない。


だから、そこまで敏感になるほど
酸化速度が速くはなさそう。


ただオメガ6もそこまで
熱に強くはなく、酸化も割りと早い。


だいたいどのくらいを目安に
ブラックシードオイルを使いきればいいか。


色々と海外のメーカーを見ていると
開封後は1~3ヶ月は持ち、

半年以内には使いきれってどこも書いてある。
あとは臭いや使い心地で判断って感じです。


これはあくまでもシングルオイルつまり
100%ブラックシードオイルについてのことで、
他に成分をブレンドして安定性を
保ったりするものが入っていない場合のこと。



下記の図は2018年ポーランドの
ポズナン生命科学大学が実験した
16種類のコールドプレス食用油を

110度でランシンマットって
機械を使って油の酸化安定性を計測した研究がある。


16種類の中でも、
ブラックシードオイルは
一番最長の14時間で反応が出だして
酸化安定が一番高かったんだってさ。


ランシマットとは
サンプルを専用のガラス容器内で
高温状態にして劣化プロセスを早め、

酸化が活発に起こり
始めるまでの経過時間、
つまり誘導時間または
酸化安定性度(OSI)を測定します。




この結果を見てみると、
よく耳にするアルガンオイルよりも安定性は高い。

アルガンオイルでは11時間で酸化反応が出ている。

ブラックシードオイルの
酸化耐性14時間に比べると
腐敗の進行が早いってこと。


アルガンオイルは大抵3-4ヶ月の日持ちって
ところなんで、まーそれよりかは持つ。

でも、日本の気候条件なども鑑みると、
まーアルガンオイルくらいを目安したら
安心なのかなって感じ。



ブラックシードオイルは
加熱する料理には向いていないとされています。

スパイスやたくさんの料理に使われているけど、

もし使うなら直接加熱する料理と
一緒に入れたり、鍋やフライパンに入れるのではなく、

熱いものは食べる直前に入れたりして、
使ったらいいと思う。




まとめ

①:亜麻仁油やえごま油は脂肪酸組成見ると推奨されている
オメガ3が多い、でも酸化が早い

②:オメガ3が少ないからと拒否するのはもったいない
ブラックシードオイルには脂肪酸組成以外にも
100種以上の豊富な栄養価と強力なチモキノンという
抗酸化物質が入っており酸化安定性も非常に優れているから。

③:ブラックシードオイル単体のシングルオイルでの利用は
開封後は1~3ヶ月は持ち、半年以内には使いきれば問題なし。



Good virtues(グッドバーチューズ)