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2022/06/10 14:00
「もっと毛穴が小さければ・・・」
「なんでこんなにも毛穴が大きいのだろう・・・」
「毛穴を小さくするにはどうしたらいいのだろうか・・・」
こんなふうに思ったことありませんか?
毛穴の開き、大きな毛穴って
どうしても気になりますよね。
毛穴のサイズが小さいと、
肌のキメが整って見えるし、
たるみも目立たなくなり
滑らかさ、ハリ感、ツヤ感も出せます。
できることなら、開き毛穴は、縮めて、
小さく、目立たなようにしたいところです。
毛穴のサイズは遺伝的なものも
関係していると言われているけど、
だからといって放置していては
ますます進行を早めるだけ。
まだまだ諦めるには時期尚早。
ケアする方法はたくさんあります。
そもそも、毛穴の拡大の原因は何かいうと、
皮脂腺により過剰な皮脂が作られ、
それが死んだ古い皮膚細胞と混ざり合うことで
毛穴が詰まってしまう。
皮脂が毛穴から自由に排出できずに、
毛穴が広くなってしまい、
目立つようになります。
また細胞の代謝サイクルである
ターンオーバーが乱れて遅れると
死んだ細胞が蓄積し始め、毛穴を詰まらせます。
これらはニキビや炎症を
引き起こすリスクも高まってしまいますよね。
また加齢によって弾力性が低下し、
肌がたるむことによる毛穴の開きというのも
見落としがち。
肌がたるむと毛穴が大きく見えてしまうから。
そこで、開き毛穴を治して、
ケアし、小さくし、できるだけ
目だたないようにする方法として、
・食事
これまで皮膚科医の間では、
食事と毛穴の詰まりの関連性については
過小評価されてきて、あまり強くは
述べられてこなかったけど、
欧米、とくにアメリカでは
ここ最近、スキンケアの習慣と同じくして、
どのような食事をし、どのような栄養素を
摂取しているのか、
ニキビや毛穴詰まりで悩んでいる患者の
食事内容の習慣について詳細を調べあげ、
患者の肌において、
適切で賢い食品選びができるように指示する
傾向になってきているという。
まずは何より、毛穴を詰まらせてしまう原因となる
食べてはいけないものリストからはじめる。
■高グリセミック指数食品
英語でGlycemic Index(グリセミック・インデックス)と呼ばれ
略してGIと言われている。
血中にある糖度をどれだけ速く、
どれだけ高くするかの指数。
その食品を食べた後の
血糖値の上昇具合ってわけ。
この指数が高い、高GI食品は、
急激に糖度を上げる食品ってこと。
それが毛穴詰まりと何か関係があるのか。
高GI食品は血糖値を急上昇させ、
それを抑えようとインスリンが過剰分泌されます。
それによってインスリン様成長因子1(IGF-1)
呼ばれるホルモンの濃度が高まってしまいます。
インスリンとIGF-1ホルモンの上昇は、
皮脂腺が刺激されて、皮脂産生を増強し、
皮膚の毛穴を詰まらせニキビを引き起こします。
これだけでも十分なのに、
更にこれらの上昇によって
もれなく副腎のアンドロゲン(男性ホルモン)合成が
刺激されて過剰活性してしまう。
それによって更にも増し増しで
ニキビを引き起こすリスクが
高まってしまうというダメ押し。
インスリンの急上昇が引き金となり
IGF-1とアンドロゲンの両方が
皮脂産生を刺激してしまうってこと。
ベイラー医科大学皮膚科教授のRajani Katta氏
高血糖の食べ物と飲み物、
インスリンレベルを
素早く上昇させるものってのは、
毛穴は詰まるし、ニキビや吹き出物、
炎症のリスクは上がるし、
毛穴も広がり大きく見えてしまうってのは
アメリカ皮膚科学会でも、高GI食品は
毛穴を詰まらせると結論付けている
・精製炭水化物(白米、小麦、白パン、ベーグル、米ベースのパスタ)
・甘くした朝食用シリアル
・スナック菓子、ポップコーン
・砂糖と乳製品が使われているスイーツ、ケーキ、チョコレート、甘い飲み物
・特定の果物と野菜(ジャガイモ、メロン、パイナップル)
■乳製品
ミルク、ヨーグルト、バター、チーズ、
アイスクリーム、クリームソース、
ホエイプロテインなど
乳製品を過剰に摂取すると、
体内のIGF-1を増加させてしまい、
毛穴の詰まりを促進してしまいます。
乳製品の摂取量と尋常性痒疹:
78,529人の子供、青年、および若年成人の
系統的レビューとメタ分析
■加工食品や揚げ物
不健康で品質の悪い油で作られた
揚げ物や加工食品は、
体内の体内のIGF-1を生産を
後押ししてしまい、
毛穴の詰まりを悪化させる
要因につながります。
また塩分の多い食事や
コーヒー、カフェイン入りのお茶、
アルコールは、適量ならいいけど、
過剰に摂取することによって
ホルモンバランスを妨げ、
体内の水分を放出してしまい、
乾燥や乾燥により過剰な皮脂分泌を招き、
毛穴詰まりやニキビのリスクが高まります。
ようは、インスリンレベルを緩やかにさせ、
むやみに皮脂腺を過剰に活性化させない
食事の摂取ってのが
毛穴詰まり、ニキビ、
毛穴を大きく目立たせないってことにおいて、
非常に重要になってくる。
そこで、
・全粒穀物、オーガニック、グルテンフリーの商品などの低GI食品
・緑の葉野菜(ほうれん草、キャベツ、レタス、
小松菜、チンゲンサイなど)
・魚、肉(鶏肉)、卵、豆類などのタンパク質が豊富な食品
・グレープフルーツ、ピーチ、ナツメヤシ、サクランボ、
プラムなどの新鮮なドライフルーツ
・サツマイモなどの自然に甘い野菜
・ブロッコリー、アスパラ、ケール、
カリフラワーなどのカルシウムが豊富な
アブラナ科の野菜
・ビタミン(ビタミンA、B6、C、E)、
ミネラル(亜鉛、セレン)が豊富な食品
これらはコラーゲンの生成の促進、
皮膚の弾力性の向上、皮膚の炎症の軽減、
汚れの抽出を促進します。
これらはすべて、より小さな毛穴に貢献してくれます。
ニンジン、ベリー類、ほうれん草、
キノア、レンズ豆、ナッツ(カシュー)、
種子や植物オイル(ブラックシードオイル、カボチャの種、亜麻仁)、
亜鉛は、きのこ、カボチャ、ズッキーニ、ほうれん草
セレンは、タマネギやニンニクなどの芳香野菜、
ブラジルナッツ、玄米、チアシード、
ヒマワリ、ゴマ、フラックスシード
・オメガ3脂肪酸
ナッツ(アーモンド、クルミ)、アボカド、
魚(サーモン、サバ、イワシ)など
・たくさんの水、1日約2リットルを目安にする。
体内の水分を健康に保つことは、
過剰な皮脂産生がコントロールされ、
皮膚の油分と水分のバランスをもたらし、
毛穴のサイズを縮小するのに役立つから。
上記の食生活の改善と同時に、
下記についても、毛穴が広がらないようにするために
大事になってくる。
・毛穴を清潔に保つために、
マイルドなクレンザーを1日2回使用してください。
また定期的に軽い角質除去で古い角質を取り除きます。
毛穴の中に、余分な皮脂や、
死んだ皮膚細胞が蓄積すると、
毛穴が詰まって炎症を起こし、
毛穴が大きく広がって見えるようになるから。
・ノンコメドジェックオイルを使う
保湿はどんなスキンケアルーチンにおいても
必要不可欠なステップです。
乾燥肌やバリア機能の低下は
過剰な皮脂分泌を招き、毛穴を拡張する要因となるから。
過度な成分でのラッピングではなく、
穏やかな植物オイルによるオイル美容での保湿。
ノンコメドジェックオイルとは
製品が毛穴を詰まらせないオイルです。
毛穴が詰まると、毛穴が膨張し、
毛穴がより目立つようになるから。
良質で栄養豊富な植物オイルは、
細胞間脂質と同化し、
皮脂分泌を調整する作用があり、
また必須脂肪酸、ビタミン、ミネラル、抗酸化物質など
など肌にプラスとなるたくさんの栄養素で
構成されているから。
過剰な皮脂分泌が促され、毛穴が詰まり、
毛穴が大きく見えるってのを
ケアしてくれるってこと。
では、植物オイルならなんでも
いいのかというと、もちろんそうではなく、
毛穴を詰まらせる作用が低い
植物オイルに限ります。
実際はそれはどんなオイルなのか。
下記の過去記事に記載しています。
■ニキビに効果的なノンコメドジェックオイル(過去記事)
・ビタミン、ミネラルなどが豊富な製品を使う
ビタミン、ミネラルは、
・コラーゲン、エラスチンを維持する栄養になる
・皮膚のバリア機能を高める
・治癒力、修復力の促進
・細胞の再生速度の向上
・フリーラジカルから細胞を保護
・バクテリアや過剰な皮脂を取り除く
・赤み、湿疹など炎症を抑える
というメリットがあります。
またビタミンとミネラルは相互に
連動するという性質があり、
お互いの穴を埋め合っている。
例えば、カルシウムはビタミンCの利用に、
亜鉛はビタミンA、マグネシウムはビタミンB複合体に、
セレンはビタミンEの吸収に必要など
相互に連携している。
これらが不足してしまうと
お肌の弾力性の低下、保水性、貯水力の低下、
バリア機能の低下、ターンオーバーの低速など
これら全ては毛穴の詰まり、弾力性の低下、
過剰皮脂で制御不能、ニキビなど
毛穴の拡大と関連し、毛穴が大きく目立ってしまう。
・日焼けによるダメージを防ぐ。
紫外線は老化プロセスがスピードアップし、
肌の弾力性が失われ、皮膚のたるみが生じて
毛穴が大きく見えることにも繋がります。
いかがでしたか?
毛穴のサイズをできるかぎり小さくし、
目立たないように縮める方法として
自分でやれることは
まだまだあります。
参考にしてみてください。
おあとがよろしいようで。
今日はここまで。
おしまい。