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2022/12/16 16:29




年末は仕事の追い込み、
クリスマス、忘年会、

年明けとなると
お正月などイベントが目白押しですね。

日頃の発散を一気に
爆発させるかのごとく、

たがが外れたように
無茶をして生活が乱れ

逆に疲労が蓄積してしまい、
風邪、頭痛、メンタル疲労、

にきびなど、

全体的な免疫力が低下し
体調を崩しやすくなります。


過剰なアルコール、過食などで
特に、「肝臓」に大きく負担がかかるのも
この時期です。


肝臓というと、
「解毒」というイメージが強いですが、

それはパズルのピースの1部分。


肝臓にはなんと500以上の重要な
機能が確認されていて、

体の指揮官、司令塔として
非常に重要な役割があります。


1:ホルモン、コレステロール、胆汁酸を生成し、これらを調整する

2:体を浄化し、有害物質から解毒します。
例: 血液中の潜在的な病原体 (寄生虫、細菌、ウイルス)。アルコール; 投薬

3:吸収された栄養素から得られるエネルギーを調節する。
必要なエネルギーを分配し、余剰分は不足時に出せるよう保存

4:必須のビタミンとミネラルを保存します。
(ビタミン A、D、E、K、ミネラルである亜鉛や鉄など)



これらの役割があります。
どれも健康的に生活するためには必須です。


肝臓というのは、
「製造」→「加工」→「配送」→「ストック」などを
一気に担っているということ。


またさらにいうと、

肝臓は”感情”と非常に密接に
繋がっているということも忘れがち。


過剰なストレス、過剰な感情、
ネガティブな感情が

心血管、内臓、心臓、
神経、脳に負担をかけ
あらゆるの病や炎症の原因となるのは
ご存じかと思う。


伝統的な中医学、漢方では、
臓器のほとんどが感情に関連しており、

中でも、ストレスやネガティブな
感情の影響を最も受けやすい臓器、
最もストレスに敏感な臓器を

”肝臓”としています。


過剰な感情の乱れやストレス、不安は
肝臓機能に悪影響を及ぼします。

また反対もしかりで、

肝臓機能が低下することで、
感情の不安定感が増し、
精神的なバランスを乱してしまうということ。

でも逆にメンタルが安定して
満たされていれば、
肝機能も軽快に、安心して稼働ができるし、

肝機能が安定していれば、
メンタルも安定しやすいってことでもある。

このように、肝臓って
健康的な生活にも、そしてメンタル安定や心の充足、
幸福にも影響を及ぼすってこと。

そして、このネガティブな感情の中でも
特に“怒り“という感情が
肝臓と強い結びつきがあるとされています。

肝臓機能の不安定さは、感情面で
極度の怒り、いらだち、うつ病、
PTSDなどと関連しているとされています。


極度の怒りは、肝臓機能の不安定さの引き金や
肝臓が疲労している可能性があります。

怒り、イライラの沸点が
普段とは違っている感じる時は、

肝臓の機能が不安定になっている
可能性があるということ。


つまりは、

【健康面】【感情面】の両方の観点から見る必要がある。


【健康面】では、
肝臓には「製造」→「加工」→「配送」→「ストック」機能があり、
この物流機能が停滞すると、体内に毒素が蓄積してしまい、
炎症が起こる。

炎症は、頭痛、疲労、倦怠感、
皮膚トラブル、ホルモンの不均衡、ほてり、
体重増加、さまざまな消化器系の問題、
コレステロールの上昇、
午前 1 時から午前 3 時までの覚醒などがあり、

【感情的面】では、
メンタルの不安定感や怒りの感情と関連している。
些細な事で、過敏に感受、反応してしまったり、
また人生に行き詰まりを感じている時などに
肝臓機能低下のリスクの可能性も高まる


伝統的な中国医学では、
各臓器と感情との関係性として、

肝臓=怒り
肺=悲しみ・悲しみ
脾臓 = 考え過ぎと心配
心 = 喜び
腎臓 = 恐怖

このように捉えられています。

この現代社会において、
仙人のように隔絶した山中で暮らすなら別ですが、
ストレスを感じないで生きていくことは不可能です。

ただ全部のストレスが悪ではなく、
適度なストレスは、心身にとってプラスに作用することは
科学的に実証されています。

人は、外部からストレスがかかると
ストレスホルモンという別名があるコルチゾール、
興奮によるアドレナリンなどのホルモンが副腎から分泌され、
戦闘するor逃げるかの緊張状態へと体にスイッチが入る。

このストレス、緊張状態が慢性化してしまえば、
当然、心身に相当なダメージを負う。

肝臓は、アドレナリンのバランスを取り、
取り除く役割があります。

過剰なストレスが慢性化してしまえば、
コルチゾールやアドレナリンなどの分泌量も多くなり、
肝臓もオーバーワークに。
処理しきれなくなり、蓄積していきます。
肝臓にこのアドレナリンが多く蓄積していくと、
感情面がとても不安定になってしまいます。


そこで大事になってくるのが、
ストレス管理です。

自分に合ったストレス管理を
いち早く確立することが

肝臓並びに感情を安定させ、
それは日々の生活質の向上、
はては人生の幸福にとって、
非常に大切になってきます。


運動


適度に運動すると気分を高める
エンドルフィンが分泌し、
また酸素、血流も全身をうまく駆け巡り、
脳霧の晴れ、集中力の向上、
認知機能の強化、爽快感、達成感も味わえ、
ストレスやネガティブな負の感情を解放できる。


親しい人と話す


家族、友人、信頼できる人に自分の心や気持ちを話す

書く/描く


ジャーナリング。自分の感情をひたすら
書いていくまたは絵で表現する


瞑想/呼吸法




ストレスを緩和し、状況を受け入れ、
不快な感情を解放する

健康的な食事:ビタミン、ミネラル、
アミノ酸、オメガ3など豊富な栄養素が
含まれている魚、野菜、果物、海藻、
キノコ類、豆類、プロバイオティクス食品、和食など


スキンケア



メンタルや肝臓が不安定な時は
お肌の栄養も不足して
バリア機能も低下している。

そんな時は、ビタミン、ミネラルが多品種で
豊富なものをお肌に摂取してあげ、
根本的なお肌の土台を強固にし、
スキンケアの成分をしっかりキャッチできる土台、
体制を整えてあげる。

ビタミン、ミネラル、アミノ酸、
チモキノン、フラボノイドなど
100種類以上の栄養価が含まれている
オメガ3が植物界で最も豊富なチアシードオイル、
解毒力を高めて栄養素の運搬力を高める
アーユルベーダを絡めたこちらがオススメ。





いかがでしたか?

「私達の体内で一体何が起こっているのか」

「体はどんなストレス反応をしているのか」

これらを観察するには、ある程度の
知識が必要になってきます。

そのためのこのブログです。

どのシステム、神経系が危害に及んでいるのか、
そしてそのように反応してしまっている、
真のコアトリガーとは一体何なのかを掘っていく。

そうするとストレスの全体像も見えてくる。

年末の時間のある時にでも、
身の回りのストレスを今一度振り返り、棚卸し、
それをストレスに感じてしまう原因や本質は何なのか、

もしかして過去のトラウマや幼少期の経験、
両親の愛着問題などまで退行していくことも
必要になってくるかもしれません。

その部分と対話し、「大丈夫だよ」と
優しく、穏やかなトーンで話し、抱きしめてあげ、認めて、
受け入れてあげること。

犠牲者の精神から
“生存者”へ。

自分に愛情をもって優しく接してあげる。

来年に向けて新しい
一歩を踏み出すために。



おあとがよろしいようで。
今日はここまで。
おしまい。

Good virtues グッドバーチューズ