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2023/01/13 14:42
明けましておめでとうございます。
今年1発目の記事ですね。
皆様に有益な情報を届けられるよう
精進して参ります。
今年もどうぞよろしくお願いします。
ご挨拶はさておき、
皆様はどのような年末年始を過ごされましたか?
私は1月1日の朝に事件が起きました。
なんとトイレが詰まってしまったのです(泣)
そう、よりによって元旦のこれから初詣行こうかとしている矢先。
手当たり次第業者に電話しましたが
元旦なのでどこも休み。
詰まりを吸うスッポン?ってどこに売ってんの?ってことで
ネットで調べると、どうやら百均であるとのことで
急いでGo。
これでなんとかなるだろうと
安心していましたが、そうは問屋が卸さない。
解消せず。
その間、トイレはもちろん使えませんし、もう絶望的です。
「うそ、待って。正月休みが終わるまでこの状況?」
考えただけでもめまいがします。
もう立ちあがれません。
とりあえず時間を置いてみようと、
もしかして時間が置いたら以外にも
すんなり流れるかもとその場を放置し、
初詣に行き、自分や周りの幸せと健康を祈り
そして「なんとかトレイが元に戻りますよう」も願掛け。
もう半ばあきらめかけていましたが
奇跡的にも電話した業者から折り返しの電話が。
すぐに行けるとのことでお願いし、
なんだかんだで夕方近くまで作業がかかり
無事に修理していただきました。
本当に助かりました。
詰まりを解消してくださった業者さん
こんな特別な日に本当に申し訳ございませんでした。
話しが長くなってしまいましたね。
私のことはさておき、
今日のテーマに入ります。
「なんて私って可哀そうなの・・・」
1度や2度、このように思った経験は
誰しもがあるかと思う。
ショックな出来事、ついてない、
運がない、不可抗力、失敗、
何をやってもうまくいかない時、
なんで自分だけ・・・
いつも大事な時に・・
こんな仕打ちある?!
なんて私って不幸なんだろう・・・
ほんと私ってかわいそう・・・
この犠牲者の感覚、
心理的な状況をうまく利用し、
想定外のイベントや目の前の障害を
乗り越えるための原動力とする人も
中にはいるし、
自分自身に悲しんだり、
失望したりする犠牲者の精神や感覚自体は
誰しもが体感するもので、
それ自体が悪いわけでは決してない。
でも中には、この心理状況に陥ることに慣れ、
それが通常運転になってしまい、
いつも、何かにつけてこの心理状況で
立ち往生してしまっている状況だと
少々問題になってくる。
自己憐憫(じこれんびん)って
言葉、あなたは知っていますか?
これ、心理学用語としてもよく用いられていて、
自分自身を“悲劇のヒロイン”として扱い、
「なんて自分ってかわいそうなのだろうかと」
哀れんでしまうことを言います。
この心理的状況が慢性化し、
デフォ状態だと、
・自尊心が低下し、行動する意欲が低下する
・否定的な考え
・他人や環境のせいにする
・自身の言動や行動、結果に対して責任を負わない
などなど、
常に犠牲者、被害者の意識や心理状態で
無限に言い訳をするようになり、
怠惰、無責任、自己破滅的な行動、
不快な感情、自虐思考など
毎日が満たされない感情へ陥る
可能性があることから、
心理学では精神衛生上ポジティブに捉えられている
心理状況ではないってこと。
クリスマス、年末、新年、長期休暇など
おめでたいことが続く中、
ボッチで何かと不運なことが遭遇すると、
このような心理的状況に陥りやすく、
更に、追い打ちをかけるように、
この寒さ、日照時間の短い冬は、
季節性うつにもなりやすく、
ただでさえ、メンタルバランスを
壊しやすい時期です。
より犠牲者精神の増長を
後押しされてしまうシーズンと言っても
言い過ぎではないのかも。
慢性化してしまった悲劇のヒロイン意識が、
被害者の仮面をいつもかぶり、
無限の言い訳で、自己防衛し、
自身を安心させているという状態。
この思考回路を繰り返すと、
回路が太く整備され、いつしか癖となり、
通常運転化してしまうと
自分が仮面をかぶっていることさえ忘れるほど
それがコンフォートゾーンとなり、
その思考がラクで、安全で、
心地よくすらある状態だから、
そこから抜け出すことが
難しくなってくる。
悲劇のヒロイン&不平不満で
日常が埋め尽くされ、
目の前の小さな幸せ、足元にある日常の幸せ、
感謝、祝福、モチベ、向上心、達成、夢、志などが
軽薄でバカらしくなるリスクも
高まってしまう可能性も。
そこで、
1) 認識する
自分の今の気持ちに正直になる。
悲しみを隠さず、今の気持ちに正面から向き合う。
悲しんでもいい。人として正常で、
当たり前に持っている感情です。
悲しい時はめいいっぱい泣いてもいい。
不快な感情を避けようとして、
自分の真の感情を無視し、奥へ押し込んでも、
いずれ不快感は時を経て、歪んだ状態で顕在化してくるだけ。
脆弱性にオープンマインドとなって
今の気持ちを正直に、素直に受け取る。
めいいっぱい悲しみ、慰めてあげる。
正直に、今の自分の気持ちと向き合った後は、
起き上がり、顔でも洗ってリセットさせ、
太陽を浴び、また新しい1日、新しい自分を
今からはじめること。
2) 気づくこと
「どうせ私なんて・・・」と衝動的、自動的に思ってしまう
思考習慣にはまっていないか。
自分はいつもピンチの時、他人のせい、
周りのせい、環境のせいにして
責任逃れをしていないか、言い訳に没頭していないか。
このような思考習慣はラクなので
中毒性があります。
また長年の思考習慣は
そう簡単に変更できない。
無意識的にそうなってしまっていることが多い。
他人への不平不満や自己卑下している自分に
気づいた時は、
自分の中で、いったい何が起こっているのか、
何を感じ、このようなことをしているのか、
なぜこのような行動を引き起こしているのか、
自分の感情的な部分に
注意を払うようにする。
そして自分の行動パターンや思考パターン、
その思考パターンになってしまう
トリガーの背後には、何があるのかを認識する。
外部の責任転嫁しているような行動で
反応しているときに気づくこと。
その都度、繰り返し認識する。
いつも自己憐憫や不平不満で
責任転嫁している自分を明らかにするよう
クセ付けることを意識する。
長年の思考回路の変更は、
時間はかかるけど訓練次第で変化することは可能です。
自分の行動を認識し、それを理解することは、
変化するために重要な最初の一歩。
物事がうまくいかない状況時、困難な状況時こそ
自分の心理状態に注視する。
自分と対話する。
自分の気持ちを知る、把握する。
不快感は自己対話の為のシグナル。
心に耳を傾ける。
自分の気持ちを冷静に分析し、把握できれば、
今やっている行動の良し悪しであったり、
行動の意味、異質な動きをしている行動の変化も、
解像度が上がって見えてくることも多々あるから。
不平不満、文句を言はない1か月間のトレーニングがある。
思考パターンの変更トレとして有名。
輪ゴムを手首にはめていきます。
文句や不満を口にしていることに気づいたら、
輪ゴムを手首に1つはめ、引っ張って、
パチン!とする。またしたら1つはめ、
パチン!とする。その度に、「痛っ!」てなる。
何度もこれを行う。
その都度、自分の考えに気づく。
自分の感情を感じる、認識するクセをつける。
輪ゴムの数は不平や文句の回数なので
視覚的にも把握ができる。
3)制御できることに焦点を
自分以外のところで原因を
探したくなるのは当然ですが
「でも」、「だって」、
「あの人が〇をしていたから」、
「それは私のせいではない」
「他にも複数やっている人がいる」
不平不満に時間を費やしても
外部、環境は変えようがない。
全てを認めてなんでもかんでも
自分の責任にするというわけではないが、
自分でコントロールできることに集中し、
自身で改善に向けて前に進むこと。
いつも責任逃れと責任転嫁している人は、
本当に自分とは無関係なのだろうか?
もたらした結果について
自分は一切の影響を与えていないのだろうか?
自分の下した選択と行動とその結果や
自分の人生は、自分には何の責任もなく、
全て他人や外部環境のせいと言えるのだろうか?
それほどまでに自分の人生というのは、
他人や外部に依存しているものなのだろうか?
そうだとは絶対に言い切れない
可能性も存分にあるから。
4)教訓から学ぶ
「なんで私だけなの?」と犠牲者の精神の代わりに
「次にとるべきアクションは?」と自問する。
また、
「これは私に何を教えようとしているのですか?」
「ここからどんな教訓を得ることができますか?」
「次にとるべきアクションは?この後どうすればよかったの?」
うまくいかないことから学び、
教訓を得て、次に活かすこと。
5)自尊心を高める
「どうせ私なんて・・・」という衝動的な思考パターンには
自尊心の低下、自己肯定感の低下というものが
大きく影響していることもある。
自分に自信を取り戻す。
例えば、小さな、かすり傷程度で済む新しい挑戦を
自分に課してみる。なんでもいい。
その際、資金のかかるリスクのある大きな挑戦ではなく、
小さすぎて心配になるくらいのことで構はない。
・毎朝ベッドメイキングする
・瞑想を1分だけする
・サプリを毎日飲む
・飲食店でいつもと違うメニューを頼む
・違うルートで帰宅
・入浴前に腹筋を3回だけする
雨が降ろうが槍が降ろうが継続する。
継続は筋トレと同じで、
能力やセンスは無関係に鍛えることができる。
小さな達成を繰り返さないと、
継続するための筋肉=継続筋が養われない。
達成と継続、達成の振り返りと
自分への祝福を積み重ねて、
少しづつ自分を信じることができ、
自信も養われていく。
自尊心の低下を防ぐ具体的なコツとして
下記の過去記事で記載していますので
よかったら見てみてください。理解が早まります。
■自己不信に立ち向かうための7つこと
自分にとって不都合なことや、良くないこと、
災難や困難な状況っていうのは
必ずやってきます。
人生でそのような局面を迎えた時、
その事象への捉え方は2つあります。
自分の置かれている状況、心理状態を、
できる限り客観的視点を持って、
できる限り冷静に認識、そして理解に努め、
それらを次へのステップの材料や
成長する為の栄養分として捉えるか、
自分を哀れみ、気の毒に思い、
嘆き悲しみ、自己憐憫へ陥るか。
私たちは自由に選べます。
どちらを選ぶかはあなた次第です。
以上、年始のトイレ詰まりから。
おあとがよろしいようで。
今日はここまで。
おしまい。