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2023/03/19 14:00



罪悪感を抱いたことはありますか。

1度や2度ではないと思う。

人間ならあって当然のこと。

でもその罪悪感が、
他人よって抱かせられているとしたら、
どうでしょうか。

罪悪感を抱くように仕向けられ、
操作されているのだとしたら・・・・

それは少し問題かと。

ダークエンパスという心理学用語があります。

相手の気持ちや意図を理解することが得意であり、
でも決してその感情に同情せず、繋がらず、
その気持ちを知って相手をコントロールします。

エンパス(empath)は、
エンパシー(empathy)=共感や感情移入の力が高いこと。

その共感がダークに使われるってことなのだから
悪意があり、相手の感情を利用して操作的だってこと。

相手の感情や視点を注意深く読み、理解します。
そのうえで、助けたいと思ったり、
思いやり、同情、サポートを選択せずに、

相手に罪悪感を抱かせるように仕向けます。
相手に自分のせいだと思い込ませます。

相手に自分の感情、考え、行動に
疑問を抱くように仕向けます。

時にはとても同情、共感、支援、
思いやりのある言動や行動をしてくるので
セーフティーゾーンだと勘違いしてしまいます。

表面的な親切さで自分は安全だと思わせる能力にも
長けています。

しかしそれらは、困っている人の為のものではなく、
自分の個人的な利益や目的を
達成できるようにしているだけのものだから注意が必要。

相手の心理や感情を理解することに長け、
それを逆手にとり、相手の感情を操作してきます。


相手との関係性において力を持ちたく、
相手を操作することにとても喜びを感じます。


■ダークエンパスの兆候と特徴

・罪悪感への心理誘導
ガスライティング(自分の正気、感情、決断に疑問を抱かせる)
・相手の感情を察する能力が高い
・相手が感じていることを言語化する能力が高い 
・相手をコントールしようと心理戦術を利用する
・皮肉や人を傷つける冗談やユーモアを使う
・欲しいものを得るため、陰で相手の噂話、悪口、批判、いじめをする
・自己価値、自己肯定感が低い 
・不安やうつ病を患っている可能性もある
・執念深く振る舞う
・自分の思い通りになることにとても魅力を感じている



■注意するべきポイント

・社交的

相手の感情を理解する読心能力が高く、
相手へ共感しているように振舞い、
相手のガードを緩め、すぐに懐に入っていく。
人懐っこく、愛嬌があり、社交的。

一見、自信に満ちてキラキラした
コミュ力お化けのように見えるけど、
内面はとても繊細で、神経質で、
大きな不安を抱えていたり、自己肯定感がとても低いという特徴も。

・表面的な親切や共感

相手の状況を観察し、心理や感情を
読むことがうまいので、相手が悲しい時には励ましの言葉、

うれしい時には喜びの言葉、
気持ちよくしてくれる誉め言葉や
信頼のおける言葉などをかけたり、
時には支援したりもする。

「この人は、私のことをとても理解してくれている」
「こんなにもお世話になった」と思わせてくるけど、

本人はいたって冷淡で冷笑的、軽蔑していたり、
敵対的であったり、操作的、打算的であり、
その親切心はフェイクだということ。
恩を過剰に売って押し付けて、
自分の目標や欲望を達成するため、
将来、あなたを利用し、操作しようと
思っているかもしれない。

その親切行為や言葉は
表面的な可能性があるので注意する。


・悪意のある皮肉をまき散らす

他人やグループを「自分より下」と見る。
他人の成功やポジティブな話しを軽視します。

「あんなの所詮は〇〇なだけでしょ」
「あの人はいつも〇しないで▲してるよね」

軽蔑や嘲笑をダイレクトに言わずに、
悪意のある皮肉や、ブラックジョークで、
他人を犠牲にした批判的な解説をたっぷりとして、
軽蔑を伝えます。

これがまた妙に説得力があるから困ったところ。

それを聞いた周りの人も
「あの人ってそんな人(グループ)だったのか」と
思わせるように仕向けていきます。
もし一緒になって批判的な意見に賛同せず、
注意したりした場合は、

その矛先が自分にきたり、
嫌がらせをしてきたりする。

・復讐

自尊心が低く、自分のニーズが満たされず、
思い通りに行かなかったりすると、
それに固執し執念深くなります。

自分が軽視されたと感じた時、うわさ話、脅迫、
罪悪感を利用して「やり返す」復讐をしようと試みます。



ダークエンパスの一要素であるガスライティング。
罪悪感を抱かせてきます。

これは全て自分が悪いんだと思わせるように
言葉で追い詰めていきます。

全ての問題をあなたのせいにしてきます。

そして
「その考えはちょっと異常だよ」と自分の今までの
考え方がまるで悪い、間違っている、
普通じゃないから、こういう事態になったと
思いこませるように心理誘導していきます。



そこでダークエンパスへは

1)全て自分が悪いと思う必要はない

何もかも全てのことが、
あなたの責任という訳ではないということ。
いつもあなたが悪いんだと、背負い込む必要はない。

もちろん状況や職場のポジションによっては、
責任の一端や原因があるという時もあるかもしれない。

でもそれを過度な自責の念で
自己価値を下げたり、背負いすぎないようにすることも大切。

あなたに全の責任を負わせるように、
申し訳ない気持ち、罪悪感でいっぱいにさせるように、
単に心理誘導されているだけかもしれない。

しっかりとした事実の確認、検証が必要なこと、そして
それに基づき、違うところは違うと、
明確にNOと言えるようにすること。

相手の気分を害しないよう、自分の気持ちを正直に伝えること。
自分のことを信頼すること。
相手との境界線をしっかりと作ること。


2)陰口を言わない

本人がいないところで、陰口、噂話で盛り上がったり、
軽蔑や嘲笑したり、相手の価値を下げるような
ネガティブな情報を発している人には注意する。

ダークエンパシーはこのようにわざと
周辺に餌を巻いていきます。そこで釣れる獲物を物色し、
仲間に引きこもうとします。

その時は、一言で対応したり、曖昧な返答をする
「へぇ~」「そうなんだ~」「まーそういう時もあるかもね」など。
興味なく、返答する。

相手から発せられる情報を深く追従したり、
感情を高ぶらせて一緒に言わないようにする。

ダークエンパシーが巻いた餌に食いつかないようにする。

なぜならダークエンパシーは餌に食いつく獲物を、
今か今かとヨダレを垂らしながら
待ち望んでいるから。



3)信頼できる人に相談する

トラブルになるといつも謝罪させられていたり、
罪悪感を抱かせられたり、他人の陰口を言って
評価を下げていたりなど

相手に少し疑問を感じた場合や、上記で挙げた特徴により、
相手の操作性に気づいた場合は、

その人となるべく距離をとること。

職場の人など距離をとることが難しい場合は、

偏見なくあなたの全てを理解してくれ、
包んでくれ、相談にのってくれる
信頼のおける知人、友人、専門医などへ相談する。


4)休息

ダークエンパスな人と接する機会が多い場合、
極度の罪悪感でいっぱいになり、

自分を打ち負かしてしまったり、
落ち込んだり、不安感が高まったり、
ストレスが高まったりなど

どうしても心が疲弊してしまいがち。

しっかりと休息をとること。

1日のスケジュールを詰め込みすぎないこと、
自然の中で過ごしたり、瞑想や呼吸法を行ったりなど、

一人の時間をとって、
自分に思いやりという水をあげて、

心身のバランスをとることに時間を注ぎ、
メンタルケア、ストレス管理を忘れないようにすること。




ダークエンパスってあまり聞きなれない言葉ですが
上記で挙げた特徴を見ていくと、
意外とそういう人身近にいますよね。

コミュ力の高い人、懐に入るのが得意な人、
相手の意図を汲み取り、相手の感情を感じることが
できることに自信がある人。

共感も得意で社交的で、
器用で、キラキラしたように見えても

実は内面では、繊細で自尊心も低く、
目の前の重要な問題と向き合わずに、逃げていたり
大きな不安を抱えていたりする人も多いってこと。

操作的な人によって日常的に
マインドをコントロールされている時は
それに中々気づくことは難しいことです。

上記の点を踏まえて、参考にしてみてください。


あとがよろしいようで。
今日はここまで。
おしまい。



Good virtues グッドバーチューズ