Blog

2023/03/25 14:00




あなたは、共感力が高い方ですか?

相手の感情、気持ちを理解し、
その心理状態を感じとることは得意ですか?


相手の感情を、共に感じると書いて共感。

共感とは、相手の気持ちを理解し、
共に感じ、思いやりを持つこと。


この共感する能力。

仕事でもプライベートでも
とても大事になってきますよね。

共感力が高い人は
相手の心象風景を覗いて理解することだけではなく、
自分事のように本当に体験しているかのように
相手の感情を共に感じとることができます。

そして相手が望むものや適した言葉を
適切なタイミングで提供することができます。

そのように共感された相手は、
繋がりや安心感を抱いてくれます。
はたまた喜んでくれたり、好感を持ってくれたり、
リスペクトしてくれたりなど

より多くの友人を持ち、有意義な人間関係を築き、
相手と信頼関係を構築していくことができます。


共感力が低い人は、相手の感情、気持ち、
意図の汲み取りが苦手なので

見当違いの言葉を言ってしまったり、
論点がズレていたり、相手が求めている言葉、
期待しているリアクションとかけ離れたことをしてしたり、

失礼な事や怒らせること、
悲しませることを言ったり・・・

時には冷淡に見えてしまったり、
自分勝手に映ってしまったりもします。


結果的に関係性の構築がうまくいかずに、
孤独になってしまうことが多く、

コミニケーションにおいて
不安になったり、交流を避けがちになります。

共感力が低いと、他人とのコミケーションンが
煩わしく、億劫に感じてしまいます。


やっぱり人は誰しも、
自分の考えや心情に
共感してもらえたら嬉しいですもんね。

自分が悲しい時、一緒に悲しんで、
励ましてくれたり、元気付けてくれたり、
楽しい時は、一緒に楽しんでくれたり、
嬉しい時は、一緒に喜んでくれたり。

もし自分のことを理解してもらえず、
全く共感しない、できない人とは

もちろん親睦を深めようとしたり、
これ以上、関係性を深めていこうとは
思はないですもんね。


相手がどのような感情なのかを理解し、
その相手と感情を分かち合い、

相手の心理状態を共に感じ、
リアルに自分が感じているかのごとく
相手の感情を追体験し、感じるとる力。

そんな共感力。

持ってうまれた能力に、多少のレベルの違いは
あるかもしれませんが、

これは人間ならば、脳の病気や外傷以外、
誰しもが持ち合わせている脳のシステムです。

誰かが痛いことをされて
いたそーって思ったりするのと同じです。

私達の脳にはこの共感回路というものが
生まれながらにして備わっているそうです。

なので大抵はこの共感回路という通信回線を、
訓練や努力次第で、

太く、強固に整備、発展させることが
できるものとされています。

訓練次第で、相手の気持ちや心情を理解し、
思いやりを持つ力を育んでいける。

なので、他人の視点や状況を定期的に考慮する。

そして共感力を高めます。
そこで、共感力を養うための訓練として


1)コンフォートゾーンから抜け出す



慣れ親しんだ環境、人から抜け出す。
コンフォートゾーンの1歩を外を出る挑戦を
定期的に自分へ課す。

新しい場所へ行き、新しい体験をし、
新しい人と出会い、新しい人と会話をする。

自分が慣れ親しんだ人との間で
普段当たり前に使っている言葉や
自分の知識、あなたのキャリアや実績、年齢などが
全く通じないコミニティーへあえて行ってみる。

自分とは全く異なるバックグラウンド(職業、性別、年齢、宗教、人種)を
持った他人と交わる機会を定期的に確保する。

楽器、趣味、外国語など、
新しいスキルを開発するのも1つ。

ビギナーズマインドによる
「好奇心」や「謙虚さ」というものは、
他人と繋がったり、共感力を高めるのに
役立つツールとされています。

またそのような場で知り合った人と関係を温め、
一通り雑談を終えたら、

相手は普段どのように過ごしているのか。
どのような人生なのか。どのような考えを持っているのか。
なぜこれをやっているのか、どのようにしてその考えを
発展させてきたのかなどを尋ねてみる。

自分の視野だけで凝り固まるのではなく、
より深く相手を理解するように

他人の考え、感情、思考回路、表情、仕草などに
思いをよせ、心象風景を覗き、
相手を知り、理解し、考えてみる。

自分とは考えや信念が違う人にも好奇心を持って
感情を感じるように努めます。



2)相手の話を聞く



相手が何を考え、どう思っているのかという感情を
考えずに、自分の言いたいことを延々と話したり、
相手の会話を遮ったり、論点をコロコロと
変えて話しをするなどを止める。

相手が何を感じ、どう思っているのかを
理解するのに努める。

そのためにも、相手の話しをよく聞き、
耳を傾けること。自分の話しよりも、相手の話を
じっくりと傾聴する。

そして具体的な意見を求められない限り、
解決策や自分の回答を控えておく。

自分の思いや考え、意見を述べるための場ではなく
相手の状況、心情をよりよく理解するということが
本筋であるということ。

相手と話しているときは、しっかりと耳を傾け、
向き合い、相手が経験していることを正確に想像してみる。

自分自身が経験していなくても、
相手の立場となり、まるで
自分の身に起こっているかのように
その瞬間を、相手の感情を追体験し、
感情に任せてみる。


3)思い込みを取っ払う



思い込みや偏見、先入観は、時として、
相手に傾聴することや、相手の感情を
深く理解し、思いやりや共に感じたりする
共感の障害にもなることがある。

相手の年齢が自分よりも若い人やキャリアの浅い人、
職業、人種、性別、思想、信条、考えが自分と違うことで

それが障壁となって、
相手の言うことを聞く気になれない、
聞く耳を持たない、聞く価値がないという人もいるかと思うが、
それは自ら共感力を下げていることにもなる。

「どうせこの人はこういうタイプだから」という
思い込みや偏見、先入観を取り払い、

他人の話をよく聞き、感情を感じ、
よりよく理解するように努めるよう意識する。

そして相手に、どうしてその考えになったのか。
なぜそのように思ったのか。
それにおいてどう感じたのか。
そこに至るまでの思考のプロセスや感情の経緯を聞く。

はなから相手は自分の敵、反対者と
みなすのではなく、反対でもいいし、
そういう人もいるということを受け入れ、
相手のことを理解しようと努めること。


4)他人を観察する



周りの人をよく見てみる。観察し、分析する。
他人の生活や経験に没頭することで、
想像を働かせ、感情を追体験し、共感力を高める。

お年寄りが階段を登っている時は手を差し伸べる、
同僚にお疲れさんとコーヒーを入れてあげる、
恋人や妻や夫に、一言思いやりの言葉や
感謝の言葉をかけてあげるなど。
「この人こう感じているだろうな~」と感じて、想像し、
日々の小さなことからでいいので、
実際に行動に移してみる。



いかがでしたか?

共感力。

どうせ自分は共感力がなくボッチだし
それでいいよと割り切っている人は、
それはそれでまったく問題ない。

もし少しでも人間関係において
もっと深く構築していきたい、

また仕事においても大事に
なってくる職種であったりで
必要な部分だと思うところがあるなら

共感力は磨いておいて損はない。

筋トレと同じく、
これらを意識する時間を増やしていけば
いずれその回路が強固化し、
反射的にできるようになってくるから。


おあとがよろしいようで。
今日はここまで。
おしまい。




Good virtues グッドバーチューズ