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2023/04/28 14:00
「やらなきゃいけないのは分かってるけど・・・」
「どっちにしたらいいんだろう・・・」
私達は、大なり小なり、日々、その瞬間、
決断、意思決定の連続で生きています。
その中で、わかっちゃいるけど、
ついつい決断を先送りにしちゃうことって
ありませんか?
仕事関係、支払い関係、歯や体のメンテナンス、
検査などの病院関係、人間関係 etc…
・考えすぎて思考の迷路に入るのが辛い
・事実と向き合いたくない
・面倒くさい
・もし判断を間違えたら取返しが
つかないのではないと不安になる
・都合の悪い結果になりそうで怖い
この決断、意思決定の麻痺、
分析麻痺、決断から逃避することが
慢性化してしまうと、
あらゆる小さな、取るに足らない問題をも
どんどん先送りにする思考というのが
楽になり、それが癖ついてしまい
何も自身で決断ができない状態で
立ち往生してしまい、
・本当に大事な決断が必要な時に
できなくなる
・小さな決断さえをも辛くなる
・成長や回復の機会損失を招いてしまう
・問題が更に大きくなる
このように決断や意思決定の遅れは
取返しのつかない甚大な損害を被ってしまう
というリスクが出てきます。
では、この分析麻痺に陥って
しまはないようにするためには、
どのようにすればいいのか。
1)自動化する
意思決定時というのは脳へ負荷がかかります。
大事な決定、大きな決断をする時の為に
しっかりと脳が冴えて、使える状態にしておく。
それには小さなことで迷って
エネルギーを無駄使いしないようにする。
つまりある程度自動化させて、
決断時にかかる脳疲労を避け、
脳に余白の空きスペースを設け、
大事な決断の為にエネルギーを貯蓄しておく。
フェイスブックの創業者マークザッカーバーグ氏や
アップルの創業者スティーブジョブスが
いつも同じ服なのは有名な話。
自動化するコツとして
・定時定刻に必ず遂行する
(何時何分になったら雨が降ろうが槍が降ろうが絶対に〇〇をする)
・自動化したいアクションの前後の行動と連結させる
(入浴前に10回腹筋、食後はサプリなど有無を言わさずセットにする)
・行動同線上にセット
(語学勉強ならリビングの机に教科書をひらっきぱにして
そこへ座ると必ず目が行くようにする、朝の運動なら
ベッドの横にウェアを置いておくなど)
2)先送りにしない
決定に自信がない時、どんどん決断を
延期してしまいがち。
ある研究によると、意思決定を
延期すればするほど、そのアクションが
成功する可能性も低くなってしまうらしい。
「そろそろダイエットしなきゃな・・・」と言いつつも
中々決断をくだせず、延期している人は、
そうではない人と比べて
ダイエット成功率も低いという現象が起きやすくなる.
だから納期の期限を設ける。
この日までに絶対にやり遂げるという
締め切り期限を設定します。
3)以前と同じ結果になるとは限らない
過去にうまくいかなかった、
思い通りの結果にならなかったことが
自信を低下させ、
眼前の意思決定の大きな妨げに
なることは多々あることです。
例え過去にうまくいかなかったとしても
今回についても、必ずしも再び同じように
うまくいかないはずだとは、言い切れないし、
それは誰にも分りません。
うまくいく、いかないという結果は、
頭、思考の中だけで考えて分かるものではなく、
行動することではじめて結果が分かることだから。
その過去はあくまで過去であり、
そこから学び、教訓として次へ活かして
前へ進むこと。
得られた教訓に光を当てること。
・事実に基づいたものなのか?合理的な証拠はあるのか?
・それが正しいとなぜ言い切れるのか?本当に正しいのか?
一枚の紙の真ん中に線を引きます。
一方では、否定的な考えの裏付けとなる
すべての証拠を、もう一方では、それが
起こらないということについての証拠を書き留めます。
議論の両側にある証拠を見ると、
合理的な状況を把握する脳と、
否定的に考えて感情的に
なっているものとの間にスペースができる。
そして
・起こりうる最悪の状況とは何か?を考える。
・物事をどのように見ると、より良い結果が得られるか?
・この考えは他にどのように解釈できるか?他の違った解釈はできないのか?
・否定的なことは、未来永劫続くことなのか?一時的なことではないのか?
4)ロールモデルならどうするかをイメージする
あなたには憧れている人、メンター、偉人、
ロールモデルとなる人はいますか?
その人なら今の状況をどのように考えるか、
その人ならどう言うか、どう判断し、
どう行動するか。
自分の尊敬する人の思考回路を
想像でもいいので、強くイメージする。
幾多の試練、プレッシャーと闘い、
大きな決断を乗り越えてきた人達。
きっとヒントはあるはず。
自分には無理だよではなく、
それを眼前の疲労している決断と向き合う為の、
最初の1歩の燃料にする。
5)小さな決断はスムーズに
決断をする為に時間を確保することは
とても大切なことです。
でもそれによってすごく迷い、
時間がどんどん過ぎて決断できなかったり、
どんどん先送りしてしまって悩んでいるなら、
小さな決断は衝動性に従い、
”早く決断をする”ということを訓練をすることで
大きな決断をする際に役立ちます。
考えすぎる人にとって、最初のうちは
怖いかもしれませんが、
小さな、取るに足らない些細なことの
意思決定、決断です。
例えうまくいかなかったとしても、
かすり傷程度の冒険なので
大きなリスクはありません。
素早い決断による結果も含めて楽しむこと。
・夕食をどこで食べるか
・仕事に行くまでの道のり
・特定のルートを選ばずに気の向くまま散歩
・どの本を買おうか、どの動画を見ようかで
迷うのではなく数秒以内に衝動で選ぶ
6)自己との一致
その決断はそもそも誰の、何のためなのか。
なぜそれを自分がやるのか。
元々の自分の理念、求めている結果、
目指している姿、なぜそれを決断しなきゃいけないのか、
そもそもそれを決断する理由を再確認することを
癖づける。
その動機、理想像、目指す方向が
明確であればあるほど、
決断時はそれらが羅針盤、コンパス、
北極星となってくれるから。
いかがでしたか?
意思決定の遅れ、先送り、分析麻痺は
誰にでも起こることですよね。
少し参考になれば幸いです。
おあとがよろしいようで。
今日はここまで。
おしまい。