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2023/10/23 14:00



人は誰しも完璧ではありません。

失敗や間違いは付き物です。

生きている以上、当たり前ですよね。

もちろん、なるべくなら

何事も転ばずにうまく物事を
進めていきたいものなのですが

そうは簡単に問屋は卸してくれません。

なんならうまくいかないことの方が
多いのではと言っても過言ではありません。

とは言え、思い通りにいかないことが
多発したり、続いてしまった時、

「おや?私、何かがおかしいぞ?」
「一体、私どうしちゃったんだろう・・・」
「私、どこかに異常や問題があるのかも・・・」

そう、このように
”自分に何か問題があるのかも”と

自分の能力や存在を疑問視したり、
心配してしまったり、
自分自身へ不安を募らせて
しまうことがあります。

もちろん人間なので、
うまくいかないことが連続して続くと
心身に応えます。

なので、そのように時折
感じてしまうのも無理はないこと。

あくまで人生という長いスパンで考えたら
そのように感じてしまうのは一時的であり
短期的です。

ですが、その不安がいつしか慢性化してしまい、
例えそれが実際にはまったく普通の行動をしていても
自分を責めてしまっていたり、
自分は十分ではないという感情が
長期に続いてしまったり、

また、何かの行動をしはじめる時に
(例えそれが小さく、簡単で、些細なタスクでも)
そのような考えが常につきまとって
完了するのに多大な労力を感じたり

”私は一体どうしたんだろう?”という不安に襲われ
自問を繰り返し、頭から離れられなくなり、

そのような状態に圧倒され、
慢性化してしまっている状態なら

それは少し立ち止まったほうがいいのかも。

「自分はいったいどうしたんだろうか」
「自分は何かがおかしい」
「自分は何が悪いのだろうか」

いつもこのような自問を慢性的に繰り返してしまう原因は
様々あるとして、よく見受けられるものとしては

・ストレス

自分が抱えることのできるキャパを
大きく超えてしまう。心身の疲労が爆発し、
処理しきれずにパニック状態になる。
目まい、動悸、息切れ、不安感の増大など
体調不良が如実に表面化し、何かがおかしいと感じはじめる。

・孤独

孤独感はうつや不安感の増大の危険因子になると
されています。

家庭内でのいざこざ、職場、友人などの
人間関係。孤独を感じる時、自分は何が
悪いのだろうかと感じてしまう。

・挫折

何をやっても上手くいかない時、
人生が思い通りに進んでいないと感じる時、
そしてそれをなんとかしようと、もがいた策すらも
不発に終わる時、努力ではどうにもならない時、
自分に何か問題があると感じることがある。

・自己肯定感の低下

過去の失敗、間違い、幼少期の両親との関係性や環境など
なんらかの過去の経験で大きく自信を失った。
その心の傷が未だに癒えきっていない状態。

自分の能力を低く見積もったり、
自分を信じる能力が著しく低下し
自己肯定感が低下している状態。
自分は何かがおかしいと感じてしまう。

どうせ自分なんてと自分がどの能力においても
相応しくないと感じるようにもなる。


・心身の病気

うつ、パニック、不安障害など
精神的なバランスが乱れてしまっている状態、
もしくは身体的な病気を患っている可能性。


自分は何かがおかしい、
一体どうしたんだろうかと思ってしまうこと。

人生で進歩がないと感じたり、
いつも気分が落ち込んだりする。

そのように感じては自分にイライラしたり、
悲しくなってきたりする。

それ自体は普通であり、
悪いことではなく、

問題は、これらが慢性化し

常に自信が低下し、自己肯定感が低下してしまい、
はたまた無価値観や不安感に襲われたり

罪悪感や恥を強く感じるようになったり、

本来、自分の持っている力をうまく
発揮できなくなってしまったり、

再起して軌道に乗せる機会を
喪失してしまったり、

現在の状況をより悪化させてしまったり、
精神的健康のバランスが崩れてしまったりなど

これらのことのほうが
はるかに問題だったりする。


様々な理由により自分に何か
問題があるのではと不安やネガティブな思考に囚われる。

その感情に飲まれてしまう前に、
対処する方法として


■鎮静リストの作成

人は時々、一体自分はどうなってるの?
自分は何か問題があるんじゃないの?という考えが
突然生まれ、不安や否定的な感情を
引き起こすことがあります。

まずは何より、心を落ち着かせること。

そのためには何ができるのか。

予め落ち着くための鎮静リストを作っておく。

不安や自己不信に飲み込まれそうになった時に
それを見返し、リストに沿って粛々と
アクションを遂行する。

「 Aの気分になったら、 Bをする」という公式で
一貫性を持たせる。

・作業を一時停止させて目を閉じて呼吸を整える
・たくさん自然がある場所へ出かける
・好きなバラエティー、映画、動画、本を見る
・自分の気持ちを吐き出す日記を書く
・お気に入りの入浴剤でバスタブにつかる
・温泉、スパ、サウナ、マッサージ
・心を落ち着かせる音楽を聴く
・軽く運動をする
・友人へ打ち明ける


■自分を許す

人は誰しも間違いを起こしてしまう。
完璧主義や自分の基準値を遥かに高く設定してしまうと

例え9割うまくいっても残りの1割へ
過剰にフォーカスしてしまい
自分は一体どこが悪いのだろうかと自問を
引き起こす。

完璧な人はいないということを思い出す。
不完全な自分を批判せず、受け入れ、承認する。

練りに練った戦略家や優秀な人でさえも
失敗に終わることがある。

過ち、間違いは誰にでも起こること。
私たちには常に改善の余地があるということ。


■アクションプランを作成する

自分って何か問題があるんだろうかと不安に思った時の為に
予めアクションプランを作成しておく。

「次にとるべきアクションは?」と自問し
次の行動を計画する。


・現在の自分の状態はどうか
・潜在的な問題やリスクはどうか
・現時点での自分のニーズはなんですか?
動機はなんですか?なぜそれをするのか行動の動機をはっきりさせる。
・問題に取り組むための具体的な行動計画と目標を立てる
・小さく要素分解し、実行可能なステップに分割する
・計画を最後までやり遂げる


・自身と向き合って心身を観察する

自分と向き合う時間を設ける。
心身の感覚、感情へ意識を向ける。
自分と対話する。痛み、辛さ、疲労感など
自分の心身に発せられているシグナルを観察し
問題を特定する。

ブレインフォグ(頭の霧):むしゃくしゃしていること、
否定的な感情、To Do リスト、行動計画を作成して、
すべてのことを頭から紙に書き出します。

疲労感:十分な睡眠を心掛ける。寝る前スマホはやめる。
依存性のあることを避ける。軽めの運動をする。

痛み:腰痛、肩こり、歯、頭痛、めまい、食欲不振
内臓の違和感、持病の悪化など
どこが痛いかを向き合ってチェックする。

不安:深呼吸、瞑想、または段階的な筋肉の弛緩を練習する


・セルフケア

しっかりと自分自身を労ってあげ、
心身の回復に努めること。体があっての今です。
ここをいいかげんにすると、未来にそのツケが
まわってきます。

・瞑想、呼吸法
・ヨガ
・十分な睡眠
・健康的な食事
・軽めの運動を定期的に
・孤立感の防止に友人との会話や
コミュニティーへの所属
・当たり前に感謝し祈る
・善行




完璧な人間など存在しません。
上手くいかない時は誰にでもあります。
あまりにもそういうことが続いてしまうと

そりゃ誰にだって
自分は何かがおかしいと感じたり、
自分は何が間違っているんだろう、
一体どうしたんだろうかと思ってしまうのも
無理はないです。

それはあなただけではないということ。

自分の不完全さ、不可抗力なイベントをその都度、
受け入れて、自らと対話し、少しでも
「次はどうする?」と改善に努めていく。
そしてモチベーションを保つ工夫、
環境を勉強し、整えていく。

それは成長していくための大事なシグナルであり、
自分を見直すための良い機会になるのではってことで。


おあとがよろしいようで。
今日はここまで。
おしまい。

Good virtues グッドバーチューズ