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2022/08/19 14:00
この時期、気になるカビ。
夏のジメジメした暑さ、湿気の多さは
カビが最も好んで繁殖しやすい時期ですよね。
カビは、マイコトキシンとして知られる毒素を
空気中に放出します。
それらが空気中を浮遊し、漂うから
部屋のあちこちで繁殖します。
特に、バスルーム、キッチン、
洗面台、エアコン周り、
窓周りなどに蓄積しやすいですよね。
カビが繁殖した不衛生な場所での生活は、
カビが体内に入りこみ、
様々なトラブルを引き起こす原因となることが
分かっています。
例え自宅を清潔にしても、学校、職場内、
公共施設等で発生し、そのまま長年、
放置されている場合も。
それが衣類、靴などに付着して自宅に
持ち帰ってしまうっていうパターンも
例外ではありません。
そして、少しでも湿った場所があれば、
成長し、繁殖します。
いつの間にか、気付かないうちに、
吸い込んでいる可能性は捨てきれません。
これらが体内で徐々に蓄積していくことで、
体内で炎症やトラブルの原因となることが
分かっています。
だからといって、カビや菌を
ゼロにすることは実質不可能です。
私達にできることは、
部屋内をカビの繁殖を防ぐために清潔にすることと、
体内に蓄積したカビを解毒する
カビデトックスが行うこと、
というのが重要になってきます。
カビによって、
下記のような症状が引き起こされる可能性があります。
一見、カビとは無関係な症状も
実は根本原因がカビだったってことがあります。
・目のかゆみ
・くしゃみ、鼻水、鼻づまり
・喉の痛み、喉の奥の痒み
・倦怠感
・咳、喘息
・熱
・頭痛
・関節痛
・めまい
・副鼻腔感染症
・喘鳴
・集中できない
・光に対する感度
・皮膚発疹
・消化器系の問題
これら症状は、カビが問題であることを
認識しないでいると、回復が遅れ、
症状に罹っている期間が長引き、
悪化さえしてしまう可能性があります。
前述したように、
カビは、マイコトキシンとして知られる毒素を
空気中に放出します。
このマイコトキシンは体内に入ると
免疫系を抑制する化学物質を生成し、
私達の身体の免疫力の低下の一因となり、
よりウィルスや感染症を引き起こし
やすくなります。
既に免疫力が低下している人や
元々、アレルギー、化学物質に
過敏に反応が出てしまう人、
カビによって、より過敏に炎症反応が出てしまい
過敏ではない人よりも、
症状は急速に悪化してしまいます。
また他にもマイコトキシンは
・善玉菌を減らし、病原菌を増やすことで腸の活動を悪化させる
腸の悪化により、脳、皮膚、メンタルなどにも悪影響を与える
・脳に侵入することが分かっており、
中枢神経、認知機能にも悪影響を与える。
・鬱、不安、慢性疲労の一因になる
これらのことから、肺、呼吸器をはじめ
免疫機能の低下、認知機能の低下にまで
広範囲に及びます。
咳や鼻水などの諸症状の問題から、
いつの間にか、「謎の」健康状態となり、
慢性的な疾患や、慢性的な疲労、
延々と続く心身の不調へと
発展してしまう可能性があります。
そこで、
1)発生場所を突き止める
死んだカビを放置していると、
呼吸によって鼻孔や肺など体内に取り込まれ、
身体中のあちこちので炎症反応を引き起こします。
いったいどこからカビが発生しているのか。
その発生源を突き止め、除去することが
まず何よりも先決。
バス、キッチン、窓周り、カーペットの裏面など
空気の通りが悪い場所、水はけの悪い場所、
湿った場所など。
建物や壁、天井などが古くて、カビの除去が
自力では困難な場合は業者に任せたり、
最悪、引っ越しを検討しても。
カビを取り除き、空気をクリーンにするよう
空気清浄機も備えれば言うことなし。
2)体内のカビを排除する栄養素
清潔な生活環境を整えるのと並行して
体内のカビや毒素の危険から守る栄養素も取り入れていく。
食べるものがあなたを形づくります。
健康的な食事というのは、免疫システムや
解毒システムを強化でき、
腸の活動、炎症システム、
ミトコンドリアなどを無理なく健康的に強化でき
カビの脅威から保護できるもっとも簡単で
且つ効率的な方法です。
そこで、加工肉、グルテン、白い物(麺、パスタ、パンなど)、
ジャンクフード、加工食品、精製糖など
いわゆる炎症性食品をなるべく排除することが
重要になってきます。
.そして体内のカビが引きこす危険から
守るため積極的に取り入れたほうがいいものとして
・にんにく
非常に強い抗真菌能力があり、あらゆる種類の真菌、
カビ、酵母を撃退する作用を持っています。
・アボガド
アボカドはオメガ3脂肪酸とビタミンA、E、D、
βカロチン、レシチン、リノール酸、カリウムなど抗酸化物質の宝庫。
アボカドに含まれるビタミンEは
免疫システム、細胞機能、皮膚の健康をサポートします。
また抗炎症特性と抗菌特性が豊富なラウリン酸も豊富。
・クロロフィル
有毒なカビによる損傷から DNA を保護してくれるクロロフィル。
葉緑素で呼ばれる色素で植物の光合成に必要なもの。
クロロフィルは緑の野菜(ほうれん草、小松菜、
ブロッコリー、チンゲンサイなどの緑色野菜や
ワカメ、焼き海苔などの海藻類、
クロレラ、スピルリナなどの植物プランクトンに
含まれています。
・グルタチオン
「世界で最も重要な抗酸化物質」と呼ばれるほどの
栄養素、グルタチオン。
the king of antioxidants:”抗酸化物質の王様”という呼称があるほど。
人間にはミトコンドリアと言われる電源装置、
モーターのような動力源がある。
これが動かないと人の体は動かない。
脳と心臓には多数のミトコンドリアが含まれています。
このミトコンドリアを標的にして、
危害を加えてくるのがカビです。
だから脳や心臓はカビに狙われるリスクが高い。
このグルタチオンによる強力な抗酸化作用は、
マイコトキシンによってミトコンドリアが炎症や
損傷を受けてしまうことから、
保護してくれるのに大きく貢献してくれます。
■お肌にも心身にも大切なグルタチオンは不足していませんか?
・コリン
レシチンはフォスファチジルコリンとも呼ばれ、
細胞膜の主成分であり、脳神経や神経組織を構成します。
コリンを補給することで、ミトコンドリアの外膜を強化、
カビからの防御力を高めるのに役立つされています。
牛レバー、鶏レバー、卵、大豆、タラ、サーモン
キノコ全般(特にシイタケ)、カリフラワー、ブロッコリー
・生姜
アダプトゲンに分類されている。
ショウガにはジンゲロールという強い殺菌力があり、
また血管を拡張させてくれ血流促進し深部を解熱し、
強い熱をとりさり、身体を保温させて
免疫力向上効果、抗炎症作用があります。
・ターメリック(ウコン)
アダプトゲンに分類されている。
インドでは「聖なる粉」「生命の香辛料」として
知られているこの健康増進の根は、
主成分であるクルクミン(ポリフェノール)が、
抗酸化作用や抗炎症作用、肝臓を保護する作用、
炎症を低下させるのに役立つ。
ブラックシードオイルに含まれる
結晶性ニゲロンやチモキノンという成分。
これらの成分は、強力は抗菌・抗炎症の成分。
またIL-6やその他の炎症性サイトカインを
減少させる能力があると報告されている。
2018年「チモキノンの免疫調節および抗炎症作用」
・ひまわりの種
ひまわりの種にはマグネシウム、
ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB6、
たんぱく質、カルシウム、カリウム、鉄分、
リノール酸、亜鉛など栄養の宝庫。
身体の炎症を抑え、生活習慣病の予防、
高血圧、動脈硬化の予防にいい。
ヒマワリの種を週に5回以上摂取すると、
炎症に関与する主要な化学物質であるC反応性
タンパク質(CRP)のレベルが低下するという研究もある。
・緑茶
ポリフェノールの主要成分であるEGCG(エピガロカテキンガレート)と
ECG(エピガロカテキン)というカテキンが含まれていて
体内のフリーラジカルと戦う能力を持つ分子で
強力な抗酸化物質です。ビタミンCの約90倍、
ビタミンEの約23倍あり、抗炎症や抗菌作用、
体の免疫機能を活性化してくれる。
いかがでしたか?
いたるところに存在し、繁殖能力が高く、
見落としやすいカビ。
モチベの沸かない倦怠感。原因不明の無気力感。
根本的な問題は、部屋の「カビ」が原因だった。
なんてことも十分にありえます。
これを機に、お掃除をして清潔に、心身共に健康に。
おあとがよろしいようで。
今日はここまで。
おしまい。