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2023/04/14 14:04



「なんか最近やる気が出なくて・・・」
「ちょっと鬱っぽい・・・」

どうもエンジンのかかりが悪い時って
そりゃ人間、誰でもありますよね。

でも、この症状の大本、根源は、
意外にも“ある箇所”が悪化している時に出る
サインってことがあります。

そのある個所とは、肝臓です。

え?肝臓が?って思うかもしれません。

肝臓の機能と聞くと、まず最初に
思い浮かぶのはアルコール。

そう、肝臓の機能として一番知られている機能が
このアルコールを分解してくれるって機能ですよね。

でも肝臓はこれだけの機能ではなく、
他にも、様々な機能があり、
なんと人体に影響を与える500以上の重要な
機能が確認されています。

その中でも“脳”へ影響、関連することが
多いことでも知られています。

・肝臓は薬物、アルコール、化学物質、
毒素の代謝に不可欠であり、身体や脳から有毒物質をろ過します。

・肝臓はエネルギーのためにグルコース(糖)に
分解されるグリコーゲンの形でエネルギーを蓄えます。
脳が健康に機能するには、体のグルコース供給の20% が必要です。

・肝臓は、脳と神経系が健康的に正しく機能する為に
不可欠な多くの必須ビタミン、ミネラルを生成、貯蔵、調整します。


肝機能の力が低下してしまうと、
解毒やろ過機能が低下し、毒素が血液中に
蓄積してしまいます。

そしてそれが脳へまで移動してしまい、
血液中の毒素が脳に到達するのを防ぐことができずに、

脳機能に影響を与えてしまうリスクが
高まってしまいます。

脳と心:メンタルは繋がっています。

毒素が脳へ侵入したことで脳は混乱を引き起こし、
集中力や記憶力の低下、感情の乱高下、
ストレス耐性が低下します。

また肝機能の低下により、脳やメンタルの安定に
効果的な栄養素も不足し、認知機能の低下、
メンタルバランスも不安定になります。


【肝臓の健康】と【メンタルバランスの安定】は、
とても重要な役割があり、密接に関係しているって
認識している人は、それほど多くありません。

だからメンタルバランスが不調な時、
単に精神的な問題だろうと判断してしまうと、
肝臓の弱体化のサインを見逃しまうことになります。


下記は肝臓機能の低下と関連する可能性も。

・うつ状態、うつ



肝疾患のある人は、ない人と比べて、
少なくとも3倍はうつ病にかかっていることも
知られています。

肝臓機能の低下は、倦怠感、うつ状態、
うつ、不安神経症、毎日がつまらない、
やる気の低下、モチベの低下、無気力、
不安感、絶望感の増大に繋がる
リスクが高まります。

また肝臓機能の低下により、
感情の起伏が激しくなり、
些細な事で激怒したり、焦り、
意味なく突然悲しくなったり、
過敏性、抑うつなどにも繋がるリスクが
高まります。


・認知機能の低下



毒素の蓄積により、物忘れ、イライラ、
注意力散漫、集中力の低下、計画性のなさなど、
行動障害につながる脳内の化学的障害に
関連するリスクも高まります。


・アルコール





慢性的なアルコールの使用は、肝臓だけではなく、
脳やメンタルバランスに影響を与え、
それらは依存症、不眠症、不安、うつ病、認知症などに
繋がるリスクが高まります。


・睡眠不足



肝機能の低下、肝疾患は睡眠の中断など
睡眠サイクルが妨げられます。

不眠は脳やメンタルに強く影響を及ぼし、
それが集中力の低下、やる気の低下、
不安感の増大にも繋がってしまいます。


このように、肝臓はアルコールの分解だけではなく、
脳やメンタルに強く影響を与えてしまいます。

そこで肝臓を健康に保つための方法として

一番重要になってくるのは、
月並みで、耳タコかと思うのですが
健康的なライフスタイルへの変更です。


◆当たり前ですが飲むアルコールの量を制限する

◆バランスの取れた食事を毎日食べる

◆砂糖の摂取は極力控え、野菜、ナッツ、種子、全粒穀物、
果物と野菜を多めの食事など、バランスのとれた食事にする

肝臓の良いとされている食事として

・アブラナ科
ブロッコリー、カリフラワー、芽キャベツ、キャベツ、
ケールなどの野菜にはグルタチオンが含まれています。
この成分は肝臓の毒素を浄化する酵素を活性化させてくれる。

100種以上のエイジング成分が含有され、
豊富なビタミン、ミネラル、必須脂肪酸、
激レア成分であるチモキノンも大量に含まれており
肝臓の脂肪レベルを低下させ、また肝臓の過労働に癒しを
与えて健康的に整えます。

・緑茶
緑茶にはたくさんの抗酸化物質が含まれており
特に有名なカテキン界のスーパースター、
エピガロカテキンガレート(EGCG)が含有されていて、

この強力な抗酸化作用は、炎症を沈め
肝臓を保護し、浄化機能を向上させる。

・柑橘類
柑橘類は肝臓を刺激し、有毒物質を、
水に吸収しやすい物質に変える手助けをしてくれる。

中でもグレープフルーツには、ナリンギンと
ナリンゲニンという抗酸化物質が炎症を抑えて、
肝臓を保護してくれる。


◆健康的な体重を維持します 。
 



これらを意識したライフスタイルに変更していきます。

簡単に、“ライフスタイルの変更”と書いてますが

中々できないんですよね。
当たり前のことほど、難しい。

それは継続するための習慣力という筋肉が
まだ備わっていないから。
習慣筋を付けていくには訓練が必要になってくる。

それを付けるための具体的な方法として
下記の過去記事にまとめています。

小さな報酬で習慣化させる方法



おあとがよろしいようで。
今日はここまで。
おしまい。


Good virtues グッドバーチューズ