Blog

2022/12/01 14:00



1年の疲労が噴出しやすいこの時期。

いつもブログは金曜日の午前中にガーっと集中して
書いてアップしているのですが、
先々週はそれができない状態でした。

毎朝日課のランニング中、
突如ぎっくり背中(ぎっくり腰の背中版)になっちゃいまして・・・・

疲労の蓄積&整体師さんからは
骨盤の歪みや姿勢も指摘されました。

デスクに座ることができないどころか
日常生活もままならない状態。

動かせないストレス、倦怠感、
寝返りの度に激痛で不眠、不眠からの頭痛、
筋肉の固まりと炎症・・・

溜まるタスク、心配、不安。

だんだんとメンタルも不安定に。
肌もくすみ、覇気がなく、大きなニキビができ、
口内炎も、体も蕁麻疹が出てきました。

たった約1週間の激痛期間でしたが
一気に噴き出てしまい、
それはそれは”自分メンテ”の重要さにハッと
気付かされた期間でした。

心と体は繋がっている。

そして肌とメンタルは繋がっているってのを
つくづく実感します。

このブログの読者さんなら
ご存じかと思うけど、

このブログは肌のエイジングケアに
ついてだけにとどまらず、

海外の最新の予防医学、栄養学、メンタルヘルス、
心理学などを、海外の論文や事例を
織り交ぜつつ発信していて、

体の内側&メンタルを充実させ、
健康的なライフスタイルで内面が満たされた生活を
送りつつ、

外側は、負担の少ない、
豊富な栄養のあるコスメを使って
優しくケアをしていくことが大事ってことを伝えてます。


今日は激痛期間に痛感したので
改めて、内面と外面、肌とメンタルについて
書いていこうと思う。


ストレス、緊張、不安、うつ、悲しみの増大、
パニック発作、トラウマ症状、自尊心の低下など
メンタルヘルスの低下によって、

お肌に悪影響を及ぼし、乾癬、湿疹、にきび、
脱毛などの多くの皮膚トラブルのトリガーとなります。

お肌のトラブルの表層だけを見ると
すぐにコスメや薬を求めてドラッグストアへ
走り出したくなる気持ちはよく分かりますが、

根本の原因は、
内的要因、心理的要因が
トリガーとなっていることが多いってこと。

近年、アメリカを中心に、コロナによって
メンタルヘルス、マインドフルネスの
ニーズの高まりも後押しして、

”精神皮膚科”というカテゴリーが
今まで以上に注目を浴び、重要視するように
なってきている。

精神皮膚科とは、
メンタルヘルスの低下と皮膚の関連性、
心と皮膚を一緒に考える皮膚科医のこと。

心理学と医学の両方の有資格者による診察。
両方の資格を持っているドクターもいれば、
皮膚科医と心理学資格者が互いに連携するって場合もある。

心理的健康が肌に与える影響を考え、
不安、トラウマ、ストレスと肌の関係を考察し、
肌と心理的要因の両方に対処しつつ
肌の悩みを改善していく。

単にステロイドやビタミン剤を渡して
「これでしばらく様子見てください」ってだけではないってこと。


■なぜストレスによって肌は影響を与えられるのか

脳と肌は相互に通信しています。

不安、プレッシャー、ストレス、
自尊心の低下、精神的苦痛を感じると、
そのシグナルは脳視床下部→脳下垂体に送られ→副腎に伝わり
副腎からはストレスホルモン (コルチゾール) が分泌される。


この視床下部→下垂体→副腎の軸を
HPA軸と言います。

この軸を通じて、
最終的に皮膚が標的とされます。
つまり、脳→皮膚です。

過剰なストレスホルモンがこの軸を経由し
免疫系に影響を与え、炎症反応を誘発し、

にきび、アレルギー、湿疹などの皮膚刺激を引き起こしたり、
治癒を遅らせ、肌のバリア機能を破壊、
破壊による乾燥肌、シワ、くすみ、肌荒れ、過敏性
などで知られています。

また脳→皮膚において、もうひとつ重要なことが
普段は免疫反応や、免疫調節細胞として機能している
”肥満細胞:マスト細胞”という細胞がいるのですが、

これが多くの細胞や組織と通信しているのですが、
ストレスやら不安を過剰に感じると
炎症を引き起こす要因になってしまうことも
分かっています。

マスト細胞は、炎症のリーダー細胞として
皮膚ストレス応答の中心的な
プレーヤーとも言われています。


逆に、皮膚→脳へもシグナルが送られる。
外界と体の境界線である皮膚は
常に外部環境の最前線にいて、晒されています。

紫外線、温度、毒素、汚染など
外的刺激に晒されると、シグナルが脳へ送られ、
ストレスホルモンを生成され、
それがストレスの要因にもなるってこと。

腸ー脳ー肌の関係も有名ですが
HPA軸と皮膚の経路も
相互通信されています。

全てのストレスがイコール悪ということでは
ありませんが、それでも過度なストレス、
メンタルヘルスの悪化は、

免疫システムやホルモンのトラブルが起り、
それがお肌のトラブルに影響を及ぼします。

メンタルの健康状態が、
皮膚の問題に直結しているということ。

そこで重要になってくるのは、
薬やコスメに100%依存ではなくて、

自分に合ったストレス管理戦略を
早々に見つけて、
それを習慣化し、定期的に実践するってのが
なによりも大事になってきます。


・瞑想
・深呼吸/呼吸法
・運動
・ヨガ
・ジャーナリング
・十分な睡眠&良質な睡眠

■無用なストレスを溜めないようにする8つのリスト


また不安感の増大や鬱病などの要因として、
そもそも「必要な栄養素が足りていない」ということが
多々あります。

え?この飽食なご時世に栄養失調?
と思われるかもしれませんが

西洋化した高脂肪高カロリー食、ファストフード、
加工食品、総菜、レトルト、過剰砂糖、過剰塩分、
過剰アルコール、味の濃い外食、膨大な炭水化物など、

これらが簡単に、手軽に、いつでも
入手できるという恵まれた環境に私達はいます。

しかし反面、それによってある特定の、
本当に必要な栄養素の摂取を怠り、
不足してしまうというリスクも多くあります。


不安感が増大し、うつ病の原因となっている
不足している栄養とは、


1)ビタミンD

ビタミンDはセロトニンの調整や
神経や脳が正常に機能するのにも
必要になってくる栄養素なのですが、

2013年の 31,424 人の参加者によるメタ分析研究では、
うつ病の参加者はビタミンDレベルが
低いことが研究で分かりました。

またDの不足は、うつ病に疾患する
リスクが高くなることも分かりました。

ビタミンDは日光に浴びれば
体内で自然に合成されるので
これが一番手っとり早いのですが、

紫外線、しみ、そばかすが怖いって人のために
下記、過去記事で手軽に
摂取できるものを記載しています。
良かったら参考にしてみてください。
きっと理解が早まります。

■紫外線を防御するビタミンDを豊富に含むリスト


2)ビタミンB群

脳、神経、心理状態、
不安な症状の改善に最も重要なビタミンB群。

ビタミンB3:神経系の活動の調節に関与する

ビタミンB6:ドーパミン、セロトニン、ノルエピネフリンなどの神経伝達物質の産生に関与する

ビタミンB9:健康な脳機能の維持に深く関与(ホモシステインサイクル)

ビタミンB12:血液細胞の生産と健康な脳機能の維持に関与


ちなみに2008年の研究では、
ビタミン B6欠乏症と抑うつ症状との間に
直接的な関係があることが示されています。

2020年からの研究では、
食事から十分なビタミンB12、葉酸が
摂取できておらず、血中濃度のB12レベルが低い人は、
摂取できていて、血中濃度のB12レベルが
高い人と比べて、うつ病になるリスクが
高いことが分かりました。


3)マグネシウム不足

1にも、2にも大事なミネラルであるマグネシウム。
人体で最も重要なミネラルの 1 つ。
体全体で600以上の細胞反応でマグネシウムは使用されています。

また神経やメンタルバランスに
非常に影響があり、不安を大幅に解消する
天然の抗不安薬と言われています。

2013 年の研究では、マグネシウムが不足していると、
多くの精神症状 (うつ病を含む) が観察されることが示されています。

マグネシウムは主に

・全粒小麦(オーツ麦、玄米、ライ麦、オートミールなど)、
・ナッツ類(アーモンド、カシューナッツ、クルミなど)
・ほうれん草
・キノア


4)鉄不足

脳や腸がドーパミンを生成するには
鉄が必要です。鉄はミネラルです。

鉄分が不足すると脳と体への酸素供給がうまくいかずに、
エネルギー不足、疲れやすくなる、
回復速度が異常に遅いなど、抵抗力が
一気に弱体化してしまい、
倦怠感、睡眠障害、不安感の増大、
うつにつながるとされています。

イライラ劇的改善。鉄不足を補う7つのリスト


5)亜鉛不足

神経、脳、メンタル維持に欠かせない
めちゃくちゃ大事なミネラルである亜鉛。

亜鉛を必要とする「酵素」は、
体内に300種類以上あり、
身体のあちこちで亜鉛を必要とするスイッチがあります。

日々細胞というのは死んで生まれてを
繰り返して再生し代謝していますが、
その代謝をしっかりと亜鉛によって行うことができ、
健康で、正常に細胞が働くようにしてくれます。

・生牡蠣、アサリ、ハマグリなどの貝類
・カニ、イワシ、サーモンなどの魚介類
・牛肉、豚肉、鶏肉
・レンズ豆、黒豆、ひよこ豆、インゲンなどの豆類
・カボチャの種、カシューナッツ、麻の種、タヒニなどのナッツや種子
・オート麦、キノア、玄米などの穀物類


また細胞間同士が連絡をとりあう
シグナルの送受信が正常に行えるようにしてくれ
情報伝達も効率あげてくれる。

集中力や記憶力向上、脳がクリアで、
判断力も研ぎ澄まされ、ストレスのない、
新しいことに挑戦する勇気やモチベなども沸いてきます。

代謝が滞るというのは、あらゆる生命機能が弱くなり、
免疫や抵抗力も下がり、弱体化、メンタルも不安定で、
神経機能障害、耳鳴り、不安感増大、うつなど
ストレス反応が増加する。


6)アミノ酸不足

アミノ酸は、筋肉と骨の強度をサポートしてくれ、
代謝機能を正常に保ち、健康な骨、
脳や神経へとサポートをし、
良質な睡眠を促進してくれます。

爆睡して目覚め最高!グリシンの6リスト



7)オメガ3不足

オメガ3は、幸福感を高め、
うつ病の症状を軽減する脳内化学物質のドーパミンと
セロトニン(心地よい神経伝達物質)の
健康レベルを維持するのに役立ちます。

オメガ3は亜麻仁、麻、チアシード、クルミ、
鮭、サバ、サーモンなど。



また上記以外にも、

腸内環境の悪化はメンタルヘルスの悪化、
肌の悪化、体内の炎症の発生に
深く関与しているとされています。


ここまでを参考に、必要な栄養を摂取し、
ストレス管理を行いながら
内面のケアにはげみつつも、
外側のケアについてもしっかりとケアをする。

メンタルが弱っていると
お肌のバリア機能、免疫力のレベルも低下し、
お肌の常駐菌のバランスも乱れます。

不足している肌のビタミン、ミネラル、アミノ酸を補い、
コラーゲンやエラスチンを回復させて、
お肌の常駐菌のバランスをとってくれる
これら条件をクリアした栄養豊富なコスメを使用する。


そこでブラックシードオイルがおすすめ。



■9つの必須アミノ酸のうち、全て含有
(バリン、ロイシン、イソロイシン、メチオニン、
リジン、フェニルアラニン、トリプトファン、
スレオニン(トレオニン)、ヒスチジン)

更に(非必須アミノ酸:体内で 合成できるが、
様々な働きが あるため、摂取したいアミノ酸)として

グルタミン酸、アスパラギン酸、アルギニン、 
グリシン、プロリン、セリン、アラニン、
チロシン、システイン。


■ビタミンA、B1、B2、B3(ナイアシン)、
B5(パントテン酸)、B6、B7(ビオチン)、
B9(葉酸)、B12、C、D、E、K


■ミネラル主要7元素を含有
(セレン、カリウム、リン、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム)

更にミネラル 微量 9 元素の うち7つを含有
(鉄、亜鉛、銅、クロム、マンガン、ニッケル、セレニウム)


つまり、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、

これらを同時多発的に、
一気に摂取できる、


そこへ下記商品は、プラスαして
肌の常駐菌を整えてくれ、
美肌菌を住みやすい住環境に整えてくれる
マイクロバイオーム成分も加わっている。

弱ってしまっている肌細胞に
豊富な栄養を与えて

肌という畑の土壌をフカフカにしつつ

土壌内の菌のバランスを仲良く、とりまとめ
良い土壌環境に整えてくれる。



いかがでしたか?

心と体、メンタルと肌について。

自分を大切にする時間、
心を満たしてあげる時間は
スキンケアや薬と同じかそれ以上に大事であり
価値があること。

改めてこの繋がりを強く意識できた
激痛期間でした。


おあとがよろしいよう。
今日はここまで。
おしまい。




Good virtues グッドバーチューズ